「時をこえ」られるか
沖縄について、1つの結果が出た。
「沖縄」は、ブログ歴が6年3ヶ月近い私にとって、当初から書き続けている大きなテーマのひとつ。
感想はいずれ書くことにする。
やがてくる未来のために。
下記コラムを読んで、そして、少し前に知って聴いていたその歌を、あらためて聴いた。
何を大切にしていくか、流されてはいけないものがあるはず。
今年は、紅白歌合戦に惹(ひ)かれていく。
政治にふりまわされた私たち。もっとふりまわされている沖縄。
私たちは、「時をこえ」られるか。
***
【筆洗】(東京新聞2010/11/29)
大みそかの紅白歌合戦に初出場が決まったHYは、沖縄在住の男女五人のグループ。大手レコード会社とは無縁のインディーズながら、アルバムはヒットチャートの一位を何度も獲得、地道なライブ活動で全国的な人気がある▼メンバーが祖父母の戦争体験を聞いたのをきっかけに生まれたのが代表曲の「時をこえ」だ。雨のように火の粉が降る沖縄戦を生き抜き、次の世代につながれた命の尊さを<僕らが伝えなきゃ>と歌う▼命の大切さを伝えたいという思いが自然体に聞こえるのも、沖縄のバンドだからだろう。野外ライブで初めて演奏した時、頭上を米軍の戦闘機が爆音を立てて飛び去ったというエピソードも象徴的だ▼在日米軍基地が集中する沖縄の知事選は、現職の仲井真弘多知事が、伊波洋一・前宜野湾市長を破り、再選を果たした▼焦点の米軍普天間飛行場の移設は、両候補とも辺野古への可能性を否定したが、日米安保条約の見解は対照的だった。条約堅持を主張する仲井真氏に対し、伊波氏は条約の破棄を訴えていた。真の争点は安保だったのかもしれない▼北朝鮮の砲撃を受けて、米韓合同軍事演習が始まった。同じ民族が再び戦争で殺し合うのか。そんな緊迫感が県民の選択に与えた影響を想像してみる。時代を超えたHYのメッセージに耳を傾けながら、基地を押しつけてきた身勝手さを恥じた。
***
時をこえ HY 歌詞情報(goo)
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND88355/index.html
HYオフィシャルサイト【HY Mode】
http://www.hymode.net/index.html
以下、ぜひお聴きください。
YouTube 時をこえ(LIVE) / HY公式
http://www.youtube.com/watch?v=t5A0mkfBj_A&feature=fvw
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