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2010.12.30

年収200万未満の保育士が大空と大地を支えているという現実

「コンクリートから人へ」「チルドレンファースト」「国民の生活が第一」

などを掲げた政党が政権をとって、言葉のとおりに舵をきっただろうか。

せめて、そうしようと努力しただろうか。

保育・子育て分野の制度を根本から変えようと本格的に動き出した新政権。

実際の方向は言葉の逆とさえ言える。

どう変えるのかも大事だけれど、現状がどうなっているかの認識を大きく欠いていないか。

下記の報道が示す実態に、がく然とさせられた。

この現実をまず当事者がどう受け止めて、関係者に訴えていくか、

その正念場を来年迎えようとしている。

事態の改善を求めて、カメのような地道なやり方も大切にしつつ、ウサギのスタートダッシュと跳ねるような新しいスタイルも意識しないと。

***

◇道内の保育士 半数が非正規 年収200万円未満が大半
(2010/12/29北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/266463.html
 道内の認可保育園の保育士の半数が非正規雇用で、フルタイム勤務でも年収200万円未満が公立で7割を超え、私立でも6割に上ることが、北海学園大の川村雅則准教授(労働経済学)の調査で分かった。

 政府は保育への民間企業参入促進などを柱とした「子ども・子育て新システム」の法案を来年の通常国会に提出、2013年度導入を目指すが、川村准教授は「企業参入で人件費がさらに抑制され、保育労働者の窮状に拍車を掛ける」と警告している。

***

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コメント

凍えた両手に息を吹きかけて
シバレタ心を温めて~♪


果て~しぃない~

生活苦の中でもがく保育士ですねぇ・・・。

♪果て~しぃない~♪は、イヤですね~。
替え歌選手権、やりたいくらいです。
北海道の臨時の保育士の話も何人かから聞いたことがあって。実態がわかった以上、さあどうする!ほかの地域はどうだ?どうしてくれるんだ!と求めたいです。

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