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2010.12.15

「ありがとう」 ほっこりする話

師走も折り返し地点へ。

社会的に安らぐ場面にはなかなか出逢えないでいる。

それでも、目をどこに向けるかで、そんなほっこりする話と向き合えた。

***
だめな政治や、困った隣国をぼやくことが多いせいか、心がほっこりする話も読みたいというご意見をいただく。うなずくしかない。寒々しい世相ゆえ、湯たんぽみたいな話には書き手も救われる▼東京の声欄に「席とってくれた優しい少年」が載った。投稿者(30)は妊娠6カ月。いつものように混んだ通勤電車で立っていると、隣に立つ小学生がおなかを見つめている。大きな駅で大勢が降りた時、少年は空いた席に走り、ランドセルを置いて戻ってきたそうだ。「こちらに座って下さい」▼「エスコートされるままに乗客の間をすり抜け、空席に座りました。温かい気持ちで胸が詰まり、とっさに言えたのはありがとうの一言だけ」。気恥ずかしいのか、その子はすぐに離れたという▼声欄では先頃、「妊娠マーク」を振りかざすような女性に65歳の男性が苦言を寄せた。「善意を軽く見ないで」と。これには妊婦さんらが「温かく見守って」と異を唱えた。読めばどちらも納得できるが、車内の緊張やイライラは小さな気遣いで大団円にできると、少年の好意が教えている▼おなかの赤ちゃんにまず備わるのは聴覚だという。妊娠中期から母の声、次いで外の音が聞こえ始めるらしい。誕生前から、お母さんと一緒にたくさんの「ありがとう」を聞ける子は幸せだ▼おなかの大きい人を見かけることは少なくなった。日本の将来のためにも、妊婦には心安らぐ日々を、生まれくる命には健やかに育ちうる世の中を贈りたいものだ。それでまた、小欄は懲りずにぼやくことになる。
(2010/12/15朝日新聞「天声人語」)
***

日々の中で、「今日はラッキーだった」なんてことを聞かされることがある。

でも、そのうちのいくつかの出来事は、運がよかったのではなく、誰かのやさしさによって成り立っているもののはず。

それは、「ラッキー」な話ではなく、「やさしさと出逢えて感謝した、ありがとう」の話なんだよね。

何かが起きる、考える、そして言葉で伝え、その言葉で感じたことを、考え、そして伝え合う。

何かいいことが起こりそう。

運がない人にもね。

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