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2010.12.12

「物」になっていないか、「人」だから何ができるか、考えるきっかけになれば

自分は『物』になっていないか、『人』だから何ができるか、などを考えるきっかけになれば

という番組チーフプロデューサーの言葉に、なかなか返す言葉が想像できないでいる。

注目の番組にあたって、制作者の掘り下げたメッセージ。

知らないことを知ろうとして知ることの感覚と、歴史の傷跡、そして人としてできることをという想像力を心と頭に刻みたい。

***
戦友になった愛犬 NHK18日「さよなら、アルマ」
(東京新聞 2010年12月10日 朝刊)

 第2次大戦時、戦場に「軍犬」が送りこまれていた。警戒、伝令などの任務を背負った、もの言わぬ“兵士”たちは10万頭ともいわれ、地雷を踏んだり、狙撃手の標的となって、はかなく散っていったという。そんな犬の物語をドラマ化した「さよなら、アルマ」が、NHKで18日午後9時から放送される。戦後65年の年の瀬に、犬と人間の絆を描く。(山岸利行) 

 作家・水野宗徳さん(38)の同名小説が原作。水野さんが七年前、図書館で一枚の写真を発見。そこには、「祝出征アルマ号」と書かれた旗の前でりりしく座るシェパードの姿があった。この事実をもとに物語が紡ぎ出された。ドラマのストーリーは-。

 昭和十七年、犬好きの学生・太一(勝地涼)は「アルマ」というシェパードを預かる。飼い主の健太(加藤清史郎)と千津(松本春姫)、二人を引率する教師の史子(仲里依紗)らが見守る中、アルマの優れた運動能力にほれ込み、軍犬として育てる。やがて、軍から召集令状が届く。アルマとの別れに子供たちは涙を流して抵抗するが、アルマは満州へ。軍犬に育てたことを悔やむ太一は、軍犬の訓練士としてアルマのいる満州へ行く決意をする。戦地で太一はアルマと再会して…。

 アルマとのシーンが一番多かった勝地は、本番ぎりぎりまでアルマをあやしたりなだめたりしながらの撮影で「感情の切り替えが大変でした」と振り返った。雨の中のつらいシーンなのにアルマだけ楽しそうにはしゃいだりして、動物相手の苦労もあったというが、「現場全体がいい雰囲気でした」。

 アルマを戦争に行かせてしまったことを悔やむ太一だったが、アルマの一生はどうだったのか? 勝地は「幸せだったと思いたいです」と言い、「戦争のことを忘れている世代もありますが、このドラマから若い世代に何か伝わればいいと思う」。

 アルマと太一をじっと待つ役の仲は「ペットブームで物のように扱われる面もありますが、犬は心の支えになる、かけがけのない存在。犬との絆があるドラマです」

 内藤慎介チーフプロデューサーは「今、世の中が『物』化している中で、人間はどうなのか、と思う。戦時中は人間も『物』として扱われていた。ドラマではアルマと兵隊が同等の存在として絆を結び、『物』だった兵隊が『人』に戻っていく。ドラマを通して、自分は『物』になっていないか、『人』だから何ができるか、などを考えるきっかけになれば」という。

 藤井清美脚本、一木正恵演出。出演はほかに、玉山鉄二、小栗旬、小泉孝太郎、草笛光子ら。「さよなら、アルマ」の関連番組として、「アルマの伝説~君の知らない犬物語~」(13~16日午後6時55分、教育)が四夜連続で放送される。
***

NHKスペシャル ドラマ「さよなら、アルマ 赤紙をもらった犬」
http://www.nhk.or.jp/drama/alma/

総合 12月18日 21時~22時18分 全1回

子ども向け・教育テレビ版「アルマの伝説~君の知らない犬物語~」
http://www.nhk.or.jp/drama/alma/html_alma_etv.html
教育テレビ 2010年12月13日(月)~16日(木)18時55分~19時20分

<4夜連続>
13日(月)1時間目 戦争に行った犬の話
14日(火)2時間目 犬と人の絆の話
15日(水)3時間目 うばわれたペットの話
16日(木)4時間目 アルマが教えてくれたこと

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コメント

予告編をみただけで号泣してる私。
本編を見たらおそらく強烈な「ペットレス」状態になりそうです。


戦時中の動物の扱いは・・・ダメ・・もう涙が出てくる。
馬も犬も・・・帰ってこなかったんだよね。

何人死んだとか、犠牲を数であらわすことがありますが、実際に何が起きたのか、その人と周辺の人生・物語を私たちはもっと知らなければ、そこに寄り添えないと思います。

人だから何ができるか、みつめたいですね。

いやまったく・・10万頭からの「処理ペット」がいると言う現代。愛玩の影に失われる無辜の命。
金金金の世の中です・・。

無縁社会、高齢者、児童虐待など言われますが、縁をきられた動物たちも。。。矢がささった動物などだけ取り上げて騒ぐ風潮はウンザリです。たいせつにすべきは、すぐそこに、すぐそばにあるはず。

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