2月11日、NHKスペシャル無縁社会Ⅱ「働く世代の無縁化を防げ」
年始からの新聞の社をあげた特集記事。
朝日新聞は「弧族の国」(年末から)、毎日新聞は「ご縁ありまして。」「ニッポンの絆」、東京新聞(中日新聞)は「子ども貧国」。
つながりを絶たれやすく、孤立し、貧困化していくことへの警鐘が鳴らされた。
年末の紅白歌合戦のキーワードは「ありがとう」だった。
いきものがかりのその歌だけでなく、植村花菜の「トイレの神様」、クミコの「INORI」、西野カナの「Best Fiend」も、歌詞にある「ありがとう」。
欠けつつある感謝しあうことを求めた象徴ではなかったかと私はとらえている。
昨年12月に「新語・流行語大賞」のトップテンにも選ばれるなど、社会的な反響を呼んだ「無縁社会」。
そのキャンペーンをはったNHKが今年も無縁社会を取り上げる。
注目の番組だ。
この日、午後7時から日本テレビでは映画「沈まぬ太陽」が地上波初登場ともなる。
翌2月12日にはNHK「日本の、これから」で若者の無縁化について放送もされる。
気になる番組が続く。
***
2011年2月11日(金) 午後7時30分~8時43分
NHKスペシャル無縁社会Ⅱ
~“働く世代”の無縁化を防げ~(仮)
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110211.html
※再放送予定2011年2月12日(土) 午前10時05分~11時18分 NHK総合
‘社会に居場所がない’――‘無縁’となる人たちは高齢者だけでなく、すさまじい勢いで低年齢化し、日本列島に無縁社会が広がっている・・・。
「未婚で高齢の親と同居しています。私も無縁死するかもしれません」「介護で仕事をやめざるをえなくなりました。日々、自分は無縁だと感じます」。無縁社会の放送を見てNHKに寄せられた一万件を超える声。多くは20代から50代の働き盛りの世代からだ。未婚、離婚、失業、職場での人間関係の希薄化。若い世代を無縁社会に引きずり込むきっかけはあらゆるところに転がっている。この世代に広がる自殺や心中。無縁化した若者たちが社会での居場所も、自分の存在意義も見失い「無縁死せざるをえない、無縁死してもかまわない」と考えるようになっている深刻な現状が浮き彫りになる。
‘心の居場所’を作りたい――無縁化した人たちが再び、社会とつながるための様々な試みを通じて、無縁社会を乗り越えるための処方箋は何か、解決の道筋を模索していく。
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