規制仕分け、3月に保育所運営の株式会社の参入もか
いらない規制もあるだろう。
でも、しっかり規制しないと副作用が出るものもあるはず。
私は、やっぱり保育部門は非営利で、ビジネスにしてはいけないと考える。
そんななか、行政刷新会議が今春、桜の咲く前に公開の「仕分け」で保育所の株式会社の参入を判断するという。結論をその場で出す方式ではないというが、規制にかかわる対処方針に反映されるとも。
そもそも、「安易な規制緩和等によって質よりも量を追い求め、結果的に子どもに不利益を与えるようなことがあってはならない」(民主党 保育サービスについての考え方 2009/7/1)としていたのは、総選挙直前の民主党なのだが。
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◇行政刷新会議:「規制仕分け」実施へ 緩和方針、3月決定
(2011/1/18毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110118ddm005010149000c.html
政府の行政刷新会議(議長・菅直人首相)は3月上旬に、公開の場で議論する「事業仕分け」の手法を使って、国の規制や制度を見直す「規制仕分け」を実施する。規制緩和に関し、所管省庁が見直しに消極的なケースが多いため、「仕分け」の手法で、規制の必要性や説得力を問う構え。政府は3月末をめどに規制見直しに関する対処方針を閣議決定する方針で、仕分け結果も反映させる。【青木純】規制見直しを巡っては、刷新会議の規制・制度改革分科会が計約170項目の規制・制度見直し作業を進めている。1月中にまとめる報告書では、保育所の運営への株式会社参入や、医薬品のインターネット販売の拡大、自然エネルギーの利用促進--などが盛り込まれる見通しだ。
刷新会議側と所管省庁の政務三役は報告書をもとに、2月から3月にかけ見直しの可否や範囲を個別に交渉する。「規制仕分け」は個別交渉と同時並行で行い、農協からの金融・保険事業の分離など、所管省庁の反発が予想される項目が対象となりそうだ。農協は農業関連事業の赤字を金融・保険事業の利益で補う傾向があり、農水省は「分離は経営効率が低下し、農家の負担が増える」と反論している。
ただし、個々の規制には歴史的経緯もあり、事業仕分けのように、議論の後すぐに「廃止」などの結論を示す手法は取らない。蓮舫行政刷新担当相は14日夜の再任会見で「規制が設定された時代背景、意味合い、今の時代に合うかなど、いろいろな議論がある。国民に見える形で議論することに意味がある」と述べた。
蓮舫氏が仕分け実施を目指す3月上旬は、11年度予算案と関連法案の衆院通過や参院での審議入りを巡り、国会での与野党対立が激しさを増す時期と重なる。このため、国会の影響を受けないように、週末の3月5、6日の実施で調整している。
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