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2011.01.18

児童養護施設の職員は増やす方向

職員数の基礎となる基準の見直しへすすむといううれしいニュース。

子ども何人に対して、職員何人という基準。

児童養護施設は、基本的に正規雇用となっている。

保育所の基準は改善させないのか。非正規多数でいいのか。

総合的な視野をもって、考えあいたい。

***
◇児童養護職員を増員 厚労省 30年ぶり見直しへ
2011年1月18日 東京新聞朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2011011802000044.html

 厚生労働省は十七日、漫画「タイガーマスク」の主人公などを名乗る寄付が相次ぐ児童養護施設について、施設で働く児童指導員や保育士などの人数に関する基準を見直し、職員数を増やす方針を固めた。職員の配置基準の見直しは約三十年ぶり。二〇一三年度から導入予定の子育て施策「子ども・子育て新システム」に盛り込む。

 児童養護施設では、二十年ほど前から肉親から虐待を受けた子どもの入所者が急増。心に傷を負った子どもへのメンタルケアなど、よりきめ細かい対応が求められるようになったため、児童福祉の現場からは職員の増員を求める声が上がっていた。

 厚労省の「児童福祉施設最低基準」は、入所者の年齢に応じて職員一人が面倒をみる子どもの数を規定。同省は、子どもを取り巻く環境変化に対応し、一九七九年に定められた現行の最低基準について、職員一人当たりの子どもの基準数を減らし、職員を増やすことにした。必要な財源は、新たな子育てシステムの中で賄う。

 現行の基準では職員一人につき、三歳未満は原則二人まで、三歳以上就学前で四人、小学生以上だと六人となっている。

 メンタルケアを必要とする子どもが十人いる場合に、設置を奨励している「心理療法担当職員(心理士)」についても、基準を定め、配置の義務化を検討する。特別養護老人ホームと比べ、三分の一以下となっている部屋の面積基準も見直す。児童養護施設では子ども一人当たり三・三平方メートル以上と定めているが、約五平方メートル以上に引き上げる方向だ。

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コメント

子ども子育て新システムのなかで実施が曲者だね。最低基準がなくなって、一括交付金になって、どこまで実現可能なのか。

そうですね。枠組みとして、懸念もあります。

「検討会」なるものが立ち上がるようで、本気の支援策が求められますね。

保育現場からも増員、基準の改善を求める声はずっとあがってますよね。

施設 に いると 携帯 契約できないって… だったら 先払いで 契約できれば
民法なんて 関係無い 携帯会社 へ この条件を

こんにちは。

2013年現在、児童養護施設の内実は相当厳しいと感じています。

心理専門職等の増員を可能な限り急いで欲しいと思います。
予算も恒常的に不足しております。

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