明日の扉を開く3つの鍵
新年に入っての新聞紙面をいくつかチェックしてみると、
子どもの貧困の深刻化や社会の無縁化を取り上げた記事が目立った。
それらを打開していくべき私たちにいったい何ができるだろう。
その前に、どのような姿勢で臨んでいくべきだろうか。
幅広い分野の記事をネットも含めて読んで、コレだと思った。
一体感(絆)、自己犠牲(まわりへの貢献)、対話(疑問はぶつける)、この3つが鍵。
何かをつくりかえようとするとき、何かをスタートさせるときに大切なことではないか。
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◇岩村「レイズ流下克上3カ条」で初優勝に導く
(2011/1/4スポーツニッポン)
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/01/04/03.html5年ぶりに日本球界に復帰した楽天・岩村明憲内野手(31)が3日、母校の愛媛・宇和島東で、同校OBの中日・平井正史投手(35)らと始動。フリー打撃では柵越えを連発し、仕上がりの順調さをアピールした。今季の目標は、最下位からのリーグ優勝。08年に前年最下位の弱小レイズをリーグ優勝に導いた実績がある岩村は「レイズ流下克上3カ条」を掲げ、その再現を誓った。
脳裏に描くのは08年レイズの再現だ。前年を含む球団創設10年間で9度地区最下位だったチームは、誰もが予想しなかった快進撃で初のリーグ優勝を果たした。その中心にいたのが岩村だった。楽天も昨季は最下位。下克上を成し遂げるには何が必要か。岩村は経験から3つの鍵を挙げた。
(1)一体感 この日、書き初めで選んだ言葉は「絆」。今季の自身のテーマ曲も長渕剛の「絆」を選択した。「みんながつながっていないと優勝は不可能」。08年は岩村が始めたモヒカン頭を同僚たちがまね、快進撃の象徴となった。
(2)自己犠牲 主軸として期待される今季。チームの得点力不足を解消するため「やっぱり打率3割は打たないと」と目標を掲げる。しかし、個人成績よりも優先するのはチームの勝利。レイズでも自己犠牲の精神で、大味だったチームの野球を劇的に変えた。「進塁打もそうだけど、犠牲にしないといけない部分がある。自己犠牲をして当たり前にならないと」。安打や、本塁打以外でも勝利に貢献する方法をプレーで示す。
(3)監督との対話 レイズ時代にはマドン監督の考えに納得できず、話し合いの場を求めることもあった。疑問を直接ぶつけることでチーム方針を理解し、チームへの思いは一層強くなった。「日本は監督と選手に溝がある。もちろん監督の威厳も必要だけど、コミュニケーションを取らないと」。必要なら星野監督と若い選手の橋渡し役も買って出るが「自分の口で聞いた方がためになる。聞かぬは一生の恥」と説いた。
「2月1日のキャンプインまでに動ける状態に。正月も緊張感を持ってきましたから」。岩村が自らの調整を進めながら「レイズ流下克上3カ条」をチームに浸透させる。
▽08年レイズの大躍進 07年は66勝96敗で地区最下位だったが、デビルレイズからレイズに球団名を変更した08年は快進撃。岩村が精神的支柱となって、97勝65敗で地区優勝を果たした。プレーオフでも勢いを持続。リーグ優勝決定シリーズでは松坂が所属するレッドソックスを4勝3敗で下し、リーグ初制覇。ワールドシリーズはフィリーズに1勝4敗で敗れ、前年勝率最低球団の世界一はならなかったが、史上最高の躍進と称えられた。
≪現役OB5人が集結≫宇和島東OBの合同自主トレは、岩村のほか、平井、横浜・橋本、ヤクルト・宮出、高木の5人の現役選手が参加。最年長の平井は「初めて全員で集まって楽しかった。みんな今季も現役でいられるし」と笑顔。一方、橋本は「昔を思い出した」としながらも、チームは昨季最下位に終わっただけに「チームにとっても自分にとっても最悪な1年になった。去年のことは忘れて、今年に勝負をかけたい」と表情を引き締めていた。
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