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2011.01.15

春にむかって「ありがとう」で行進を

寒さが厳しくなる中でも、春を待つ私たち。

今年の高校野球、春のセンバツの入場行進曲が、いきものがかりの「ありがとう」に内定したそうです。

うれしいニュース。

そして、正式決定されるという運営委員会は1月17日。

そう、阪神淡路大震災の日。

感謝の「ありがとう」をあらためてみつめたいですね。

「ありがとう」について、スポニチはエピソードを踏まえてやさしく展開していて。

もうひとつの「ありがとう」の記事にも、ぜひふれてもらいたくて。

***
◇センバツ入場行進曲にいきものがかりの「ありがとう」
(2011/1/15スポーツニッポン)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2011/01/15/kiji/K20110115000050300.html
 第83回選抜高校野球大会(3月23日から12日間、甲子園)の開会式入場行進曲が、いきものがかりの「ありがとう」に内定した。17日の運営委員会で正式に決まる。同曲は昨年ヒットしたNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌として幅広い世代の支持を獲得。老若男女を癒やすさわやかなメロディーが、球児たちの戦いを彩る。出場校は28日に決定する。 【歴代入場行進曲 】

 「ありがとう」は昨年の「NHK紅白歌合戦」でも歌われ、いわばバンドを国民的な知名度に押し上げた曲。国民的注目を集めるセンバツにはうってつけだ。

 同曲を収録したベスト盤「いきものばかり」は昨年、3枚しか出なかったミリオンセラーのひとつになった。シングル盤も、ドラマとの相乗効果で20万枚超えを果たしており、行進曲の条件の1つである販売実績も申し分ない。

 また、ボーカルの吉岡聖恵(26)をはじめとした清純で素朴なバンドのイメージも、白球に青春をかけるさわやかな戦いにイメージが重なったようだ。

 路上ライブからコツコツと支持を拡大し、昨年9月に初めて東京・日本武道館でライブを果たしたグループの道のりは、出場した各校が選抜を受けるまでにたどった、それぞれの厳しい道のりを象徴するようだ。

 また♪ありがとうって伝えたくて――と歌い上げるサビも大会にぴったり。ここ数年の甲子園大会の宣誓では「プレーできる喜び」や「感謝の気持ち」という言葉が多用されている。09年夏に宣誓した伊万里農林の吉永圭太主将は「(この年)バスの横転事故で亡くなった大分・柳ケ浦高の野球部員への思いもこめた」。さらに第2次世界大戦で命と青春を奪われた昔の球児に思いをはせたものもあった。

 「ありがとう」の優しいメロディーは闘志をかき立てる性質ではないものの、プレーできることへの感謝を思い起こさせるにはこれ以上ない曲。一投一打をおろそかにしない、白熱のプレーの呼び水になりそうだ。
***

そして、最近読んで感動を覚えたのはこの投稿。

***
ありがとう 千葉県匝瑳市・江波戸信恵(主婦・35歳)
(2011/1/9毎日新聞東京朝刊「女の気持ち」)
http://mainichi.jp/life/kimochi/archive/news/2011/20110109ddm013070021000c.html
 ◇千葉県匝瑳(そうさ)市
 息子は、小学校入学前から病院の発達外来の言語教室に通っています。保育園の年長組の時、友達に「何言っているのか分からないよ」と言われ、すごくショックを受けて帰って来たからです。

 母親の私でも聞き取れないことがありました。「もう一度言ってみて」と聞き返したこともあり、入学までに治してあげたいという気持ちばかりで、今思えば息子の自信をなくさせてしまったと後悔しています。

 病院の先生にお会いしているうちに、私のできることは、息子の成長を見守ることだと分かりました。

 入学してからは、クラスになじめるか、また年長組の時のようなことにならないか、毎日心配でした。

 しかし、言語教室の先生がクラスの子どもたちに、教室のことを話してくれたおかげで、担任の先生や友達から、「行ってらっしゃい」と声を掛けてもらい、安心して教室に通っています。

 たくさんの友達もできました。学校から帰って来ると、楽しそうに連絡帳を広げ、先生に褒められたことを話してくれます。

 この数カ月で、息子との会話も楽しくなりました。最近、息子が何気ない時に、「ありがとう」と言ってくれます。物をやり取りした時は当たり前の会話ですが、私は息子の「ありがとう」に癒やされています。

 息子を理解して支えてくれている先生や友達に感謝の気持ちでいっぱいです。心からありがとう。

***

周囲にある「ありがとう」の、感謝のエピソードを共有したいですね。

「ポリアンナ物語」の「よかった探し」かどうかはさておき、まわりの「よかったこと」、小さな感謝にふれるだけでなく、ふれあいたい。

「今日、こんなことがあって・・・」という切り出しのあとは、不満やグチ、悩みが多く。。。

「こんなことがあって・・・」のあと、ちいさなよかったエピソードでもいいですよね。

そのほうがいい。

喜びが小さなものであっても、もったいぶらずに共有しあいたいものです。

寒さも社会の冷たさも、私たちの「春にむけての行進曲」として「ありがとう」であたためて、前にすすんでいきたいですね。

【ブログ内関連記事】
よかったことを肯定できる空気を社会に(2008/3/23)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2008/03/post_7a3e.html

春のセンバツ開幕!選手宣誓のスタイルに思ったこと(2005/3/24)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2005/03/post_20.html

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