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2011.02.03

自民党も、みんなの党も、保育新システムに反対!

民主党政権がすすめようとしている保育制度の転換。

こども園への幼保一体化、「子ども・子育て新システム」として検討されていて、

6月までに法案化がされると言われている。

1月下旬に始まった国会。

みんなの党も自民党も代表質問で、党としての立場を鮮明にした。

民主党のすすめる方向が保育の市場化であること、子どもの貧困や格差をさらに深刻化させることなど、民主党以外の包囲網がつくれるのではないかと思った。

会派の代表としての質問が代表質問。所属議員の総意かどうかは別にしても、その会派に承認されないとできないもの。

***
参議院本会議代表質問 みんなの党・川田龍平質疑全文より
(2011/1/28 保育制度関連を抜粋)
http://ryuheikawada.jp/blog/activity_report/2011/01/post-108.html
http://ryuheikawada.jp/

 昨年十一月四日、基本制度ワーキングチームにおいて提案された幼保一体給付の政府案では、介護保険をモデルに挙げて、客観的な基準を満たすことを要件に多様な事業者の参入を認めるべきとなっています。保育事業に参入する多様な事業者の中から金もうけ本位で、詰め込み、保育士不足、子供設置の劣悪事業者をどうやって排除するおつもりですか。菅総理、お答えいただけますか。

 現在出されている政府案には、こども園における保育サービスを二重にし、オプション部分については価格の上限を設けないという内容も入っています。これは、公定価格を原則としながらも、入学金や保育料、体操、音楽などの課外活動は別料金になり、親の収入で子供が受けられる保育の質に格差ができてしまいます。経済的に余裕がなければ、以前多くの死者を出したちびっこ園のような利益重視の危険な保育所に預けるしかないという可能性も出てきます。

 現行の児童福祉制度を解体し、規制緩和により保育を市場化することで起きる格差拡大は、全ての子供に質の良い保育サービスをという政府のスローガンと逆行すると思いますが、いかがでしょうか。

 当事者の声を聞かないもう一つの例として、政府は、今まで児童福祉制度として機能してきたこの国の保育制度を実質的に解体することとなりかねない制度設計、こども園を始めとした子ども・子育て新システムを早急に進めています。ここでもまた、保護者や現場の保育関係者など当事者への説明がほとんどなされず、また、その声をほとんど聞かないまま進めています。

 今この国で深刻な問題になっている子供の貧困。子供の貧困は女性の貧困にほかなりません。本当に必要なのは女性たちが働きながら安心して子供を産み育てられる環境をつくることです。

 児童福祉制度を解体することは、国が子育てという分野からその責任を引き揚げるということです。保育がどんどんサービス産業になっていけば、親たち、特に母親たちの選択肢はますますなくなるでしょう。悪いのは、負担を押し付けられ悲鳴を上げる地方自治体でしょうか。当事者である親たちや現場の人々、地域の声を無視して子ども・子育て新システムを入れた結果、更に自治体の負担が増えたとき、一体政府はどうするつもりなのでしょうか。

 冒頭でTPPについて申し上げた私の懸念と同じです。現場の声、当事者たちの声を無視した形で政策を押し付けるやり方には反対です。

 私は、子育てをする母親の声を聞く会を続けていますが、聞こえてくる声は多くの地方自治体と同じ、公設保育園の増設などに財政措置を講じてほしいというものです。子供のために国が本気でお金を注ぐこと、それなしに、親が、地域が苦しむ制度の中で、子供が本当に生きていて楽しいと思える社会は実現できません。
***

***
参議院本会議代表質問 自由民主党・ありむら治子
(2011/1/28 保育制度関連を抜粋)
http://www.arimura.tv/
http://www.arimura.tv/pdf/20110128.pdf

 昨年、政府は子ども・子育て新システムの方針を打ち出されました。私自身、約1年前に2人目の子供を出産し、保育園児を育てる母親の一人です。私は、福祉の理念をゆがめ、保育を産業化することに反対をいたします。行政の関与を緩め、保護者から直接保育料を徴収することを保育園の責任にし、その保育料の上限まで撤廃して青天井にすることなど、誰も望んでいません。弱きを助ける福祉の精神を曲げ、市場原理に委ねれば、経済的、社会的に安定した家庭だけが守られ、一人親家庭、夜間勤務ばかりが続く親、失業や虐待と向き合う親子など、厳しい現実に直面する人々が制度からはじき飛ばされる懸念が全く拭えません。

 民主党は、日本社会を階級化して分断し、結果として格差の再生産を助長し、子供の安全、保護者の安心、地域で助け合う精神を台なしにする、その引き金を引くのですか。厚生労働大臣の御所見を伺います。
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コメント

今や野党自民党が頼り?なのでしょうか…???川田議員とみんなの党の組み合わせも、どう捉えて良いのかなかなかわかりにくくて(汗)そもそも、自民が与党時代につくった案が引き継がれているわけで、やっぱりこの国の政治ってビジョンも何もあったもんじゃないなあと思います。先導は経済界にあって政治には何の力もないってことを、自ら言いふらしているようなものだと…。と愚痴っても仕方ないので、限られた時間の中で、どこをどう押したり引いたりしたら良い方向に向かうのか、知恵を絞らないといけませんね。

川田議員と政党との関係は私も疑問ですが、世渡りなんでしょうね。自民党の質問読むと、「あ?」ばっかりで、あいた口が・・・ですね。それでも善意でとらえたいです。共産党や社民党、国民新党も新システムに批判的でしょうから、自民党内に異論があるとしても、代表質問で攻めたわけですから、あとは民主党のみということになれば、構図はハッキリ。

保育改革それでも強行するというのなら、
 日本の保育は幼稚園・保育園双方とも、台無しになるでしょう。
そのことを民主党は真剣に考えているのか。
保育責任は国にあるのに、いつの間にか、
幼稚園・保育園の経営者側にその責任を押しつけている政務副次官の女性議員もいるしね。わかっているのかいないのか。
滋賀選出の民主党女性議員さん。

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