いまの私にできる3つのこと
1.これをきっかけに、いつもより新聞を
1995年1月17日、私は19歳で都内の私立大に通っていた。
親のスネの細い私は、新聞を朝夕に配達し、学費を給付される新聞奨学生だった。
その後数日はテレビニュースに釘付けになるとともに、
自分の配る新聞が情報、状況、言葉を伝えるものとして求められていることを実感した。
当時はインターネットなどは一般には縁遠く、様子を伝える夕刊を玄関先で今か今かと待っている人もいたように思う。
あれから16年の時が流れ、街が壊滅する巨大地震が起きてしまった。
それでも懸命の取材、記事の執筆、編集、印刷、配送、配達によって、様子や言葉が伝えられてきている。
一方的に話すテレビとは違い、経過や背景、状況などを、様子、感情、数字、時間をこめて報じていく。
一面的にずっと流されるテレビニュースでは得られないことがたくさんあるはず。
2.地震や状況とのかかわりをひきつけて話題に
私はその後、大学を中退し、専門学校に通った。
アルバイトは以前のそれと変わった。
居酒屋のホール、お寺の清掃、宅配便の仕分けや受付などのほか、缶やパンをつくる工場でも働いた経験がある。
今回、キリンビール仙台、サッポロ仙台、アサヒ福島の工場などが被災し、
山崎パン工場も停電で動いていないほか、建設中のフジパン仙台工場(宮城県岩沼市)では社員や工事関係者ら約300人が工場から一時出られなくなったという。
一部地域への宅配便の休止も決まった。
高齢者施設などでの厳しい状況などが一部伝わってくるなかで、いまの私が福祉関係の仕事をしていることも踏まえ、他人事ではいられない。。
3.大丈夫だよって、励ましあって
情報やエピソードに耳を傾け、心を寄せ、たとえ届かなくても励まし、がんばっている姿に励まされ。
厳しい事態でも、被災された方に思いをはせ、同時に自分とまわりにも「大丈夫だよ」って。
それは決して突き放すのではなく。
「ガマンして」「がんばれ」ではなく、「大丈夫だよ」。
根拠はなくても、それでこそがんばれるように感じるのではないだろうか。
このように、新聞等にふれ、身近にひきつけた話題を交えて、そして励ましあう。
いま、私にできること。
そう思うんだ。
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