震災をうけて私たちに毎日できることのススメ
都内も余震がときどきあって、ぐっすり眠ることができないでいる。
情報源としてテレビニュースをつけていると、疲れてくる。
同じ惨劇や一面的な情報が少なくなく、整理されていない。
ブログやツイッターで募金の窓口が紹介され、広がっている。
ブログやツイッターで募金の窓口が紹介され、広がっている。
被害の少なかった地域の私たちにできること。
すばらしいと思う。
でも、毎日できない。
新聞を読み、正確な情報、レポート、エピソードにふれ、
私にできることをまず考えること。
私にできることをまず考えること。
これは安価で、毎日できることで、私に引き続きできること。
1日1部130円で。
その上で、まわりと考えあうこと。
特にスポーツ新聞をみなさんにすすめたい。
日刊スポーツは今回の事態をうけて記者とカメラマンを現地に送った。
特にスポーツ新聞をみなさんにすすめたい。
日刊スポーツは今回の事態をうけて記者とカメラマンを現地に送った。
今日の紙面では渾身のレポート、そして冠水した「みちのく鹿島球場」などの写真も。
また、厳しい記事ばかりでなく、社会・芸能欄も含めて、スポーツ選手、芸能人など影響力
のある人たちの被災されたみなさんへのメッセージなども紹介されている。
下記は、引きつけて、心を打たれ、励まされた。みなさんにも読んでもらいたい。
転載・転送、紹介など歓迎です。
***
◇今こそ「日本人の心」発揮する時
(日刊スポーツ2011/3/13【東北総局長 今西和弘】)
※東京本社版では、両面見出しで「弱者に手…整然被災者 人々つながり力に」、その裏面にこのレポートが掲載
http:// www.nik kanspor ts.com/ general /news/p -gn-tp0 -201103 13-7478 52.html
大きな被害に遭われた方、ご家族、なお安否不明の状態にあるご家族、知人、友人を持つ皆さんにお見舞いを申し上げます。私も仙台市青葉区にある東北総局で記録的な揺れに遭遇した。一瞬、死が脳裏をよぎったが、こうして原稿を書いているだけ、恵まれている。
私はいま、日本人の健康な心のありように感動を覚えている。食料や飲料水を求める人々が長い列を作っている。コンビニにも、炊き出しにも。これが実に整然としている。公衆電話にも長い列ができている。皆、大切な人に連絡したくてたまらないのだろうが、誰1人、騒ぎもしなければ、大きな声も出さない。じっと順番が来るまで待っている。海外の同じような災害時の映像やニュースではよく暴動、略奪のシーンを見聞きするが、それがない。比較的、被害が少なかったとみられる仙台市中心の一部だけしか見ていないが、それでも感動した。ラジオでニュースを聞く限りそのような報道も耳にしないのだから、たぶん、同じような状況だと思うし、そう、信じる。
被災地のみなさん、これからも苦しい日々が続くでしょう。けれど、他者への、弱者への思いやりと節度を失わない行動を心がけましょうよ。私たちも心しますから。
仙台市一番町通りの牛タン店「集合郎」では一夜明けた朝9時から、1人3枚の牛タンを無料で配った。周辺のチェーン店から材料を集め1500人分。通常は4枚1200円。「仙台で20年以上、営業させてもらっています。少しでも皆さんのお役に立てるのなら」と懸命に牛タンを焼いていた。この心がうれしい。
それにしてもすさまじい地震だった。天災は忘れたころにやって来るのではない。宮城の地震は近いうちに来る、と言われていた。が、高をくくっていた。「俺が赴任中は来ない」。根拠のない思い込みがあった。耐震対策はおざなりだった。6階のオフィスというせいもあるだろうが、ちゃんと固定式の留め金具を施しておけば、ロッカーもテレビ台も倒れなかったかも知れない。想像力の欠如だった。幸い、けが人は出なかったが、もし、誰かが大型ロッカーの直撃を受けていたら…。これを読んでいる読者の方、明日はわが身です。人ごとではありません。
書くことはいくらもあるが、最後にひとつ。人ひとりの力は知れている。けれど、それが集まれば、大きな力になる。お年寄りや体の不自由な人の力になっている人々の姿をあちこちでみかけた。うずくまっておびえている人に声をかけ、手を差し伸べる若い人も随所にいた。電気がストップした暗闇にともっている明かりがホッとした気にさせるように、ひと声の呼びかけが大きな力を与えてくれる。そして、笑顔、笑い。
***
下記は、引きつけて、心を打たれ、励まされた。みなさんにも読んでもらいたい。
転載・転送、紹介など歓迎です。
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◇今こそ「日本人の心」発揮する時
(日刊スポーツ2011/3/13【東北総局長 今西和弘】)
※東京本社版では、両面見出しで「弱者に手…整然被災者 人々つながり力に」、その裏面にこのレポートが掲載
http://
大きな被害に遭われた方、ご家族、なお安否不明の状態にあるご家族、知人、友人を持つ皆さんにお見舞いを申し上げます。私も仙台市青葉区にある東北総局で記録的な揺れに遭遇した。一瞬、死が脳裏をよぎったが、こうして原稿を書いているだけ、恵まれている。
私はいま、日本人の健康な心のありように感動を覚えている。食料や飲料水を求める人々が長い列を作っている。コンビニにも、炊き出しにも。これが実に整然としている。公衆電話にも長い列ができている。皆、大切な人に連絡したくてたまらないのだろうが、誰1人、騒ぎもしなければ、大きな声も出さない。じっと順番が来るまで待っている。海外の同じような災害時の映像やニュースではよく暴動、略奪のシーンを見聞きするが、それがない。比較的、被害が少なかったとみられる仙台市中心の一部だけしか見ていないが、それでも感動した。ラジオでニュースを聞く限りそのような報道も耳にしないのだから、たぶん、同じような状況だと思うし、そう、信じる。
被災地のみなさん、これからも苦しい日々が続くでしょう。けれど、他者への、弱者への思いやりと節度を失わない行動を心がけましょうよ。私たちも心しますから。
仙台市一番町通りの牛タン店「集合郎」では一夜明けた朝9時から、1人3枚の牛タンを無料で配った。周辺のチェーン店から材料を集め1500人分。通常は4枚1200円。「仙台で20年以上、営業させてもらっています。少しでも皆さんのお役に立てるのなら」と懸命に牛タンを焼いていた。この心がうれしい。
それにしてもすさまじい地震だった。天災は忘れたころにやって来るのではない。宮城の地震は近いうちに来る、と言われていた。が、高をくくっていた。「俺が赴任中は来ない」。根拠のない思い込みがあった。耐震対策はおざなりだった。6階のオフィスというせいもあるだろうが、ちゃんと固定式の留め金具を施しておけば、ロッカーもテレビ台も倒れなかったかも知れない。想像力の欠如だった。幸い、けが人は出なかったが、もし、誰かが大型ロッカーの直撃を受けていたら…。これを読んでいる読者の方、明日はわが身です。人ごとではありません。
書くことはいくらもあるが、最後にひとつ。人ひとりの力は知れている。けれど、それが集まれば、大きな力になる。お年寄りや体の不自由な人の力になっている人々の姿をあちこちでみかけた。うずくまっておびえている人に声をかけ、手を差し伸べる若い人も随所にいた。電気がストップした暗闇にともっている明かりがホッとした気にさせるように、ひと声の呼びかけが大きな力を与えてくれる。そして、笑顔、笑い。
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