それぞれの春、それぞれの決意を胸に
4月2日、プロ野球のチャリティー試合を前にしたスピーチをニュースで見て感動した。
仙台が本拠地の東北楽天の嶋選手会長の「ともにがんばろう」の言葉に。
全文を読んで、さらに心打たれた。
スピーチにまったくふれないスポーツ紙もあったが、日刊スポーツはその全文を掲載した。
***
嶋基宏選手 試合前スピーチ内容(楽天球団HPより抜粋)
http://www.rakuteneagles.jp/news/detail/1189.html
あの大災害、本当にあった事なのか・・・、今でも信じられません。
僕たちの本拠地であり、住んでいる仙台、東北が今回の地震、津波によって大きな被害を受けました・・・。
地震が起きた時、僕らは兵庫県で試合をしていました・・・。
家がある仙台にはもう1ヶ月も帰れず、横浜、名古屋、神戸、博多、そしてこの札幌など全国各地を転々としています。
先日、私達が神戸で募金活動をした時に、「前は私たちが助けられたから、今度は私たちが助ける」と声をかけてくださった方がいました。
今、日本中が東北をはじめとして、震災に遭われた方を応援し、みんなで支え合おうとしています。
地震が起きてから、眠れない夜を過ごしましたが、選手みんなで「自分達に何ができるか?」「自分達は何をすべきか?」を議論し、考え抜きました。
今、スポーツの域を超えた「野球の真価」が問われています。
見せましょう、野球の底力を。
見せましょう、野球選手の底力を。
見せましょう、野球ファンの底力を。
共にがんばろう東北!
支え合おうニッポン!
僕たちも野球の底力を信じて、精一杯プレーします。
被災地のために、ご協力をお願いいたします。
***
西武鉄道も、ライオンズのポスター「前を向いて。全力で。」を4月半ばまで掲示する。
http://www.seibulions.jp/news/detail/4129.html
「僕たちに今できることは、前を向いて、全力で戦うこと」
今日閉会した春のセンバツの選手宣誓もすばらしかった。
〔ブログ内関連記事〕(2011/3/24)
【宣誓】私たちに、今、できること
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2011/03/post-6ab9.html
「私たちに、今、できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うこと」だと選手宣誓。
そして、被災地の高校、特に東北高校ナインの姿は、日本中をあたたかく励ました。
東北高校とも縁の深い九国大付が準優勝し、同じ北九州市出身の私としてうれしい。
東京の桜も満開へと近づいてきた。
春のセンバツは終わり、いよいよプロ野球の開幕へ。
入学、新社会人生活のスタートという季節に。
さあ春、新年度、できること、がんばりあおう!
それぞれの決意、宣誓を胸に。
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