詩集『行為の意味 青春前期のきみたちに』 77のメッセージ
ACジャパンのCM。
「こころ」はだれにも見えないけれど
「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど
「思いやり」はだれにでも見える
このフレーズは、
詩人で「ジングルベル」の日本語詞の訳者でもある宮澤章二さんの「行為の意味」から。
このCM、震災前の2月から気になっていて、
【ブログ内関連記事】
◇「こころづかい」と「思いやり」はみえるから(2011/2/6)
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2011/02/post-4591.html
書籍の購入をと思っていたものの、そのままに。
そして、震災後、反響が広がり、入手困難に。
amazonでもダメで、セブンアンドワイで、やっと手に入った。
2010年7月に出版され、注文殺到を受けて増刷され、この4月5日「2刷発行」となっている。
77のメッセージが掲載されたこの著書、
心に響くのは、誰もが知るようになった「行為の意味」の一節だけではない。
副題は「青春前期のきみたちに」とあり、中学生にむけられているというものの、
世代をこえて大切にしたい詩集。
生きる意味が問われている今、詩の一つひとつが、その言葉の一つひとつが多くの人の心に届くといい。
全国300の学校の校歌を作詞した著者が、30年間、冊子に贈りつづけた詩だという。
やさしさをつつんだ言葉の調和、表現の豊かさ。きっと背中を押してくれるはず。
意欲と戸惑いが交差するこの春にこそ、ぜひ。
『行為の意味 青春前期のきみたちに』(宮澤章二 ごま書房新社 1300円+税)
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ごぶさたしています。地震や原発の報道でかき消されていることたくさんあると思います。この事件もいつもだったら大きく騒がれたことでしょう。自分から情報を拾っていかなくてはならない時代になってしまったのだと思います。ACのCMのこと出処を知りませんでした。りんさんの知らせてくれた本、読もうと思います。ありがとうございます。
投稿: KATEK | 2011.04.10 05:57