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2011.06.26

過去の発言にとらわれすぎない

「文化的な生活」をしていくことで、人やその周辺は変わっていくはず。

人はその関心を糸口に、映画、演劇、読書、聴講、情報収集、各種イベントなど、さまざまにつながりを持とうとする。

何かと出逢うこと、出逢おうとすることが、文化的だといえる。

経済的に豊かであっても、人や社会との文化的な関係がそうでなければ、心は豊かとは限らないはず。

また経済的に厳しくなれば、文化的な生活が営みにくくなり、関係性の貧困に陥りやすくも、厳しさは加速するのではないか。

私はその問題意識を持ち続けたいと思っている。

個人としても、文化的な生活をめざしたい。

仕事上で、1年を振り返り始める時期を迎えた。

著書『心を整える。」で「これからの人生でいろいろな人や本などに出会い、考えも変わっていく」と記したサッカーの長谷部誠さんは、

スポーツ誌『Number』(6月23日発売 781号http://number.bunshun.jp/articles/-/134769)の「僕が、逆境の中で心がけた10のこと」でこう語っている。

***

「あのときはああ言ったから」と過去の発言にとらわれて、考え方の変化を自分自身が認められないと、せっかくの成長のきっかけを逃してしまう。もちろん根本となるところはそう簡単に変えちゃいけないけれど、主張していたことが1年後に変わっていてもいい。自分で殻を作るのではなく、どんどん殻を破っていけば、きっと成長し続けられる」

***

「過去の発言にとらわれない」という小見出しが打たれているが、「過去の発言にとらわれすぎない」と、とらえたい。

何が変わって、何が変わらなかったのか。

去年の10月から本をたくさん買うようになり、今年1月からはツイッターも始めた。

1年前、「新聞バカなので、本までは」「読みたいテーマも・・・」「ツイッターの140字で何が伝わるのか」「ブログで忙しい」などと言っていた段階では考えられなかったこと。

そして、3月からは震災の影響で、さまざまな変化を余儀なくされている。

それは私だけではないけれど。

マイナスの変化だけでなく、逆境でもプラスのそれもあるはず、ありえるはず。

後ろ向きな私が言うのも説得力に欠けるが、ピンチはチャンスでもあり。

人やチーム、社会、国が成長していく上でも、変化をおそれすぎないことがいま大事になっているように思う。

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コメント

変化は、マイナスに見えていたりすごく遠回りしてても進化していることがいっぱいある気が…。形上すごくよく進んでいるようにみえても、あまり進歩しているわけではなかったりなんてこともあるし、難しいね

その時々で変化するのも見る目、感じる目や成長があるからこそということにしてみようと思うと変えやすいのかもね。(変わりまくっても困ることもあるけど)

私も、最初に言っていたこととずいぶん色々変わってきているけれど(変わらないと、困っちゃうこと起きそうだし)、かわらない部分、大切にしたいことはしっかり残しつつ…。そして、大切にしてきたものを更に生かせるようにしていきたいとこです

生きていくって深いなぁといろいろ今日考えたり。

日々少しずつの変化もあれば、大きな変化も。思いどおりいかないことが多い中でも、そのなかにいいこともたくさんあるはず。私は今まで言ってきたことは変わってないことも多いけれど、そのとらえ方は少しずつ変わってきたような。

話をきくこと、本を読むこと、絵をみること、人のつくったものにふれること、人のすすめているものを試してみたりすること、などなど、自分以外の世界にふれることって大事だと最近つくづく。

今日はいろんな変化が内外に。。。

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