いま必要な「前に進む力」
今年はスポーツ選手の著書に励まされている。
もうすぐミリオンセラーとなる本は、タイトルをグーグルやヤフーで検索すると、
私のブログ記事がひっかかってしまい、大変恐縮してしまう。
読書の大切さを教えられた本だけれど、
今月に入って、それは滞ってきた。
インプット(情報収集や知識の積み上げ)して、アウトプット(考えて表現・発信する)へ。
その作業に必要な心のゆとりが足りなくなっていたように思う。
とはいえ、引き続き、書籍は月に数冊は買っている。
社会の岐路を迎えているいま、問題意識を手放さないために。
そんな私が昨日手にして、久しぶりに読んだのは『前に進むチカラ 折れない心を作る7つの約束』(文藝春秋社)。
著者は、水泳選手・北島康介。
報道されるイメージでは、私の好まないタイプだった。
読んで、その見方はまったく変わった。
自分を知り、イメージし、信じていく。
切り替え、休むことの大切さ、決してエリートではなかった子ども時代のエピソード。
指導者との関係。
心技体のバランス。
著書の帯にある7つの約束。
「とことん素の自分と向き合う」
「進化のための変化を恐れない」
「やるべきことに優先順位をつける」
「体の声、心の声に耳を傾ける」
「プレッシャーを力に変える」
「頑張りすぎない勇気を持つ」
「それでも一人では戦えない」
前に進むための競技が水泳。
生きていく上で前にヒント、彼のコメントや活躍の背景に何があるのか。
短い本のそのなかに、こめられたメッセージ。
震災という逆境が日本を覆ういま、
進化のために変化を恐れない彼の姿勢に学びたい。
世界水泳のなか、7月26日に刊行されたばかり。
おすすめしたい一冊。
【関連】
北島康介オフィシャルサイト
http://www.kitajima-kosuke.com/
« 賃金を成長への投資に | トップページ | 何が変わって、何が変わっていないのか »
「スポーツ」カテゴリの記事
- ボクシング村田選手の金メダルを支えたものは(2012.08.12)
- 宮間が言葉と背中で引っ張る(2012.07.27)
- 22センチの足、ヘッド、そしてコメントの力(2012.07.26)
- 最後の夏 壁を乗り越えて 大きな一歩へ(2012.06.18)
- あきらめない-石巻工高・震災乗り越え甲子園へ(2012.02.12)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- テレビはなぜおかしくなったのか(2013.01.29)
- ショートショートの神様(2012.07.20)
- 世界から飢餓を終わらせるために(2012.04.09)
- 子どもと保育が消えてゆく!?(2012.02.23)
- 被災地の子どもたちが奏で歌う「かぞえうた」(2012.02.06)
「2011震災」カテゴリの記事
- 特別な1年 最後に伝えたいこと(2011.12.31)
- 3.11後に感じたこと(2011.12.31)
- 3.11後に感じたこと(2011.12.31)
- 一番売れているラーメンが一番おいしいとは限らないし、売れている歌がいい歌とは限らない (2011.12.30)
- 結構あるよ、ボランティアツアー(2011.12.29)
コメント