震災の悲劇のなかでも前へ 歌の縁、力を感じて
8月5日、前日につづいて、仙台市にあるクリネックススタジアム宮城へ。
球場直前のステージに、水戸真奈美さんという歌手が登場しました。
まったく知らない存在でした。
手話シンガー。
手話とダンスを融合させて歌を歌うアーティストです。
手話をすることで、目を見て話すようになり、自然と表情や笑顔が豊かになると語っていました。
震災で、聴こえない人たちに不安が大きく広がったなか、もっと手話でメッセージを歌を伝えようとしています。
障害があるなしにかかわらず。
地元宮城県柴田町出身という水戸さん。
いまは東京在住でも、震災後は、被災地へ何度も。
「避難してください」と何度も防災無線で呼びかけつづけ、多くの住民を守りながら、
天国へと旅立った南三陸町の職員・遠藤未希さん。
その献身的な最後のがんばりはさまざまなメディアで取り上げられました。
昨年入籍して、今年9月に式をあげる予定だったという未希さんの5月に行われた葬儀で、
水戸さんが新曲「WEDDING ROAD」を歌い、そのことがTBS「朝ズバ」でも取り上げられたと報告していました。
この日のステージでは、
高校野球をテーマにした「Live the Dream」も披露。
アップテンポで、夏の甲子園シーズンにピッタリ。
そのCDにサインもしてもらい、おみやげにすることができました。
楽天のスタジアムでは、黒いスタッフTシャツのお腹の部分が白く、それぞれがメッセージを自分の着たTシャツに書き込んで役割を果たしています。
出演した水戸さんも同じTシャツを着て、「2つの勇気と笑顔」と書いていました。
MCとのやりとりで、「2つの勇気」の意味について、
身体に障害があるということ、そのこと自体はどうにもならないこととしてあきらめる。受け入れた上で生きる。
復興にむけては、あきらめない。
その2つの勇気を強調していました。
水戸真奈美さんのホームページ、ブログをみると、
その葬儀で最初に歌ったのは、このブログでも取り上げてきた「INORI」(折鶴の少女・佐々木禎子さんの甥、佐々木祐滋さんの歌で、昨年クミコさんが歌い大ヒット)だということも、感慨深いです。
関連の動画も、みつけることができました。
朝ズバ、涙、涙ですが。
水戸真奈美オフィシャルサイト
http://www.mitomanami.net/
水戸真奈美オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/mana-ttoc/
朝ズバ 2011/6/28 その1
http://youtu.be/jEPD6AMnmFo
朝ズバ 2011/6/28 その2
http://youtu.be/ZTFFZJqZmmg
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