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2011年10月の記事

2011.10.31

人口70億人という節目に世界を100人村の視点で問いあいたい

10年前、私は同時多発テロへの報復はやむを得ないと思っていた。

そのような瞬間もあった。

意識はその後大きく変わり、今を迎えている。

あの戦争に大義はあったのか。

それに協力・加担した責任も、結果として私たちにもあるはず。

過去や現状を見つめ、変化を恐れずに未来に生かしていくことが大切ではないかと考えている。

ちょうど10年前の今頃、

9・11の衝撃のあと。

普及し始めたインターネットで、

「世界がもし100人の村だったら」というメールが世界をかけめぐった。

「すべてのエネルギーのうち20人が80%を使い 80人が20%を分けあっています 75人は食べ物の蓄えがあり 雨露をしのぐところがあります でも、あとの25人は そうではありません 17人は、きれいで安全な水を 飲めません」

などと、地球に住む63億人を「100人の村」にして、世界の縮図をあらわした。

そのきっかけとなった環境問題の研究家ドネラ・メドウズのメッセージを、翻訳家・池田香代子さんが整理し、再話という形で本にしたのが2001年12月。

ベストセラーになった。

その後、解説や食べ物編、子ども編と、シリーズとしての出版は続き、

2008年12月に「完結編」として、

子どもたちが生きる未来、今何をすべきか、資源、食糧、エネルギーなどの問題の矛盾を明らかにした。

それを私たちはすぐには生かせなかった。

『世界がもし100人の村だったら 完結編』(マガジンハウス)
http://magazineworld.jp/books/special/100people/
*シリーズはこちらのサイトからご覧になれます

完結編のなかにはこうある。

「あなたは、知っていますか ドネラ・メドウズの幸せの5つの条件を。それは、きれいな空気と土と水 災害や戦争でふるさとを離れなくてすむこと 基礎的な医療 基礎的な教育、そして伝統的な文化です」

今日、世界の人口が70億人になるという。

10年前から1割が増えたことになる。

いま、70億人到達のニュースとならんで、私たちに伝えられているのは、

「5つの条件」が崩されているということの数々。

特に、この3月以降ずっと。

「100人の村」の視点は、いまある矛盾や問題を身近に引きつける。

日本100人村では、沖縄という1人に、痛みを強いたまま、変わらない。

一方で、変わりつつもある。

いま、アメリカなどでも、富の独占・分配が、1%と99%という例えで提起されるようになった。

いくつかの国々では、人を大切にしない長期にわたる独裁体制を、その人々が変えるようになってきた。

70億人になったという節目、震災をうけて大きな岐路にある今、

私たちは世界・地球・日本を縮めて見つめなおすチャンスを迎えているはず。

3年前に刊行されたこの書籍の視点、投げかけを生かしたい。

2011.10.30

共産党も変わらなきゃ

大阪のダブル選挙に注目している一人だけれど、

共産党のこのアピールみたいな文(橋下・「維新の会」によるファッショ的な独裁政治に「ノー」の審判を下すため、府民の広大な共同を10月29日 日本共産党大阪府委員会http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-10-30/2011103004_01_1.html

は、批判だけで、何をしたいのか、また対案や代わりの候補がなぜ魅力的なのか、

書かれていないから、「ノー」だけでは、この主張にイエスといえないという有権者は多いように思う。

警鐘の意味なんだろうけれど、批判だけして提案をしないと思われたらマイナスなだけ。

変わらないことは大切なことだろうけれど、自分の姿勢はそのままにして外に変化だけを求めていたら、置いていかれないだろうか。

このような善意の批判にも耳を傾けてほしい。

批判に弱い私自身も自戒をこめて。

歌の力を信じて 神戸から東北へ 生きる歌声

この歌と番組、注目したいです。録画をしました。

***
10月31日(月)【30日深夜】
午前0時40分~1時00分
※関西地域は1時20分~

ドキュメント20min.「歌の力を信じて」
http://www.nhk.or.jp/program/20min/
16年前、阪神・淡路大震災で被災した小学校の音楽教師が作った歌がある。「地震にも負けない強い心を持って」という歌詞で始まる「しあわせ運べるように」が、今、東日本大震災の被災地に広がっている。この歌を教えてほしいと依頼を受け、作者の臼井真さんは宮城へ。津波の被害を受けた合唱団の子どもたちに、臼井先生はどんな言葉をかけるのか。歌で生きる力を育てたいという先生、それに応える子どもたちの歌声が心にしみる。
***

↓上記番組とは違いますが、神戸の子どもたちが、東北の子どもたちにむけて手話をつけて歌った「しあわせ運べるように」

http://www.youtube.com/watch?v=b35WCm1FrQM&feature=related

2011.10.29

「明日への虹…」 さあ、つないでいこう

2日間、岩手にいまして、新聞が好きなので29日は岩手日報を手に。

地方では全国紙よりローカル紙のほうがシェアが高く、地方色と人間味のある記事も多く。

今日の岩手日報、紙面ではもっと大きな記事で「話題沸騰」とあって、

歌詞も掲載されていた。

動画があって、聴いてみると、少し懐かしさもある、元気の出るポップス。

もっと広がるといい。下記、だまされたとおもって、動画ぜひ聴いてみてください。

***
◇復興ソング、カラオケ全国配信 宮古の市民団体制作(2011/10/29岩手日報)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20111029_12

 宮古市の被災者支援市民団体かけあしの会(菅原則夫代表)が制作した復興応援ソング「明日への虹…」が話題を呼んでいる。震災から立ち上がる姿を描いた歌詞とポップス調の曲が調和。今月上旬のお披露目以降、地元のみやこ災害FMにリクエストが寄せられるだけでなく、楽譜を取り寄せる学校も。大手通信カラオケの全国配信も内定し、予想以上の反響に関係者も驚く。

 菅原代表が音楽好きの三陸鉄道臨時社員佐々木一光さん(43)に作詞を依頼。メーンボーカルは同市の実力派民謡歌手小田代直子さん(25)、バックコーラス「未来の子どもたち」は市内の小学生らが担当した。浸水地域の同市末広町のスタジオで録音。CD包装は仮設住宅の人たちの内職だ。

 自宅半壊で、避難所生活をしながら慰問活動に歩いた小田代さんは「みんなで頑張っていこうという気持ちが一枚に詰まっている」と瞳を輝かせる。

 CDは1枚千円で県内生協全店で販売しており、同会の復興プロジェクトとして益金全額を被災者支援に充てる。

***

http://www.youtube.com/watch?v=ABUaISUncg4&feature=related

10月30日の読売新聞に「子ども・子育て新システム」に反対する意見広告掲載!

***〔ここから転送・転載歓迎〕***

☆☆☆(緊急告知ここから)☆☆☆

2011.10.28 緊急告知!意見広告が掲載されます!
http://no-shinsystem-hoikuappeal.com/kokuchi02.html

10/30(日)読売新聞全国版 意見広告第2弾掲載!

  新システムに反対するアピールへの賛同を求める活動をしている「新システムに反対し保育をよくする会」(以下、よくする会)は、新システム反対の意見表明を行うために、10月30日読売新聞の全国版(第2社会面)に意見広告の第2弾を掲載する予定です。

 野田内閣の発足により、政府の子ども・子育て新システム検討会議は、新体制のもとで、論議を再開させました。10月18日の基本制度ワーキングチームの会議では、緩い基準が適用される恐れが濃厚な地域型保育給付・小規模保育サービスについて提案がされました。そこでは、新たに「こども園は児童数20人以上、小規模保育は児童数6~19人、家庭的保育は9人以下」という案が示されましたが、肝心の指定基準については、「質を確保する基準を設定」とだけ記述した資料を示すだけでした。政府は、年末までに新システムの成案を得るとしていますが、この段階にいたっても各施設の基準すら明らかにしない論議の仕方に対して、厳しく批判する必要があります。
 野田首相は、10月17日に新システム関連法案を来年はじめの通常国会に提出する準備を加速するよう、担当閣僚に指示しています。今こそ、新システムを導入させない運動を大きくすべきと考え、よくする会でも第2弾の広告掲載に踏みきった次第です。

 会では、継続して意見広告を行う予定です。引き続き賛同募金(1口千円)のご協力をお願い申し上げます。

☆☆☆(緊急告知ここまで)☆☆☆

【ご参考】
8月6日に掲載された意見広告第1弾(読売新聞全国版)はこちら
http://no-shinsystem-hoikuappeal.com/appealnews.No.9.html

新システムに反対し保育をよくする会
http://no-shinsystem-hoikuappeal.com/

***〔転送・転載歓迎ここまで〕***

2011.10.28

詰め込み保育で子どもたちは・・・

保育所の面積の最低基準を検証する報道です。

ぜひご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=4M3VfaCvFr4

2011.10.25

持ち合いたいのは「ふつう」を問う想像力

1%、99%。

最近よく聞く言葉。

10月25日の朝日新聞「天声人語」
http://www.asahi.com/paper/column.html

基地問題にあえぎつづける沖縄と、「無関心」な本土という、構図・矛盾をついている。

「ふつう」とは何か?

同紙10月19日付の連載「CM天気図」(コラムニスト天野祐吉)の『「ふつう」の発見』にもふれて、その感覚のおかしさを問う。

興味深く読んだ。

私として、想像したこと。

たとえば、100人の定員の保育所があったとして、

その1人の子どもにとっての「ふつう」は、ほかの99人にとってどうだろうか。

その99人にとっての「ふつう」は、1人の子どもにとってどうだろうか。

たとえば・・・。

そういえば、最近、「たとえば・・・」という想像力をもった話がまわりから聞こえてこない。

想像力の乏しい話は、とても浅く、ずっと残らない。だから忘れてしまう。

表面的な喜怒哀楽もいいけれど、奥にあるもの、そこを考え合わないと、

「ふつう」のレッテル・常識の裏が見えてこない。

被災地へ 贈る言葉と カレンダー 前向く勇気 絆を心に

2012年3月12日から翌年のその日まで、3日めくりのカレンダーをつくろう。

「前を向いて一歩先に進めるような言葉」を。

「震災の苦しみ悲しみを忘れず、勇気や絆をいつまでも共有するために」

その言葉が募集されています。

書店等で全国発売され、1冊買うと、もう1冊は被災地の方へ届くということです。

すばらしい企画。

122のメッセージが形になるそうです。

「30文字以内」というメッセージ。

私も送ります。

みなさんもぜひ。

30文字以内で、何を、どう、誰に伝えますか。

11月20日必着。

詳細は、

俳優で当初から被災者が前を向けるために支援活動を行っている、

渡辺謙さんがよびかけ人の、

kizuna311 - 助けあい、乗りこえる。私たちの財産は、[ kizuna ]
http://kizuna311.com/

kizuna311 前を向くカレンダー
http://kizuna311.com/calendar/

2011.10.24

保育施策 求められているのは詰め込みではなく質の向上

10月21日の東京新聞(中日新聞)の特集と、10月23日の東京新聞一面トップの記事が、詰め込み保育に警鐘を鳴らしている。

「子どもたちの安全が保障できるかどうかを主眼に政策を考えるべきだ」という専門家の指摘。

政府は「チルドレンファースト」と言いながら、子ども最優先の施策を打とうとしていないと私は強い憤りさえ感じている。

基準引き下げを自治体が求めていないとしたら、誰が何が求めているのだろうか。

関係者必見!

<はたらく>待機児童 行政追いつかず(2011/10/21中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2011102102000048.html

保育面積の最低基準引き下げ 都内自治体は否定的
(2011/10/23東京新聞一面)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011102390070003.html

2011.10.23

希望をつなぎ、人と笑顔を結ぶ「浜のミサンガ」

震災以降、注目しているプロジェクトが2つ。

ひとつは、岩手発の、

復興の狼煙ポスタープロジェクト
http://fukkou-noroshi.jp/

5月に東京にあるアンテナショップでポスターに魅せられて、ツイッターなどでも広げてきたつもりで。

全国各地のお店など、協力の輪が少しずつ、目に見える形で。

もうひとつ、岩手から宮城の三陸発の、プロジェクト。

PCなど動画を見ることのできる環境のある方、

↓CMをぜひ。ぜひ、ぜひご覧ください。

【動画】三陸に仕事を!プロジェクト CM120秒ver
http://youtu.be/ZVj5KcVAcZA

8月初旬に宮城を訪れた際にも、ポスターが掲示されていました。

三陸に仕事を!プロジェクト
http://www.sanriku-shigoto-project.com/

映像やポスター(8種)はこちら
http://www.sanriku-shigoto-project.com/movie/index.html

この数日、特に報道されました。

1100円のミサンガの約半分が、作り手の賃金になるものです。

復興への希望をつなぐミサンガ「環」。

漁網が使われています。

私も持っています。三陸支援の「証」として、ひとつしかない番号も。

Photo1072

3万6千個以上が販売され、2000万円以上が250人の浜のお母さんの賃金に。

私のこの記事で実際に買う人は少ないと思いますが、

このようなプロジェクトがあり、力があわさって、

さらに普及・報道され、広がってきていることを知っていただければ。

「行かなければわからない」という人がいます。

私は「行かなければわからないことがある」ことは事実だと思いますが、

「ことがある」を抜きにしてしまえば、その限定的な人たちだけの問題にとどまってしまいます。

被災地も、広島・長崎も、沖縄も福島も同様ではないでしょうか。

そこにいる人、行ける人はごくわずか。

離れていても、実際に行けてなくてもできることがある。

そう信じて、私なりのできることをやっていきたいし、発信ができたら。

♪さあ、歩きましょう 歩きましょう♪(CM挿入歌「歩きましょう」より)

【以下、ミサンガ関連報道です】10月22日の朝日新聞東京本社版のほか、

漁網でミサンガ 生活再建の糧に 宮城県の漁師の妻ら製作
(2011/10/19東京新聞神奈川版)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20111019/CK2011101902000020.html

津波被災の宮城・石巻の女性が「浜のミサンガ」PR 
19日から宮城の物産と観光展
(2011/10/18産経ニュース神奈川版)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111018/kng11101820590007-n1.htm

東日本大震災:漁網のミサンガを発売…三陸女性の手作り
(2011/10/19毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111019k0000m040049000c.html

2011.10.22

初めての秋田、きりたんぽ、忘れてきたもの

はじめて秋田に来ました。

仕事で、希望して。

新幹線で4時間以上。

仙台は何度か行ってますが、そこからさらに2時間半。

夕方に着いた秋田駅からバスで仕事先に向かいましたが、

ちいさな、ふるいバス。

お客は3人。

10分程度の乗車でしたが、運転手さんにあといくつのバス停か聞くと、

「つくときお伝えしますから」とご丁寧に。

ナマリであまりよく聞き取れませんでしたが。

はじめての、きりたんぽ。

Photo1069

秋田料理の「ちゃわん屋」さんでいただきました。

「きりたんぽ鍋」と、ちいさいおにぎりを鍋にいれたような「だまっこ鍋」のミックスで。

東京や大阪のように、ガツガツしてない街。

素朴な光景を、ふるさとを、

私たちは、あまり大切にしてこなかったのではないでしょうか。

便利、形を優先させてきたなかでの、忘れ物。

ハッとさせられた気がします。

2011.10.21

私たちの進むべき道は 意見広告

ジャーナリスト櫻井よしこさんらの団体・国家基本問題研究所が、

「選ぶべき道は脱原発ではありません」

との意見広告を、
10月20日の読売新聞(関東・東北・中部4県(静岡、山梨、長野、新潟)11面
10月21日の朝日新聞(関東・中部2県(静岡、山梨))13面、産経新聞(東日本)9面に掲載。

その広告画像はこちらでみることもできる。
http://jinf.jp/news/archives/6127

脱原発かそうでない道か。

選択と模索を私たちが。

2011.10.20

食の安心をどう取り戻すか 日本新生へ

NHKの新企画「シリーズ日本新生」

その第1回が10月22日に放送される。

10月22日(土)午後7時30分~8時45分
“食の安心”をどう取り戻すか 第一部
http://www.nhk.or.jp/special/onair/111022.html

同 午後9時~10時28分
“食の安心”をどう取り戻すか 第二部 市民討論
http://www.nhk.or.jp/special/onair/111022-2.html

「日本新生」番組ホームページ
http://www.nhk.or.jp/shinsei/

放送スタートと同時に意見募集も。

注目したい番組です。

 

2011.10.19

逆転の原動力のガッツポーズをしたのはだれか?

プロ野球も、日本一への争いが始まっていく。

監督人事をめぐって、日ハム、阪神、そして中日の展開には驚かされた。

実質的な落合解任が発表されてからの逆境を跳ね返した中日ドラゴンズのリーグ優勝。

最大で10ゲーム差をつけられた中での逆転劇。

22年目・40歳の谷繁捕手がカギを握った。

日刊スポーツhttp://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20111019-851828.htmlによれば、

谷繁がスタメンマスクをかぶった81試合は勝率6割4分5厘。そうでない61試合は同4割4分6厘。

この数字は圧倒的な存在感と確かな実績。

「ウチがひとつにまとまったのは、あのガッツポーズからだよ」

連覇の原動力として、落合監督がそう語るのは選手のそれではない。

『ナゴヤドームで行われた9月6日の巨人戦。3対5で敗れた試合後の関係者通路。坂井球団社長が、なんとガッツポーズを繰り出した。複数の球団関係者がその光景を目にし、すぐさまチーム内に広まった』(デイリースポーツhttp://www.daily.co.jp/baseball/2011/10/19/0004558311.shtml)というのだ。

複数のメディアがこの「ガッツポーズ」を報じている。

球団トップの背任ともいうべき姿勢。

その逆境からのリーグ優勝。

ソフトバンクとの対決が観たい。

2011.10.16

テレビ特集と痛ましい死亡事故 保育の充実を求めたい

10月18日(火)フジテレビ「とくダネ!」(朝8時~)で、待機児童、面積基準などに関連して保育問題が特集されるようです。

保育関係者の方、ぜひ録画・視聴・まわりの方にお知らせを。

愛知県の私立保育園で起きた死亡事故が取り上げられるとのこと。

↓事故の状況、行政の対応、今後のことご注目ください。

愛知県碧南市 認可保育園における事故について
http://hiroyasmile.blog.fc2.com/

5月から6月にかけての中日新聞(東京新聞)が保育所面積問題について連載して特集しましたが、そのスタートにこの事故も。

中日新聞(東京新聞)2011/5/26
http://hiroyasmile.blog.fc2.com/blog-entry-7.html

お子さんを亡くした保護者の方が、別の局の取材をうけるなかで、NHK名古屋の関連ブログでも記者がふれています

ほっとイブニング ほっとパパママ日記 保育園での事故を防ぐために(2011/10/13)
http://www.nhk.or.jp/nagoya-kosodate-blog/200/98048.html
NHK名古屋放送局で働くパパママの日々の喜怒哀楽ブログ

2011.10.15

新聞のはじっこ、記者の心が見える記事

「新聞のはじっこにこそ、財産が隠れている気がする。記者の心が見える記事が好きですね」

10月15日から始まった秋の新聞週間。

日本新聞協会のインタビューで、各紙に掲載されるもの。

俳優の東山紀之さんは、さらに「知らない世界を知る手助けをしてくれる」と言い、気になる記事は切り抜いて持ち歩き、役作りにも役立てているという。

この時期にあわせて、発表されたのが新聞配達に関するエッセーコンテストの入選作品。

その受賞作すべてがWebサイトに掲載されている。
http://www.pressnet.or.jp/about/recruitment/essay/list.html

短いエッセー。

年代も、切り口も、それぞれ。

震災の影も。

3・11から7か月。

テレビ、特に民放は、もう震災前に戻ったムードさえある。

新聞の力、ここからのはず。

10月15日の朝日新聞「天声人語」は、
http://www.asahi.com/paper/column.html

このなかのエッセーにふれて、心にしみる。

全国的に荒天という週末、

今日も新聞が配られている。

その配達にかかわる人の数、約39万人。

私も学生時代、2年間はその人たちのなかにいた。

大切にしたい新聞。

読みたい言葉とその背景。

そして、そこから考え、自分の言葉で。

伝えたい、伝え合いたい。

2011.10.10

その人を支えた言葉とは?

最初はだれも立ち止まらなかった路上ライブでデビューをつかみ。

デビューが決まって、最後の家族の母親が他界。

その時、その存在が育ての親であり、産みの親は生後すぐに亡くなり、自らが児童養護施設で過ごした時期があると知る。

途上国での学校建設にとどまらず、震災後は被災地へ。

その歌手・川嶋あいさんが、

10月13日(木)午後10時54分からのテレビ東京(関東)
新番組「Go Forward(ゴー・フォワード)」
http://www.tv-tokyo.co.jp/goforward/index.html

に出演するという。

歌手、ボランティアの両輪での活動。

その彼女を支えた言葉に迫るという。

スタートの前回は、48歳で現役にこだわる野球選手・工藤公康さん。

これは見逃してしまったけれど。

やさしい花がもっと咲くように

10月10日に放送された、

NHKドラマ「やさしい花」
http://www.nhk.or.jp/osaka/kodomo/drama/

その放送を知ったのが2日前。

あまり自信がなかったこともあり、またほかのことを優先もしたことで、ここでお知らせするのは直前になり。

録画して観ましたが、このドラマ、とても深く、せつなく、社会の影と人のやさしさを映していました。

43分間と聞いて、短いのではないかと心配しましたが、さすがNHK。

もっと早く、多くの人に、放送前にお伝えしたかったです。

母子家庭、水商売、実家との疎遠。

昨年7月に大阪で二児が放置され、餓死したあの事件がモチーフになっています。

特に、保育所など児童福祉施設の関係者は、ぜひ観るべき作品だと思いました。

ドラマホームページにもあるNHK大阪の「子どもを守れ!」キャンペーンの柱のひとつとしてのドラマ。

9月には関西地域で先行放送され、今回の全国放送へ。

ぜひ、今度はちがう時間帯で再放送を。

NHKに伝えます。

石野真子さん演じたご近所の女性は、悩む若い母親に自らの過去を話し、思いを伝えます。

思うだけでなく、思い出すこと。

思うだけではなく、思いやること。

目の前にあることが忙しくなりすぎて、

思い出や思いやりが語られないことが、人を孤立させていないでしょうか。

豪華ではなく、何よりも綺麗というわけでもない、

タイトルのそれは、

雑草のなかに咲くヒメジョオン。

やさしい花、やさしい人によって、救われた母子。

私は実際の花を枯らしてしまったばかりですが、

やさしい花になりたいですね。

ぜひ、再放送を。

2011.10.09

テーマは児童虐待 人の優しさを感じてほしいというNHKドラマ「やさしい花」 

今年5月から来年3月まで、NHK大阪は、子どもを守れ!キャンペーンを行っています。

昨年7月に大阪で二児が放置され、餓死するという惨劇が起きたことがきっかけのようです。

9月中旬に関西地域で先行放送され、反響が大きかったというドラマが10月10日(祝)午後2時から総合テレビで全国放送されます。

ドラマ「やさしい花」
http://www.nhk.or.jp/osaka/kodomo/drama/index.html

「我が子に手を上げてしまう若い母親とその親子に手を差し伸べる一人の女性の物語」で、「虐待の悲惨さよりもむしろ人の優しさを感じてほしい」(ディレクター)といいます。

注目のドラマです。

10月10日午後2時 NHK音楽コンクール それぞれの「証」

風のやさしさと、少しずつの冷え込み。

街や遠くの自然も色の変化を見せつつ。

そんな秋。

運動会、文化祭など、一つひとつの節にある、ちいさいけれどたいせつな想い出。

10月10日(祝)、午後2時~5時 Eテレ(教育テレビ)
第78回NHK全国学校音楽コンクール 全国コンクール

5月と10月、2度、NHKで被災地の中学生がこの歌を通して、仲間という絆、生きるという証をたどっていく番組が放送されました。

いよいよ、さまざまな想いを胸に、ステージへ。

ぜひ、ご注目ください。

第78回NHK全国学校音楽コンクール 中学校の部
課題曲 「証(あかし)」
http://www.nhk.or.jp/ncon/music_program/kadaikyoku_j.html

【YouTube】flumpool 「証」 Music Video (Full Chorus ver.)
http://youtu.be/bjwv4m-Aji4

2011.10.04

すべてが歌になっていった 響きあいのなかで

森山良子さんのアルバムを買った。

「すべてが歌になっていった」
http://www.dreamusic.co.jp/sp/moriyama_45anniversary/index.html

というタイトル。

デビュー45周年記念の作品。

数年前に、戦争ではない道を演劇で表現するというイベントに森山良子さんが息子の直太朗さんと出演した公演で、その歌声を生で初めて耳に。

私は、小学生時代、「さとうきび畑」を学校で夏によく歌ったし、おとなになってからも「涙そうそう」など、私の母世代という年齢差はあっても、心を動かされてきた。

9月に発売されたアルバムを知ったのは、

10月3日の朝日新聞夕刊。

そして、10月4日の毎日新聞夕刊にもひきつけられた。

大衆音楽月評:「今の自分って何?」を突き詰める=専門編集委員・川崎浩
(2011/10/4毎日新聞夕刊)
http://mainichi.jp/enta/music/news/20111004dde012070009000c.html

「日常」というシンプルで深い歌に感動を覚えながら、

映画「コクリコ坂から」で手嶌葵が歌い上げた主題歌「さよならの夏」は、森山良子さんがかつて歌ってヒットしたものだということを知った。

そして、調べてみると、この「さよならの夏」を作曲した坂田晃一さんは、いま役者としてだけでなく、被災地・福島の出身者として声をあげている西田敏行さんのヒット曲「もしもピアノが弾けたなら」の作曲も手がけているそうで。

つい先日、ニュースやネット動画で西田さんのメッセージや福島でのライブでその熱さを受け取ったばかり。

つながりを生むきっかけを大切に、声を響き合わせたい。

困難を乗り越え、希望を胸に、

音と、人と、時代とともに。

2011.10.03

笑顔と絆の180日、がんばっぺ!フラガール

がんぱっぺ!フラガール

炭鉱の衰退からの光の象徴だったフラガール。

映画も大ヒット。

震災前は、年間のホテル稼働率9割を誇るほどまでに。

今度は震災から絆へ。

10月1日に、一部営業再開までの半年を密着したドキュメンタリーが放送されるそうです。

10月7日(金)深夜 全国放送(時間に若干の違いはあるようです)
テレビ朝日系「つながろう!ニッポン フラガール 笑顔と絆の180日」
http://www.tv-asahi.co.jp/tsunagarou_04/

そして、10月29日からは、

映画「がんばっぺ フラガール!~フクシマに生きる。彼女たちのいま~」

が公開されます。

予告編の動画がユーチューブでアップされています。
http://youtu.be/qgRpNbCebLc

前作映画「フラガール」に主演した蒼井優さんは、新作の映画ではナレーションをつとめ、

◇再開ハワイアンズで蒼井優「がんばっぺ」(2011/10/2日刊スポーツ)
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20111002-843783.html

この記事のなかで、「支援というのはおこがましいけど、一時的ではなく続けることが、日本人全員に課せられた使命。またここに来ようと思いました。行動に起こさないと」、笑顔でそう誓ったそうだ。

 

私も、あなたも、あなたの隣の人も、がんばっぺ!

2011.10.02

10月4日からNHK「視点・論点」が「子ども・子育て新システム」をテーマに

10月4~6日、NHK「視点・論点」(総合AM4:20-30、再放送Eテレ12:50-13:00)は「子ども・子育て新システム」をテーマに。4日は政府の検討会議の中心の一人・大日向雅美氏(恵泉女学園大教授)。5日は新システムに批判的な村山祐一氏(帝京大学教授)。6日はさまざまな提言を行ってきた普光院亜紀氏(保育園を考える親の会)。

ご注目!

再放送は当日昼にありますが、朝イチの番組ですし、録画して3人の主張を比べて観たいですね。

原発と私たち、その間にあるものを問う2つのコラム

原発のある社会に生きている私たちに、原発と私たち自身の存在感を問いかける2つのコラムに考えさせられることは・・・。

興味深く読ませてもらいました。

◇しあわせのトンボ:時間と原発=近藤勝重
(2011/9/30毎日新聞夕刊)
http://mainichi.jp/select/opinion/kondo/news/20110930dde012070026000c.html

◇時代の風:放射性物質汚染とデモ=精神科医・斎藤環
(2011/10/2毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/opinion/jidainokaze/news/20111002ddm002070082000c.html

2011.10.01

中学卒業から20年以上 「証」を感じてみんなで歌いたくなる番組を

5月5日に放送されたNHK「また仲間たちと歌いたい~中学生をつなぐ証(あかし)~」。

被災した中学生が、NHK音楽コンクールの課題曲「証」と出逢い、歌を通じて、前にすすもうとする姿に感動しました。

その続編が10月1日夕方に放送(近畿地方は10月2日の夕方放送)され、さっそく録画で観ました。

震災、原発、引き離された仲間・家族たち・・・。

音楽・歌の力。

振り返り、前を向く。

希望をつなぐもの。

♪あたりまえの温もり 失くして 初めて気づく♪

NHK『続・また仲間たちと歌いたい~中学生をつなぐ証(あかし)~』
http://www.nhk.or.jp/ncon/pr_info/04.html

この番組、10月7日(金)深夜1:10~(日付は8日)再放送されます。

ナレーションは、AKB48の高橋みなみさん。

この課題曲を、歌として9月7日にリリースしたのは、

flumpool(フランプール)

8・9月のNHK「みんなのうた」でも流れています。

flumpool(フランプール)
http://www.flumpool.jp/

9月末からは、YouTube(ユーチューブ)動画でも聴くことができるようになりました。

上記番組と歌、そして、この歴史あるコンクール中学の部10月10日(祝)午後2時から5時、Eテレ(教育テレビ)で。

ぜひご注目ください。

「絆」を持つ私たち、仲間と自分を歌で紡ぎ、より確かなものにと結ぶ物語。

もう随分昔に中学校を卒業した私。

みんなで前を向いて、みんなで歌が歌いたくなる、そんな番組です。

【YouTube】「証」 flumpool(フランプール)
http://youtu.be/bjwv4m-Aji4

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