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2011年11月の記事

2011.11.30

神童にならなくても

紅白出場歌手が発表され、7歳の人気タレントがやっぱり入ってしまった。

大晦日の夜、7歳が働くってのはどうなんだ?

彼女、働きすぎてない?

また「消費」するんじゃないかと私は強く懸念する。

そして、子どもの「才能」をあおる結果にならないかと。

以下のコラムをぜひ。

香山リカのココロの万華鏡:神童にならなくても /東京
(2011/11/29毎日新聞東京版)
http://mainichi.jp/life/health/kokoro/news/20111129ddlk13070218000c.html

 今年は、子役が大ブーム。
 
 幼稚園生や小学校の低学年のあどけない子どもたちが、おとな顔負けの芝居をしたり歌を歌ったり。インタビューでも礼儀正しく、それでいて年相応の無邪気さも見せる。何かと暗い話題が多い中、子役たちの笑顔は私たちをなごませる上で欠かせないものとなっている。

 活躍しているのはテレビに出てくる子役だけではない。ときどきスポーツ教室や音楽教室にも“神童”が現れ、抜群の才能でおとなたちを驚かさせる。幼児のための学習教室には、英語の達人、計算の名人などもいるようだ。

 「すごい子どももいるものだね」と感心しているうちはまだよいが、子を持つ親の中には、「ウチの子も」といわゆる英才教育に熱心になる人もいる。子どもは親にほめられるとうれしいので、最初のうちは期待にこたえようと、一生懸命、勉強、練習などに励み、それなりの成果を上げる。

 しかし、努力すれば誰もが天才になれるわけではない。

 いくらやってもコンテストで入賞しない、オーディションに合格しない、という現実の壁に突き当たったとき、その親子はどうするかが問題。

 いつだったか、診察室に「どうしてもあきらめきれない」という母親がやって来たことがあった。

 「娘をバレリーナにするのが夢で、これまですべてを注ぎ込んで親子でその道を目指してきたんです。バレエ教室の先生に『これ以上、上はムリ』と言われてしまったけれど受け入れられない。娘を外国に連れて行ってレッスンを受けさせたい、と言ったら、夫に『一度、精神科で相談してきたら』と言われたんです」

 必死に訴える母親のそばで、まだ幼い娘は申し訳なさそうにうつむいていた。

 「私のせいでママが苦しんでる」と自分を責めているようだった。こういう場合は、母親よりも先に子どものほうに「あなたが悪いわけじゃないよ」と伝えなければ、心に深い傷を残してしまう。

 わが子が天才なら、もちろん親はうれしいはずだ。

 ただ、誰もが神童や天才になる必要はないし、もっと言えば「そんな特別な存在にならないほうがいい」とも言える。

 いつも注目され称賛されながらすごすのは、子どもの心の成長には必ずしもプラスとは言えないからだ。

 才能があればあったで幸せだし、なければないでまたそれも幸せなこと。子役たちの活躍を見ながら、そんなことを思った。

2011.11.29

乳児、幼児、小学生 児童虐待報道が続くなかで

児童虐待事件の報道が続き、驚かされている。

この数年、「殺人事件が急増している」とか「凶悪犯罪が激増している」などと、周囲の人が話題にすることがあって、殺人事件は増えていないし、むしろ戦後最少になっていることなどを伝えたりしてきた。

そうはいっても、児童虐待をめぐっては厳しい状況にあるようだ。

現状がどうなのかを、冷静に、冷静に考え合いたい。

けれど、やっぱりやるせなく、やりばのない感情がこみあげてくる。

乳児、幼児、小学生。

別府のケースは、行政に情報が寄せられていたにもかかわらず。

社会のひずみが弱いところに覆いかぶさっているのではないか。

***
◇小5女児、同級生に虐待告白…一緒に警察へ
(2011/11/29読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20111129-OYT8T00554.htm
 交際相手の次女(10)の顔を十数回殴打したとして、大阪府警摂津署は28日、大阪市立豊里小校務員・福永敦哉容疑者(38)(大阪府豊中市城山町)を傷害の疑いで逮捕した。

 次女は、顔が腫れていることに気付いた担任教諭には「自転車で転んだ」と隠していたが、同級生に暴行を受けたことを告白。同級の女児5人に付き添われて同署を訪れ、被害を訴え出たという。

 調べに対し、福永容疑者は容疑を認め、「しつけのつもりで複数回たたいた」と供述している。

 発表では、福永容疑者は9月29日午後9時頃、交際中の女性(33)の摂津市内の自宅で、小学5年生の次女の顔を十数回平手で殴り、まぶたなどに1週間のけがを負わせた疑い。

 次女は女性と長女の3人暮らし。福永容疑者は週1~2回、女性方を来訪していたという。

 次女は10月2日、同級生に「新しいお父ちゃんにたたかれた」と説明。同級生らが同日夕、同署に次女を連れて行ったという。直後に次女は府吹田子ども家庭センターに一時保護された。
***

◇逮捕の少年、虐待認識か 重体女児「揺さぶられっ子症候群」と説明
2011.11.29 11:46 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111129/crm11112911480012-n1.htm
 生後8カ月の女児に対する傷害などの容疑で、福岡県筑紫野市の無職少年(19)と女児の母親で同市の無職少女(19)が逮捕された事件で、少年が119番した際、消防に「(女児は)揺さぶられっ子症候群です」と説明していたことが29日、分かった。

 「揺さぶられっ子症候群」は、乳幼児が頭を強く揺さぶられて発症する。県警は少年が女児に強い衝撃を加えて虐待していることを認識していた可能性があるとみて調べている。

 筑紫野署によると、女児は後頭部を骨折し意識不明の重体。少女は「少年に嫌われたくなくて、何も言えなかった」と供述している。

 27日夜に少年と少女に通報を依頼された同県太宰府市の女性(60)によると、少年は女性宅の電話を使って消防の質問に落ち着いた様子で答え、揺さぶられっ子症候群と説明。少女は女児を抱き、路上に座り込んで泣いていた。

***

◇「パパなの?」に「他人」と答えた女児虐待少年
(2011年11月29日14時15分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111129-OYT1T00189.htm
 生後8か月の女児を殴るなど虐待したとして、福岡県警筑紫野署に28日、傷害容疑で逮捕された同県筑紫野市の無職少年(19)は、女児が泣き出したことに激高し、後頭部や顔面、全身を繰り返し殴打する暴行を加えた疑いがあることが分かった。

 女児は後頭部を骨折、全身にあざがあり、意識不明の重体。

 捜査関係者などによると、傷害ほう助容疑で逮捕された母親の少女(19)は、鹿児島市で別の男性と暮らし、3月に女児を出産したが、この男性とは別れた。9月に携帯電話の無料ゲームサイトで少年と知り合い、10月頃、北九州市小倉南区の父親宅に転居。同区への転入手続きの際には、女児が4か月健診や予防接種を受けており、健康状態にも問題はなかったという。

 少女はこの前後から少年の自宅で同居を始め、虐待が始まったとみられる。少年は「泣き声にイライラして殴った」、少女は「(少年に)嫌われたくなくて何も言えなかった」と供述しているという。

 2人から119番通報の依頼を受けた女性は「少女は赤ちゃんを抱き、座り込んで泣き叫んでいた。赤ちゃんの顔は青ざめ、意識がなく、少女は『大丈夫?』と声をかけていた」と話した。一方、少年は淡々と対応し、女性が少年に「パパなの」と尋ねると、「他人です」と答えたという。

***

◇別府の4歳児変死 母親逮捕 古い傷ややけど 日常的に虐待か
(2011/11/27西日本新聞)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/275133
 大分県別府市天満町のアパートで金城(きんじょう)柊真(しゅうま)ちゃん(4)が死亡していた事件で、別府署は26日、柊真ちゃんを何度も殴り死なせたとして傷害致死の疑いで、母親の無職金城利恵容疑者(37)を逮捕した。容疑を認め、「お漏らしをしたので、しつけとしてたたいた。殺すつもりはなかった」と供述しているという。

 司法解剖の結果、死因は頭部を殴られたことによる硬膜下血腫と断定。血腫は側頭部や頭頂部に3カ所あり、うち2カ所は比較的古いものだったという。全身に数カ所のやけどもあり、同署は利恵容疑者が日常的に虐待20件していたとみて動機を詳しく調べる。

 逮捕容疑は24日午前8時ごろから午後5時ごろまで複数回、アパート1階の自宅で、長男の柊真ちゃんの頭や胸などを素手やビニール傘で何度も殴り、死亡させた疑い。

 死亡時の体重は約10キロで、4歳男児の平均より数キロ程度軽かった。調べに対し利恵容疑者は「以前からリモコンなどで子どもをたたいていた」と供述しているという。

 利恵容疑者は25日午後2時ごろ、同居の30代男性と一緒に同署を訪れ、「朝起きたら子どもが死んでいた」と届け出た。同署は自首に当たるとしている。利恵容疑者は男性、柊真ちゃん、生後11カ月の次男の4人暮らし。

2011.11.28

橋下市長で大阪と日本の保育はどうなるか

大阪ダブル選挙で、橋下前府知事が市長に、橋下氏が代表をつとめる大阪維新の会の幹事長の松井氏が府知事に当選した。

橋下氏が無党派層の3分の2程度をとることは想定内だったが、日和見で態度を明らかにしなかった公明党を除く、自民、民主、共産などの既成政党の支持層が予想ほど平松氏に流れなかった。

橋下氏の人気、今回の勝利については、私も関連のいくつかのレポートや書籍などを読み、今日の報道にふれたわけで、機会をみて、詳細に書いてみたい。

ここでは、保育施策への影響を考えてみたい。

橋下マニフェストでは「保育所、幼稚園を民営化し、待機児童の解消、サービスを充実する」とあるわけだから、公立公営の公務員保育士は、相当な危機感を持つべきだ。

自己否定されているに他ならないからだ。

また、子ども何人に保育士何人という職員配置などの基準も、崩す(低める)動きが強まってくるはずだ。

全国知事会でも、もっともその基準の緩和を主張したのが橋下府知事(当時)だからだ。

その影響にふれた記事が投票5日前に掲載された。

***
攻防:大阪ダブル選・あと5日 待機児童、待ったなし 面積基準緩和、大阪は様子見
(2011/11/22毎日新聞大阪夕刊)
http://mainichi.jp/life/edu/child/news/20111122ddf041010012000c.html

 認可保育所の待機児童対策として国が掲げた入所児1人当たりの最低面積基準を緩和する特例措置が来年度、厚生労働省が告示した全国35自治体で適用される。関西で対象となる3市のうち、京都市と兵庫県西宮市は「詰め込みが懸念される」と導入を見送ったが、大阪市だけは態度を決めていない。「基準を下げたら保育士の目が行き届かなくなる」--。父母らは不安を募らせながら、27日投開票の大阪市長選の行方を見守っている。【青木絵美】

 ◇平松氏「認定こども園整備」/橋下氏「民営化で充実図る」

 現行の最低面積基準は、0~1歳児が1・65平方メートル(ハイハイできるようになれば3・3平方メートル)、2歳児以上が1・98平方メートル。終戦直後の1948年に策定され、一度も強化されていない。特例措置は自治体の裁量でこれを狭くできるもので、厚労省が来春から3年間に限って認めた。

 大阪市はこれまで、国基準より広い面積基準(1人当たり5平方メートル)を独自に設け、主に保育園の新設や増改築などによって待機児童問題の解決を図ってきた。昨年度までの5年間に52億円かけて施設を拡充。受け入れ可能人数は4930人分増えて在籍児は約4万3600人(今年4月現在)となり、待機人数も8年ほど前の1300人台から今年度は396人に減った。

 ただ、施設拡充による問題解決は時間がかかる上、財政負担が大きい。待機人数も長期的には減っているが、昨年と比べるとほぼ倍増しており、対策が急務。そんな中で、市保育企画課は「子供の成長環境に関わるので特例措置は慎重に検討したい」と話し、導入に含みも残している。

 特例措置については、父母だけでなく、定員増を求められる保育園側も反対している。受け入れ人数が定員を数人超えている「マナ乳児保育園」(阿倍野区)は「今でも園児がストレスをためないよう、保育室の間仕切りを時折変えるなど工夫しているのに」と導入を懸念。「育徳園保育所」(同)は「現状でも不十分。子供にはしわ寄せしないでほしい」と心配している。

 この問題に絡んで、今回の市長選のマニフェストでは、現職の平松邦夫氏(63)が現行の対策を続けながら「認定こども園の整備」を挙げる。大阪維新の会代表の橋下徹氏(42)は「保育所・幼稚園の民営化によるサービス拡充」を掲げ、大阪府知事時代には「(面積基準は)地方が責任を持つべきだ」と強い関心を示していた。
***

また、この動画をご覧になれば、その懸念が強まる人が増えるのではないだろうか。

〔動画〕保育園の最低基準緩和:子どもをギュー詰めに詰め込む方針
http://www.youtube.com/watch?v=2BJgkl0aiHY

選挙が終わってから言うなという批判もあるかもしれない。

しかし、大事なのは選挙後だ。

「民意」が示されたから何をやってもいいはずではなく、首長をチェックするのが議会であり、住民である。

都構想と言われて、何人の人がどれだけの説明ができるだろうか。

保育施策の緩和は、今回どれだけ政策論争になったのだろうか。

「子どもが笑う」と前回の府知事選でアピールした橋下氏。

その大阪の保育施策の動向、待機児問題の解消策がどうなるか、子どもたちの幸福追求権、生存権などにかかわって、全国的な影響を持つことは確かだ。

大阪の問題にとどめない、関連する情報や運動の共有が、ネット(ツイッターやブログなどを含む)などでも求められることになるのではないだろうか。

2011.11.27

福島から山形へ避難した家族の揺れる思いとは

日に日に、民放の震災報道が減っているような気がします。

特に福島のもっとも厳しいところがどうなっているのか、その影響を受けた人たちがどうなっているのか。

放送はすぐですが。。。BSとCSで再放送もありで。

***
NNNドキュメント
3・11大震災 シリーズ21 おとうの船 置き去りにされた20キロ圏
http://www.ntv.co.jp/document/

放送時間  :  11月27日(日)25:25~ 
ナレーター : 柳沢真由美
制作 : 山形放送
再放送 :
12月4日(日) 11:00~  BS日テレ
12月4日(日) 18:30~  CS「日テレNEWS24」

1万1千人以上…原発事故で福島県内から山形県に避難した人の数だ。県外へ避難した数として、全国で最も多い。警戒区域の福島県浪江町から山形県中山町に一家4人で避難した佐藤博美さん(41)。津波で、家も船も流された両親一家も一緒だ。「将来のある子どもたちを、被ばくさせるわけにはいかない…」県外へ避難した理由を博美さんはこう話す。今年4月、長男・翔くん(12)は避難先の中学校に入学した。一方、現役漁師の父・康幸さん(69)は、海から見つめる原発の姿にずっと不安を抱き続けてきたという。そして、一時避難で偶然見つかった自分の船…康幸さんはその船を前に、ある決断をする。あの日から時間が止まったままのふる里。遠く山形へ避難した家族3代の揺れる思いを追った
***

福岡市のアンケートに障害者が猛反発

私は福岡県出身。

ソフトバンクホークスの熱烈なファンではないけれど、ダイエーホークスが福岡に来たときはうれしかったし、

日本一に輝いた今年、その盛り上がりのなか、街がどうなるか注目している。

そんな矢先、手法も内容も疑問のある行政アンケートのニュースが飛び込んできた。

***
福岡市:アンケートに障害者抗議「福祉手当廃止ありき」
(2011/11/27毎日新聞福岡版)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111127k0000e040004000c.html

 福岡市が「重度心身障がい者福祉手当」の見直しを巡って実施した受給者対象アンケートに、障害者たちが猛反発している。「選択肢が意図的で、手当廃止ありきとしか思えない。自由記述が多く、筆記不能の重度障害者は回答自体できない」としてアンケート撤回を申し入れた。しかし、市は「説明を読めばアンケートの意義は理解してもらえる」などとして撤回を拒否。障害者対象アンケートの問題点を探った。【徳野仁子】

 「アンケート撤回と謝罪を求める」。先月25日、障害者の生活と権利を守る福岡県連絡協議会会長を務める石松周さん(62)らは、福岡市役所で12人の連名による抗議文を読み上げた。秘書課職員が「市長に伝えます」と受け取ったが、市は後日「撤回しない」と石松さんたちに伝えた。

 同手当は、身体障害者手帳1級所持者らを対象に年間1万5000~2万円を支給し、09年度事業費は約3億5000万円。同年の市事業仕分けで「より効果的な障害者福祉事業に振り替えるべきだ」などとされ、「手当廃止」の意見となった。これを受け、市は今年8~10月、受給資格者約1万9000人にアンケートを実施。実際に廃止するかを議論する市社会福祉審議会の検討資料にする予定だが、このアンケートに障害者側が反発した。

 アンケート自体は1枚で設問は5問。「福祉手当のあり方」を尋ねた設問では「予算を全部、別の障がい者施策の充実に充てる」「他の障がい者施策は充実しなくてもよいので、福祉手当を継続する」などの選択肢が並び、福祉施策拡充と手当継続の両方を求める選択肢はない。また、福祉手当の予算をどんな福祉事業に振り替えるべきかの検討材料となる、受給者の社会参加状況などを測る設問もない。

 日本社会事業大の佐藤久夫教授(障害者福祉政策)は「非常に偏りのある選択肢で、これを検討資料とすることは見識が問われるだろう」と指摘する。

 アンケート回答方法も障害者側は問題視した。自由記述が多いため筆記できない重度障害者は回答できず、視覚障害者用の点字文書もなかったためだ。

 抗議の後、市は視覚障害者約220人に点字アンケートを発送。市議会委員会で井崎進保健福祉局長は「配慮が欠けていた」と認めた。しかし「意図的」とされたことについては、「アンケートには、事業仕分けの結果を周知し、意見を募る趣旨もある」(市障害者在宅支援課)とし、設問変更はしていない。

 石松さんは「正確な回答を引き出すにはどうすべきか、良識的に考えれば分かるはず。紙1枚に何もかも入れ込み障害者の人格を冒とくしている」と憤慨。佐藤教授は「自力回答が難しい人には、民生委員などに協力依頼するなど、回答方法の選択肢も保障すべきだ」とも述べた。
***

丁寧さ、配慮を欠いた「上から目線」。

そもそも、私は流行りの「事業仕分け」の手法もおかしいと思っている。

当事者もいなければ、その背景も語られずに、無駄かどうかだけが論議される。

「私たち抜きに私たちのことを決めないで」

最近の障害者運動のスローガンでもある。

これは、障害者福祉だけではなく、生活保護や保育など、岐路に立つ施策にも大切にすべき視点ではないか。

今日がその時、大阪ダブル選挙で注目を集めるハシズムとは何か

今日11月27日、大阪ダブル選挙の投開票日。

サッカー中継を観ながら、途中に嫌な結果が速報で出ないといいのですが。

以下、お時間ある方はぜひ。5本のレポートが掲載されています。

大阪ダブル選挙で注目を集める
 ハシズムとは何か?(マガジン9)
http://www.magazine9.jp/list/hashizm/index.php

2011.11.26

「江夏の21球」その背景と周辺で

このブログでも紹介したことのある、

「江夏の21球」。

これをふりかえる番組の再放送が、

今年5月のNHKアーカイブスで流されることもふれた。

そして、それから半年後、

32年前、1979年の日本シリーズ、

広島と近鉄の対戦で、近鉄のベンチで1点を追う九回無死満塁からの攻撃側にいたのが、西本幸雄監督。

他界された。

8回もリーグ優勝を果たし、日本シリーズに出たものの、一度も日本一になれなかった悲運の名将。

1979日本シリーズ第7戦 9回裏
http://www.youtube.com/watch?v=yojB4gGr360

本格的なスポーツ誌「Number」の創刊にあたって、

組まれたのもこの21球と江夏とその周辺をめぐる特集だったという。

◇名作ノンフィクション「江夏の21球」はこうして生まれた
「Number」創刊物語
http://number.bunshun.jp/articles/-/12218

教育、学力、学ぶ力とは・・・ 大阪ダブル選挙を前に

11月8日に緊急出版された『橋下主義(ハシズム)を許すな!』(内田樹、香山リカ、山口二郎、薬師院仁志、ビジネス社)。

具体的な対案がないという批判もあるが、

私は私たちがいまどのような社会に生きているのか、そして橋下前大阪府知事がどのようなねらいをもって出てきているかを考えるという点で興味深く読んだ。

なかでも内田樹さん(神戸女学院大学名誉教授)の講演録は、教育、学力、学ぶ力、それぞれをどうとらえるかという視点において重要で、私のまわりに多い福祉・保育関係者も、ぜひ読んでもらいたいし、その上で話し合ってみたいとも思ったもの。

大阪ダブル選挙の投票日の二日前の11月24日夜、

その講演録が内田樹さんの公式ブログに掲載された。

講演録そのまま、2万字以上。

ぜひ読んでもらいたい。

独裁が必要だという橋下氏、独裁を許すなという反橋下側。

歴史的な選挙を前に。

ブログ 内田樹の研究室
平松さんの支援集会で話したこと
http://blog.tatsuru.com/2011/11/24_2042.php

シワをもっと、汗をかいて

◇しあわせのトンボ:シワと汗の昭和=近藤勝重
毎日新聞 2011年11月25日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/opinion/kondo/news/20111125dde012070069000c.html
 松本清張、向田邦子とくると、昭和である。このお二人それぞれが昭和の社会や家族を描いた作品に加え、戦後の代表的な日本映画をリメークしたテレビドラマを最近よく見かける。

 いずれも力の入ったドラマなのは出演者の顔ぶれを見てもわかるのだが、昭和にしては何だか……と違和感を覚える作品もないではない。

 そんな感想を映画通のある中年女性に話してみたところ、こんな言葉が返ってきた。「そうよ。主人公ら男女の顔が小さいと、今の子って感じのシーンになってしまうよね。昭和の顔は私ぐらいないと」

 なるほど、とうなずいて、ぼくも言った。「小顔もそうだけど、顔のシワが少ないのも気になるなあ。ふっくらした顔より、シワのあるほうが役柄にふさわしいのに、と思ったりしてね」

 当節、ドラマに出演のタレントや俳優が恐れるのは、地デジになって顔がはっきり映ることだそうだ。それで口の周りに美容成分を注入したり、マッサージでシワ取りに励む芸能人が増えているとも聞くがどうなんだろう。

 と書くと、何だか主人公らの顔そのものにこだわっているようだが、単にそういうことではない。昭和は時代そのものがシワ深かった、と言いたいのだ。戦前戦後の節目でシワはひときわ深くなり、戦後は戦後で平たんではないこの国の道筋に期待と不安をないまぜにして、昭和はさらに幾筋ものシワを刻んだ。少々ダジャレめくが、戦後の日本は「シワと汗」でもたらされる「シワ汗=しあわせ」を高成長の坂の向こうに見ながら、みんな頑張り抜いたのである。

 戦後、映画はしだいにテレビに押されて斜陽化したが、それでもビッグスターがスクリーンを背負い、客を呼び込んだ。なかんずく昭和が終わるまでの10年余は、高倉健さんの活躍が際立っていた。

 思いつくままその間の健さん主演の映画を挙げると、「幸福の黄色いハンカチ」「遥かなる山の呼び声」「駅 STATION」「海峡」「南極物語」「夜叉」……と十数本にのぼる。

 40代半ばから50代後半、男盛りの健さんは雪の夕張から氷の南極まで駆け抜けて、まさに全盛期であった。シワのみならず、時に映る手のシミも、ぼくには印象深く残っている。

 昭和のリメーク版ドラマを見るつど、日本映画界最後のカリスマが目の前にすっと現れてくる。(専門編集委員)
***

シワと汗、においとアク、どんどんなくなっているように思う。

そしてあらためて、シワがあり、汗もある、このコラムの深さを想うと、これも昭和的なのかもしれない。

2011.11.25

被災地の野球部が100キロウォーク、彼らのまわりに起きたこと

このブログでふれてきた、岩手県高田高校野球部を追うスポーツニッポンの連載。

中尊寺と高田高校のかかわりが11月24日の紙面に。

裏一面が「中尊寺からの100キロ」 の記事。

テレビが震災関連の報道から消極的になっていく中で、スポニチいいぞ、

そう思った。

そして今日も。

3日連続の掲載に。

先月、仕事で岩手に行く機会があって、世界遺産の中尊寺へ。

少しだけ、身近に、うれしく、応援したくなる。

〔特集〕復興へのプレーボール~陸前高田市・高田高校野球部の1年~
http://www.sponichi.co.jp/baseball/yomimono/takata/index.html

踏みしめた、目に焼きつけた これが故郷の「今」なんだ!! [ 2011年11月25日 ]
あれから8カ月半…震災爪痕の中で再生の息吹  [ 2011年11月25日 ]
ハクチョウ飛来 被災地に冬到来  [ 2011年11月25日 ]
理学療法士ら過酷サポート  [ 2011年11月25日 ]
頑張れ!!一本松  [ 2011年11月25日 ]
“祈願”のベンチ  [ 2011年11月24日 ]
宿舎“粋な歓迎”88年甲子園の写真が  [ 2011年11月24日 ]
仲間が高田がボクの宝 中尊寺からの100キロで再認識  [ 2011年11月24日 ]
東北の被災者の光…平安願う「世界遺産」  [ 2011年11月24日 ]
菅野 3年生送別試合で友に、後輩に“サヨナラ”弾  [ 2011年11月23日 ]

2011.11.23

切れてる〇〇に違和感オオアリ

イトーヨーカドー系列、セブンアンドワイのスーパーを利用することがある。

昨年からだろうか、オリジナルのセブンプレミアム商品の増加がとまらない。

テレビCMで、お惣菜シリーズも流れるようになった。

最近また驚いた。

そのスーパーで、

「4つに切れてる厚焼き玉子」98円を発見。

オリジン弁当かよ!と。

便利なんだろうけど。

なんだかな~、そんな気がする秋の日なのです。

「口をついて出るのは感謝の言葉ばかり」という球児のラストゲーム

震災関連の報道は、特にテレビでは激減した。

新聞は違う。

スポーツニッポンは、高田高校野球部を追い続けてきた。

今日も、3年生の最後を。

菅野 3年生送別試合で友に、後輩に“サヨナラ”弾
(2011/11/23スポーツニッポン)
http://www.sponichi.co.jp/baseball/yomimono/takata/index.html

2011.11.22

被災者が被災者を救ったことを漫画が教えてくれました~福祉の仕事、その担い手に感謝する日を前に~

11月22日、「週刊少年サンデー」http://websunday.net/konsyu/に「ちいさいひと 青葉児童相談所物語 震災特別編」の2回目(5週連載)が掲載されています。

私のブログの読者のみなさんには、福祉に関係する人が多い傾向にあると思っています。

ぜひ、読んでほしいです。

18日には昨年掲載されたものが単行本(440円)にもhttp://sokuyomi.jp/product/tiisaihito_002/CO/1/(PCかアンドロイドで試し読み58ページ分無料)なりました。

週刊少年サンデーは260円。

私は滅多に漫画を読みません。

成人して手にしたのは、

ここで紹介してきた「夕凪の街 桜の国」(コミック、後に映画化)などごくわずかです。

今日発売された号では、石巻の児童相談所の職員が「その時」を迎えます。

そこで何が起きたのか。

当時のことや震災について語ることを避けたいという人も多いと言います。

そんななかで、丁寧な取材を重ねたジャーナリスト小宮純一さん(保育関係者に読まれている『ちいさいなかま』に震災ルポを連載中)の努力とルポが作品を支えています。

11月23日は、勤労感謝の日。

私は直接の被災者ではありませんが、

あの日以降、働くって? 福祉って? 

ずっと悩み、考えてきています。

今週号は、特に福祉に働くことの意味を問いかけてくる内容で、特に胸に響きました。

福祉に働くみなさんに感謝し、勤労感謝の日を迎えたいのです。

もっと福祉労働とその担い手が注目され、そしてその条件が少しでもよくなるように前へ進みたいから。

流れてほしいのに流されない 

「通販生活」のCMが流れない。

テレビに断られているそうだ。

下記と明日の朝日新聞「CM天気図」にご注目を。

天野祐吉ブログ
これって意見広告? [ことばの元気学]
http://amano.blog.so-net.ne.jp/2011-11-21

私はこの国民投票に懐疑的なんだけど。

明日、180円で買いに行く!

通販生活オフィシャルサイト
http://www.cataloghouse.co.jp/

2011.11.21

夢や目標を「まず口にしてみる」

なでしこジャパンの澤穂希さんの著書がこの数日で2冊出版された。

2冊とも手にしたが、私にとって参考にすべき視点が多い。

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◇澤穂希:今度は「ビジネス書」 W杯Vへの成功の秘密明かした
(2011/11/17スポーツニッポン)
http://mainichi.jp/enta/sports/soccer/news/20111117spn00m050014000c.html
 なでしこジャパンの主将、澤穂希(33=INAC神戸)が著書「負けない自分になるための32のリーダーの習慣」を18日に幻冬舎から発売する。

 今夏のW杯優勝後初の著書で、いかにしてチームをまとめ、世界一をつかんだのかを「32項目」の独自の習慣を通して紹介。自伝ではなく自己啓発書になっており、全国の書店でも成功への秘けつが書かれた「ビジネス書」として扱う意向だ。

 世界中が「アジアの奇跡」と驚いたW杯初優勝から4カ月。その間にロンドン五輪出場も決めた中、澤が数々の激闘の秘話を通し、初めてリーダー論を明かした。

 同じサッカー日本代表の主将、長谷部誠(27)が書いたベストセラー「心を整える。」と同様、自己啓発書に仕上がっているのが特徴。これまでにぶつかった試練や、出会った人々から学んだ“ほまれ流”のメンタル術を指南している。

 W杯準々決勝のドイツ戦前日。知り合いの記者に「あす、勝つ気がする」と打ち明けた。準決勝スウェーデン戦前日には「メダルが取れる気がする」と言い、決勝戦前日には「アメリカに負ける気がしない」と言い放った。

 この一連の発言を「言葉には魂がある。だからこそ、それが力になるし同時に責任も生まれる」と説明。言葉にすることで「自分の中でもイメージがしやすくなり、それを実現するために努力ができる。そしてそれが実現したときのことを思うと楽しくなる」と効能を挙げ、夢や目標をかなえたいなら「まず口にしてみる」と有言実行を勧めている。(スポニチ)
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いま私や私の仕事の関係先に必要なのは、伝える力と伝わる工夫だと思っている。

まず言葉にすること、それはその起点になる。

2011.11.20

鬼ごっこの異変

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発信箱:鬼ごっこ=落合博
(2011/11/17毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20111117ddm004070011000c.html

 ぶどう畑や田んぼが広がっていた子どものころ缶けり、かくれんぼ、馬乗り、鬼ごっこなどで遊んだ。学校での子どもの骨折が増えているのはそんな「伝承遊び」がほぼ消滅したこととも関係しているようだ。昔の子どもは遊びを通して自然と体の動かし方を身につけていたということか。

 最近、運動が得意な子どもも苦手な子どもも誰でも簡単に楽しめる遊びとして鬼ごっこに注目が集まっている。確かに走る、止まる、方向転換する、よけるなど多彩な動きが詰まっている。学習指導要領は小学校の体育の教材として推奨する。

 その鬼ごっこに異変が起きている。

 先週末の日本スポーツ教育学会で、福島県内のある村立小学校の教頭が「震災地での学校体育復旧の現状」と題して報告した。福島第1原発事故の影響で校庭に出られない、出る場合にも時間制限がある。体育館は避難所になっていて長期間使えなかった。夏場は水泳の授業ができなかった。教育委員会などがプールの安全を宣言しても、保護者の安心は得られなかった。

 5カ月ぶりとなる体育の授業を体育館で実施したときのことだ。鬼ごっこで顔と顔をぶつける子どもたちがいた。目の前に迫った相手との距離感がつかめず、かわすことができなくなっていた。サイドステップでは止まることができず、転倒する子どももいた。動きたいときに動ける身体、つまり運動感覚を形成するうえで、学校体育が果たす役割の重要性を改めて知った。

 身体活動ができないストレスを抱える子どもたちを前に福島の先生たちは悩みながら奮闘している。原発事故が収束しない限りはこの状況は変わらない。教頭は「子どもたちが20歳を過ぎた時にどんな影響が出るのか」と言う。向き合うべきは、被ばくの問題だけではない。(論説室)
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最近のテレビ報道を見ていると、放射線の数値に重きが置かれている。

当然だとは思うけれど、上記のように、その数値の周辺で起きていること、子どもたちへの影響がもっと掘り下げられ、考えられるべきではないだろうか。

文化を自然に失いつつあるのではなく、今回は「人災」で、伝承遊びが消えかけて。

身体を動かさせないということの意味は。

たかが、されど、鬼ごっこ。

朝のいいところ

私が子どもだったころ、

日本各地の朝の様子が次々にリレーされ、

その勢いが一定おちつくと、詩が読まれた。

「ズームイン!朝」の流れ。

どうして、あの詩のコーナーはつまらないんだろうとも思った。

そして、いつの日か、その詩は読まれなくなった。

今思えば、朝から静けさがまた一つ、なくなったということなのかもしれない。

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しあわせのトンボ:朝は一行の詩=近藤勝重
(2011/11/18毎日新聞東京夕刊)
http://mainichi.jp/select/opinion/kondo/news/20111118dde012070037000c.html

 朝はいつも違った顔をして現れる。

 空の端がまだ白い時刻に目を覚ますと、窓がしだいに赤みを帯びてくる。そんな日は朝焼けである。海沿いに住んでいるので、海の青と画するように赤紫色が帯状に長くたなびいている。日が昇るまでの風趣である。

 この季節は、霧が立ち込めて東天を淡く染める暁もあれば、露が下り、草や木の葉が朝日に光る暁もある。朝のよさは季節を問わないものの、窓を開けた途端、流れ込んでくるひんやりとした空気とともに目覚めるのは、秋の朝ならではの心地よさだ。

 谷川俊太郎氏の詩「朝の光」にこんな言葉がある。

 繰り返すものはどうしていつまでも新しいのだろう/朝の光もあなたの微笑みも/いま聞こえているヘンデルも……/一度きりのものはあっという間に古びてしまうのに

 そうだなあ、と感じ入り、朝のいいところは、と自問して次の三つが思い浮かんだ。

 光

 空気

 静けさ

 どれも説明を要すまいが、静けさということでは、つい先日、こんな体験をした。

 早朝、玄関先でカタッと音がした。朝刊が玄関ドアの郵便受けに差し込まれた音である。すでに目覚めていたのだが、その物音を耳にして、それまで以上に静けさが感じられた。

 言うまでもなく静けさとは物音一つなく、しんと静まり返ったさまである。それなのに物音がして、さらに静けさが感じられるというのは……とちょっと奇異な気持ちが絡んだが、物事というのはそういうものだ、とすぐに納得する自分がいた。要は相反するものや別の側面から照合されることによって、そのものの本質がより鮮明に浮かび上がるということだろう。

 光の中に光はない。闇の中に光はある。静けさの中に静けさはない。物音の中に静けさはある……。つぶやきながら起き上がり、新聞を取りに行った。

 やはり谷川氏の「朝」と題した詩は、こんな言葉で終わっている。

 インクの匂う新聞の見出しに/変らぬ人間のむごさを読みとるとしても/朝はいま一行の詩

 手にした朝刊の見出しにはむごさだけでなく、切なさも、やるせなさも漂っていたが、その日の朝も新しい一行の詩があった。(専門編集委員)
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朝のいいところ。

昼のいいところ。

夜のいいところ。

今日のいいところ。

何がなかったか、よりも、

いいところを探してみるのも、悪くないよね。

2011.11.19

福島の記者が伝える、伝わる、大事なことは

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 「被災地に勇気を与える」「被災者に元気を与えたい」――大震災の後、今も耳にする言葉だ。こうした気持ちは素直に尊いと感じるし、いつまでも被災者を忘れまいという姿勢は、とても大切なことだと思う。

 しかし惜しむらくは、「与える」という一語。少しひっかかる。広辞苑をひくと、「現在では上の者から下の者への行為にいう」と説明が出てくる。実はちょっと、上から目線な言葉なのだ。

 最近、スパリゾートハワイアンズのフラガールを取材する機会が多いが、彼女たちはインタビューや舞台あいさつで、笑顔や元気を「伝えたい」と言うことが多いのに気づいた。

 1人に尋ねると、特に意識はしていなかったそうで、「全国キャラバンでは行く先々で逆に励ましを頂いた。感謝の気持ちが伝わるといいな、と踊っているからだと思う」。

 「伝える」「伝わる」。いい言葉だ。これからは、これでいきたい。(西堀岳路)

***

***

 シバイヌのミミです。震災から8カ月が過ぎました。1日でも早く、平穏な暮らしが戻ることを祈っています。

 そんな中、最近元気が出る記事を見ました。聖光学院の歳内宏明投手がプロ野球のドラフト会議で阪神に指名されたことです。甲子園で躍動する縦じまのユニホームが目に浮かびます。

 同校では初となるプロ野球選手。横山博英部長がこう言ったそうです。「プロに入る選手は部員みんなの代表。本人が頑張ることが、部員全員の誇りになる」

 「スポーツ」って不思議ですよね。応援する人は、逆にプレーヤーから元気や勇気をもらえる。今の県内は怒りや不安に包まれている。だからこそ、明るく、楽しいニュースを、って思うんです。

 飼い主にも言いました。「大事なことは責任を持って伝えて。でも、みんなを喜ばせることも忘れないでね。笑顔が出る記事を待っています」(竹園隆浩)

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asahi.comの福島版。

地元記者が書く「みつばちの目」http://mytown.asahi.com/fukushima/newslist.php?d_id=0700013というコラム。

11月2日と18日のもの。

2つの記事がつながっているように思えた。

与えるではなく、伝える。

大事なことを伝える責任と、笑顔。

それは記者だけのものではなく。

みんなが待っているもの、持っているもの。

私立保育園への国の保育所運営費が廃止?!

11月16日、いくつかの地方紙で、国が私立保育園に支出している保育所運営費の廃止報道が続いた。

「政府内で浮上」しているというもの。

地方の税収増分をねらって、子ども手当にかわる児童手当の財源をそこからとろうと思っていた政府が、地方の反発をうけて、代替案として持っているようだ。

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保育所補助金に廃止案 政府 地方税増収分充当へ
(2011/11/16西日本新聞)
http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/word/6455/8559
 2012年度予算編成で、国が私立保育所の支援を目的に年間約4千億円を支出している市町村向けの補助金「保育所運営費」を廃止する案が政府内で浮上していることが15日、分かった。税制改正で決まった住民税の年少扶養控除廃止に伴う税収増などで12年度は地方の収入が5050億円増える見込みのため、この分を代わりの財源に充てることを検討する。
 
 実現すれば、保育所支援は全額、地方の負担になるが、地方税の増収分を活用し、これまで国の補助金の対象にならなかった保育所も、地域の住民ニーズに応じて手厚く支援できるようになる。地方の自由度が増すことで、民主党が掲げる地方分権の前進にもつながりそうだ。
 
 厚生労働省は、地方増収分の一部を子ども手当廃止に伴い12年度に復活する児童手当の拡充に充てることを地方側に提案している。しかし、地方側は「裁量の余地がない全国一律の現金の支給は全額、国が負担すべきだ」と反発。地方が受け入れる見込みは小さいため、保育所の補助金を廃止する代替案が浮上した。
 
 保育所の補助金を廃止する代わりに、児童手当を拡充する費用は国が負担。地方からも補助金の廃止を求める声が出ており、政府関係者は「増収分を児童手当の拡充に充てるより、地方は受け入れやすい」とみている。
 
 ただ、保育関連団体が「財政力の弱い自治体が保育所への財政支援を減らし、保育サービスに地域格差が出る恐れがある」と反対するのは必至。政府内にも慎重論があり、調整は難航しそうだ。
 
 国と地方の税財政を見直した「三位一体改革」で、国は04年度から公立保育所を対象とする補助金を廃止し、必要な財源を地方に移した。地方側は私立保育所の補助金廃止も求めたが、実現しなかった経緯がある。
***

早速、動揺や反発が広がっている。

***
◇新たな「持ち出し」か 保育所運営費廃止案浮上
(2011年11月17日 日本海新聞) ※鳥取県シェア1の地元紙

 私立保育所の支援を目的とした市町村向けの国の補助金「保育所運営費」を廃止し、住民税の年少扶養控除廃止に伴う地方の税収増分で穴埋めする案が新たに浮上し、私立保育所を多く抱える鳥取県内の自治体を困惑させている。税収増額が都市部に比べて少ない県内の自治体では、税収増分で国負担額をカバーできず、新たな「持ち出し」が必要となるためだ。

 保育所運営費は、国が2分の1、都道府県と市町村が4分の1ずつ負担。県内でトータルの運営費は36億7665万円で、県と市町村が9億1916万円ずつ、国が18億3832億円を負担しているが、この国負担額が廃止となる代案が民主党内で浮上した。

 県内で私立保育所が25園と最多の米子市は「都会は大幅な税収増になり手厚い支援ができるだろうが、田舎はそうはいかない。不足分はとても市だけでは賄いきれない」(こども未来課)と悲鳴を上げ、自治体間で保育サービスに差が生じる可能性にも言及した。

 同市では、住民税の年少扶養控除の対象者が約1万4千人で、廃止に伴う税収増を2億円余りと推測。一方、「保育所運営費」の国補助分は本年度、約7億2千万円を見込んでおり、補助金が廃止となれば5億円近い不足分が生じる試算だ。

 同様に、14園の私立保育園のある鳥取市では、本年度の運営費国負担分は約5億6千万円。来年度の扶養控除の対象者は約2万6500人で、廃止されれば約1億4千万円の不足額が生じる見込み。

 倉吉市では、私立保育所(13園)の運営費の国負担分3億2700万円に対し、税収増分はわずか4800万円余の見通しだ。

 同市担当者は「(補助金廃止分を)補うほど地方税収入が増えるとは限らない」と補助金廃止の影響は小さくないと指摘。同市は本年度から基金を取り崩すなどして公私立保育園すべての保育料軽減に踏み切っており、補助金廃止分をカバーできる税収増がなければ財政負担が増すことは確実だ。

 また、保育所運営費の廃止は、国が2012年度に復活させる拡充児童手当の財源に住民税の年少扶養控除廃止などによる地方の税収増分を充てる案を提案、地方側の反発を招いたことで浮上した“代案”だ。鳥取市の担当者は「行き詰まっているからといって、(保育所運営費の)廃止を出してくるのは唐突」と非難し、自治体を振り回す国の姿勢に不信感を示している。
***

琉球新報http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-184151-storytopic-11.htmlや京都新聞http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20111117_2.htmlは最初の報道の翌日に社説で強い懸念を示した。

チルドレンファーストと言って、政権が変わったと私は認識している。

その総選挙直前に示した「考え方」とかけ離れていっている。

「考え方」とは、こうも変わっていくものなのか。

***

2009/7/1民主党『次の内閣』
子ども・男女共同参画調査会

保育サービスについての考え方
http://www1.dpj.or.jp/news/?num=16422

1.基本的な考え方 ~子どもたちは日本の未来を担う宝物~
 民主党は、子どもの立場に立ち、子どもたちが安心して育つことのできる社会の実現のため、「チルドレン・ファースト(子ども第一)」で政策立案に取り組んできた。
 現在、子どもの数が減っているにもかかわらず、保育など子育て支援に対するニーズはますます増え、多様化している。また政府の対策にもかかわらず待機児童問題は解決せず、子どもたちの置かれている状況は年々厳しさを増している。住む地域や家庭の状況などにより、保育に格差を生じさせることのないよう、個々のニーズに合わせた保育の量の確保とともに、子どもたちにとって質の良い保育の環境整備や子育て支援を進めていく必要がある。
保育制度の改革にあたっては、保育の質の確保が大前提であり、国や地方公共団体は質の高い保育を十分提供するため、優先的に財源を確保すべきである。安易な規制緩和等によって質よりも量を追い求め、結果的に子どもに不利益を与えるようなことがあってはならない。
 また、現在国が設けている保育室の面積や保育士の人数などの最低基準についても、子どもたちに良質な保育を提供する視点で改善することが必要であると考える。

2.待機児童対策
 2008年10月現在、認可保育所に入れない待機児童は約4万人にのぼる。入所児童は1997年から2007年までの間に20%以上増加したが、保育所数の増加は2%程度であり、単に保育所が足りないだけではなく、詰め込みによる保育環境の悪化も懸念され、子どもたちが受ける保育の質に差がうまれている。
 民主党は、「日本の未来を担う子どもたちを社会全体で育てる」という考え方のもと、小・中学校の余裕教室や統廃合などにより使用を止めた学校施設等を利用した認可保育所分園の増設、2008年の法改正により法制化された「保育ママ」の増員、また将来に渡っては、認可保育所の増設を推し進める。

3.今後の課題
 現在、98%程度の4、5才児が幼稚園か保育所に通っており、保護者の経済的負担も大きく、無償化を求める声が高いことから、就学前教育・保育の実質無償化を検討する。
 また、幼稚園は文部科学省、保育所は厚生労働省という二元行政を改め、子どもに関する施策を一元的に責任をもって担える仕組みを作り、幼稚園と保育所の一本化を目指す。
***

2011.11.18

花屋がない国

母の誕生日がまもなくなので、花屋で花を贈った。

リアンというもので、「絆」を意味する小さな胡蝶蘭。

一方、「幸福の国」には、花屋がないという。

興味深い話。

***

余録:お茶の中にハエが入った…
(2011/11/17毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/news/20111117ddm001070054000c.htm
l
お茶の中にハエが入った。「大丈夫?」と聞かれる。その人がブータン人ならば、お茶が大丈夫かというのではない。ハエが大丈夫かとたずねているのだ。むろんすぐにハエを救い出さねばならない(大橋照枝著「幸福立国ブータン」白水社)▲またブータンに花屋はないという。美しい花に恵まれた国土だが、一生懸命咲く花を切り取って売買するのは仏教の教えにそぐわないと思うらしい。寺院に飾る花も造花だという。あくまで心優しい「幸福の国」の住人だ▲だから東日本大震災の被災地の惨状をテレビで見た国民は大変なショックを受けたという。若きワンチュク国王は震災翌日には自らが主催した式典で被災者の安全を祈り、また犠牲者の霊を慰める供養祭をとりおこなった。「幸福の国」はまた「祈りの国」でもある▲そのワンチュク国王と先月結婚したばかりのジェツン・ペマ王妃のご夫妻が震災後初の国賓として来日している。きのうは入院中の天皇陛下のご名代として皇太子さまが出席して歓迎式典が行われ、あすは津波で大きな被害を受けた福島県相馬市の小学校を訪問する▲「ブータンにできることはとても小さいが、困難な状況にある日本に連帯を示したい」と震災直後に語った国王だ。国是の国民総幸福量(GNH)が示すのは、この国の質素でも心豊かな暮らしばかりではない。国際社会へのそのユニークな価値発信力も表している▲震災からの復興に取り組む住民や自治体にとっても目指したい地域の総幸福量の増進である。自然や伝統の息づくコミュニティーの再生においてブータンの人々に学ぶべきものはきっとあろう。

***

花屋があるけど、はなやがない国

花屋はないけど、はなやぐ国・・・

おあとは、よろしいでしょうか。

小さな幸せ、感じるときはどんなとき?

「小さな幸せを感じるときはどんなとき?」

イギリスで行われた調査。

50の選択肢から選ばれた30位までが以下の通りという。

各国でやってみてほしいなぁと思うし、一人ひとりでも。

1、ジーンズのポケットの中から忘れていた10ポンドが出てきた時
2、休日のお出掛け
3、洗い立てのシーツに寝そべる
4、海で泳ぐ
5、天気の良い日の散歩
6、どこかに座って日光浴(座る場所はどこでも良い)
7、サプライズでプレゼントや花束をもらう
8、パートナーから心のこもったメールをもらう
9、愛している人または愛してくれている人とのハグ
10、感謝のカードを受け取った時
11、仲の良い老夫婦が手をつないで散歩している姿を見た時
12、天気の良い日に窓を全開にしてドライブする時
13、宝くじで10ポンド当たった時
14、長期休暇が取れた時
15、1番好きな曲を聴いた時
16、安くて良い物が買えた時
17、久しぶりに旧友と会った時
18、公園でピクニック
19、会社で昇級した時
20、パートナーとのロマンチックな一夜
21、思い出の曲を聴いた時
22、昔のアルバムを見返す時
23、新しい友人ができた時
24、静かに1人の時間を過ごす時
25、自然の中を気ままに歩く時
26、赤ちゃんの笑い声を聞いた時
27、仲良しの女友達と出かける時
28、朝目が覚めて、今日は休日だったと気づく時
29、チョコレートを食べる時
30、スイーツを食べる時

◇<調査>普段感じる「小さな幸せ」、1位は「ポケットからお金が出てきた時」―英国
Record China 11月1日(火)22時36分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111101-00000028-rcdc-cn

2011.11.17

セシウムと子どもたち 福島で立ちふさがる壁とは

首都圏でも学校や保育園などの除染が行われるようになった。

が、もっとも厳しい福島のその状況が伝えられてこないように感じる。

20日深夜、福島の保育園の除染とその壁にかかわるドキュメンタリーが放送されるようだ。

注目したい。

***
NNNドキュメント11
3・11大震災 シリーズ20
「セシウムと子どもたち 立ちふさがる“除染の壁”」30分枠
http://www.ntv.co.jp/document/

放送時間  :  11月20日(日)25:00~ 
ナレーター : 中山由佳
制 作 : 日本テレビ・福島中央テレビ*共同制作
再放送 : 11月27日(日) 11:00~  BS日テレ
       11月27日(日) 18:30~  CS「日テレNEWS24」

福島第一原発事故で放出された放射性物質について、国の責任で行う「除染」のロードマップが10月末に公表される。しかし除染について住民の姿勢は「総論賛成、各論反対」。除染で除去した土をどこに埋めるかをめぐっても最終処分場はおろか中間貯蔵施設、さらにはその前段階の仮置き場でさえほとんど決まっていない。そんな中、南相馬市では児玉龍彦東大教授の助言を得て、子どもと妊婦のいる場所を最優先に除染に取り組んできた。民間でも私立よつば保育園では職員と保護者、NPO団体を中心に除染活動を行ってきた。しかし、近隣住民の反発や、汚染土をどこに持っていくかなど課題は多い。人口が密集する福島市では、住民同士の利害が対立する場面も出てくるなど、除染の道のりは厳しい。

2011.11.16

響かなかった声 5歳の犠牲を忘れない

埼玉の春日部市で生まれ育った男の子が5歳で亡くなった。

生を受けて両親がすぐに離婚。

父親に引き取られ、父の弟と3人暮らしの家は、ごみ屋敷になっていった。

3歳での体重は通常の発育の数値だったというが、トイレもしつけられておらず、ずっとおむつをはき、

食事はコンビニで買って与えられるパンなどの1日2食に減っていき、お風呂は月1回程度。

保育所をすすめられても断り、今年八月の死亡時、5歳にもかかわらず、体重は平均の半分の10キロに減っていたという。

事件後、父も弟も、児童養護施設で過ごしたという過去も明らかになった。

11月は、児童虐待防止月間。

今日11月16日、『週刊少年サンデー』で、「ちいさいひと 青葉児童相談所物語 震災特別編」の連載(5回)が始まった。

子どもをめぐる厳しい状況に向き合う児童福祉司を主人公に描かれ、今回は宮城県石巻市の「その時」を。

昨年この時期に掲載された「ちいさいひと」は11月18日に単行本化される。

最近、子どもの貧困や虐待問題が丁寧に報道されなくなっているように感じる。

あの子は、おなかいっぱいおいしいごはんを食べることが何度できたんだろうか。

ひとつできるようになったことを、何度ほめてもらえたんだろうか。

抱きしめられ、親のあたたかさを何度感じることができたんだろうか。

親以外のおとなや友達を、何度認識できたんだろうか。

泣き叫ぶことで叱られて、虐待されて・・・。

行政は2歳の時からネグレクトの疑いを認識し、訪問が重ねられてきたのに。

その声は密室で響くだけで、おとなの心に響くことはなかったんだろうか。

響という名前で生きた5年間。

首相や厚生労働大臣、各党党首はもっともっと、「子どもを大切にしよう」というメッセージを発してほしい。

そして、私たちはもっとまわりのちいさな声に、声にならない声に耳を、

短い期間にちいさくしか伝えられない記事に目を。

経過を知り、原因を探り、それらの背景を想像しながら、自分で消化せず、誰かにその思いを語り、伝え、広げていかないと。

黙っていたら、変わらない。

現状が追認されていく。それだけは避けたいと思うから。

【関連報道】

虐待、なぜ防げなかった 埼玉・春日部の5歳男児衰弱死
(2011/11/16asahi.com)
http://www.asahi.com/edu/kosodate/news/TKY201111160299.html

春日部・5歳死亡 狭い部屋に閉じ込め(東京新聞埼玉版2011/11/16)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20111116/CK2011111602000059.html

2011.11.15

清武さんと野田さん、愛という名のもとに

せっかくの日本シリーズが、読売騒動で大きく報道されないことが腹立たしい。

特に、スポーツ新聞の一面は返してほしい。

また、TPPについて説明責任を果たさず、国民の理解が広がらないなかで決断してしまう野田首相に不信感が高まる。

この2つの現象のなかで、愛に注目したコラムがある。

***
◇香山リカのココロの万華鏡:愛という言葉にご用心 /東京
(2011/11/15毎日新聞東京版)
http://mainichi.jp/life/health/kokoro/news/20111115ddlk13070346000c.html

 1日のうちで「愛」という言葉を2度、聞いた。残念ながら、私が誰かに告白されたわけではない。テレビで記者会見を見ていて、のことである。

 まず最初は、巨人軍の清武英利球団代表の会見。同球団の渡辺恒雄会長が人事について不当な介入をした、と批判した会見は大きな波紋を呼んだが、その中で何度も「愛」という単語を口にした。「私は、巨人軍、野球、ファンを愛しています」

 次は、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉への参加を表明した野田佳彦首相の記者会見。首相は「私は心から日本を愛しています」と言い、母親の実家である農家ですごした幼い日々が自分の原風景であることを明かした。

 なぜこのふたりのリーダーは、「愛」という言葉を口にしたのか。それは、それぞれの会見での主張が決して私利私欲に基づくものではなく、あくまで「愛」ゆえの純粋なものなのだと強調したかったのであろう。

 ただ、「愛」と言われればそれだけで信用できるか、と言うと、そんなことがあるはずはない。高校の倫理の教科書にもあるように、「愛」には見返りを求めない博愛である「アガペー」と、男女の恋愛など相手があっての愛である「エロス」がある。後者であれば当然、自分も相手から愛されたい、と見返りを求めることになる。そして、しばしば人は打算ずくであるにもかかわらず、「愛してるよ」といった言葉で相手を丸めこみ、利用しようとすることもある。診察室にも、誰かの語る「愛」に裏切られ、傷ついた人がしばしば訪れる。

 さて、巨人軍の球団代表や野田首相が語る「愛」は、どちらだったのだろうか。もちろん彼らは「それは無償の愛、博愛だよ」と言うことだろう。しかし、私たちはそれほど単純にそれを信じられない。逆に、「そんなこと言ってもだまされないよ。ホントは何かウラがあるんでしょ」と思ってしまった人もいるのではないか。

 それにしても社会のリーダーがこうやって気軽に「愛」を口にする習慣は、日本の文化にはこれまでなかったはずだ。「オジサンも素直に『愛』を語るのは、おおいにけっこう」と言う人もいるだろうが、なんだか違和感も覚える。こういう人たちが、ふだんの生活で妻や子などに「愛してる」と言っているとはとても思えず、どことなくとってつけたような感じがするのだ。

 「愛」という言葉にご用心。ふたつの記者会見から伝わってきたのは、そんなことだった。この「愛」という言葉が出てきたら、ちょっと注意が必要だ。
***

私には、清武さんも、野田さんも、ほかに方法も言葉もなかったのかよと思えてしまう。

2011.11.14

「壁は高ければ高いほどいい」 あきらめない2人の関係 

今日発売の週刊誌「AERA」(11月21日号 No.52)で、

2人のスポーツ選手の意外な関係を知った。

女子サッカーを牽引してきた澤穂希選手と、

女子バレーの小さなセッター竹下佳江選手。

澤選手は今年注目されたけれど、竹下選手も、

99年から日本代表の中心。

その159センチの体をいっぱいに、日本の展開の速い攻撃へつなぐトス回しは世界一の技術。

北九州市出身の彼女は私と同郷でもあり、親近感もあり、

私のブログでも何度かふれてきた。

「小さなセッターに勇気づけられて(2010/8/7)」
http://tamy.way-nifty.com/tamy/2010/08/post-6b7e.html

男子が当たり前のサッカーでの女子。

身長が鍵とされるバレーでの低身長。

あきらめないことを貫いてきた2人。

企業の冬の時代も身をもって味わってきた。

その二人が友人関係にあるという。

発せられる言葉も、共通するものがある。

(パスミスの失点に)「彼女の責任ではない。それまでの展開で私も含め多くの仲間がミスをしている。それがたまたま彼女のミスという形で表れただけ」(澤穂希) 「誰かが、自分のミスと責任を背負い込んでいる時点でダメ。一人のミスはみんなのミス」(竹下佳江)

などのほかにも。

スポーツ界の裏も表も知り、代表チームを支えてきた二人の姿勢、言葉、関係に、

違う分野に生きる私たちの参考になるものもあるのではないかと、繰り返し読み返す。

「壁は高ければ高いほどいい」ということも共通の言葉だという。

21日に発売される澤選手の著書『夢をかなえる。 思いを実現させるための64のアプローチ』(徳間書店)が早く読みたくなってきた。

里子の死から考える

里子って、いないことになってませんか。

杉並で起きた惨劇から、里親、里子、それぞれの思い、背景と現実、そして第3回は参加型で考え合うという企画。

めったにないテーマとつくり方だと思います。ご注目ください。

「福祉ネットワーク」特別企画 シリーズ「“里子の死”から考える」
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tsunagaru/index.html
第1回里親・心の“闇”/第2回里子のきもち/第3回私たちにできること 11月14日(月)・15日(火)・16日(水)夜8:00〜8:29 Eテレ

2011.11.12

鳥のさえずり 想像して音楽を考える

音を楽しむ音楽。

楽だなぁと思える音は、複雑ではなく、

そばに、自然にあるものなんでしょうね。

***
◇しあわせのトンボ:自然が奏でる音楽=近藤勝重
(2011/11/11毎日新聞東京夕刊)
http://mainichi.jp/select/opinion/kondo/news/20111111dde012070013000c.html

 学生時代にビートルズが全盛期だったせいで、ロックもよく聴く。といってクイーンならクイーン・サウンドが両の耳から流れ込むのにまかせているといった楽しみ方で、英語の歌詞は大ざっぱにしか理解していない。

 しかしそれで十分心地いい。感動もある。むしろ歌詞の意味は?などと頭を働かせないほうが心がみたされる。

 もちろん心というのは頭脳の働きによるものだ。しかし耳の鼓膜を震わせて入ってくる音波は、ストレートに心臓のあたりに触れてきて、身体を共振させずにはおかない。言葉の意味を理解しようと頭が働く読書などに比べ、音楽の強みは言葉以前の世界にあるように思える。

 赤ちゃんは意味を成さない音声を発する。そのうち「ブーブ」とか「ワンワン」とか音声のコミュニケーションを身につけて片言を言いだし、ちゃんと意味がわかった上で言葉を口にするのは、その後のことである。

 音声のコミュニケーションというと、鳥の鳴き声もそうだ。鳥たちはさえずり合って、互いの意思を伝えている。この習性を通して、人の言葉の起源を探っている生物心理学者がいるが、確かに鳥のさえずりと人間の言語の関係は興味深いテーマだ。

 週末、いい空気が吸いたくて、山里をよく歩く。夏のある日、群馬県の利根川沿いを歩いていると、前方の小高い山のてっぺんに赤松が一本すっくと立っているのが見えた。枝ぶりもよく抜きんでる高さなので、その一本松だけでも目を見張る眺めなのに、赤松の枝の先にトンビが一羽とまって「ピーヒョロ、ピーヒョロ」と鳴いている。

 ぼくは目を閉じ、耳を澄ました。すると、気にとめていなかった川の流れや木の葉を揺らす風の音も耳に入ってきた。そのうち緑の茂みの小鳥や川面を飛び交うセキレイの鳴き声も「ピーヒョロ、ピーヒョロ」に和して、さながら自然の音楽に聴き入る気分になった。

 かつて人間はほかの生き物と一緒に森の奥に住んでいた。当然そこには音の風景が広がっていたわけで、自然の奏でる音は人間に音楽のそもそもを与えたはずである。

 そんなあれこれを想像して思うのは、もともと人間にとっては言葉より音を組み合わせて感情を表現する音楽のほうが根源的なのではないかということだ。

 山里を訪ね歩くようになって、それは確信に近い。(専門編集委員)


今日明日と、大阪、京都。

鳥のさえずりはないとしても、「音」を気にかけて過ごしてみたい。

2011.11.11

疎開、保育、福島、 山形でいま

インターネットを誰もが使えるような時代になったなか、

疎開という言葉が新聞に出てくることを春までに誰が予想したでしょうか。

読んで、深く、深く、考えさせられました。

何が起こってしまったのか、そしてその中にいる人の思いとは。

テレビ報道が格段に減るなかで、年の瀬へ向かう中で。

■疎開の現在:’11秋・山形/1 往復
(2011/11/11毎日新聞山形)
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20111111ddlk06040186000c.html
 ◇福島を捨てられない サテライト保育の選択

「介護の日」3回目の誕生日

11月11日は、2008年に制定された「介護の日」

なんか、介護って、よくなりました?

厚生労働省においては、“介護について理解と認識を深め、介護従事者、介護サービス利用者及び介護家族を支援するとともに、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施するための日”として、「11月11日」を「介護の日」と決めました。
※ 平成20年7月27日の「福祉人材フォーラム」において、厚生労働大臣より発表しました。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/07/h0728-2.html

2011.11.10

5度の通報、いくつものサインは生かされず

悲しくて、せつなくて、難しくて…。

機会は何度もあったのに、14歳のいのちが消えた。

あの日、あの時、あの場所で。

関係者の後悔を関係者以外も共有して、

11月は児童虐待防止月間。

◇名古屋中2虐待死:通報5回 保護する機会を逸する
(2011/11/10毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111110k0000m040168000c.html

◇オレンジリボン運動(児童虐待防止)
http://www.orangeribbon.jp/

2011.11.09

ほどほど論のススメ

ものを見るときに、どこから見るか。

私と違う視点もあれば、同じだっていうものもある。

新しいことに気づかされたり、自分の考えが整理されたり。

最近チェックしてなかった『香山リカの「こころの復興」で大切なこと』

終了していたから。

そこからまた新たな連載『香山リカの「ほどほど論」のススメ」が始まっていた。

みてない間に5回も連載が続いて。

香山リカの「ほどほど論」のススメ
http://diamond.jp/category/s-kayama2

著書に書かれている内容もあるけれど、さすがの視点。

時間のある方、ぜひ、お読みください。

2011.11.08

2万人の、またそれ以上の物語に思いを馳せて

高校3年のころ、「クリスマスキャロルの頃には」が大ヒット。

私は「メリークリスマスが言えない」のほうが好きだけれど。

その前から、あの異質な声が大好きだった稲垣潤一さん。

あれから18年。

島谷ひとみや玉城千春ら実力派女性アーティストとのデュエット曲を集めたカバーも大ヒット。

仙台市出身の稲垣さんは、被災地支援も積極的だ。

稲垣さんのクリスマスソング2曲も、秋元康作詞だということをあらためて知る。

少し冷え込むようになり、街にそれらの歌が流れてくる季節を迎えた。

私のさみしいクリスマスは、ここではどうでもいい。

毎週火曜日の香山リカさんのコラムが、被災者に思いを馳せて、「クリスマスソング」にふれている。

いつもながら、考えさせられるが、今回は特に。新聞ならではでもある。

みなさんはどのように読まれるのだろう。

◇香山リカのココロの万華鏡:クリスマスソング /東京
(2011/11/8毎日新聞)
http://mainichi.jp/life/health/kokoro/news/20111108ddlk13070144000c.html

やさしくするどい角度で、人を、世の中を見ていきたい。

死者・行方不明者あわせて約2万人。

犠牲はなくても故郷や家族と離れて暮らす人たちも多く。

想像することを忘れないように。

2011.11.07

放射線内部被曝から子どもを守るために

ある本を買いに大手の書店2つを回ったけれど、

みつからなかった。

その際、春以降の書店の本が大きく様変わりしていることを思い知らされた。

月に何度か書店に寄っているけれど。

「食べもの通信」http://www.tabemonotuushin.co.jp/が制作したDVDもならんでいた。

3800円+税

***
【学習会に最適】 
内部被曝から子どもを守るDVD(23分)ができました!

学習用に最適の分かりやすいDVDビデオ『放射線内部被曝から子どもを守る』が、完成しました。
今、放射能関連の書籍は多数出ていますが、20分程度のDVDはまだ出ていないため、お母さんたちがミニ学習会などで活用できるDVDを緊急に作成しました。
ヒロシマとチェルノブイリから内部被曝の教訓を学び、放射線による健康への影響と、内部被曝を防ぎ、免疫力を上げる食生活の工夫をわかりやすく紹介。
各地で大好評です。

■主な出演者
埼玉協同病院名誉院長 肥田舜太郎氏
チェルノブイリ医療支援医師・松本市長 菅谷 昭氏 
東京大学アイソトープ総合センター長 児玉龍彦氏
農民連食品分析センター所長 八田純人氏 ほか
◇上映時間 23分、定価3800円(+税・送料)。
◇企画・製作:家庭栄養研究会・食べもの通信社・全国農村映画協会
◇発売:合同出版

↓こちらから転載
http://www.tabemonotuushin.co.jp/shoseki1.php?&=#26
***

手に取って、個人で買うにはちょっと高いなぁと思って、悩みつつ、戻して帰った。

YouTube予告編【放射線内部被曝から子どもを守るために】
http://www.youtube.com/watch?v=q5U6vMkTmJA

そのあと、NHKニュース↓に驚かされた。

◇園児の体重の増え方 4分の1に
NHKニュース11月7日 19時40分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111107/k10013794721000.html
※リンク先に動画もあり

私たちは、現実をみつめ、もう少し情報を集め、想像力を働かせなければならないのではないだろうか。

2011.11.06

その「世界」を変えるのは、変えられるのは

70億人が住む世界もあれば、

私の世界という小さなものもある。

あなたのそれもあれば、私とあなたのそれもある。

世界はそれぞれ。

でも大きな大きなものは1つしかない。

私のそれをよくもわるくも変えられるのは。

だとすると、この私たちが住む世界を変えられるのも。

そう考えさせられたショートムービー。

もう少し早く気づきたかったけれど。

まだ間に合うことはたくさんあると信じたい、信じ合いたい。

傷つけられるのも、励まされるのも、その力。

↓再生回数1000万回以上

【YouTube】The Power of Words
http://www.youtube.com/watch?v=Hzgzim5m7oU

解説ブログ記事
http://naglly.com/archives/2011/04/the-power-of-words.php

雑誌、新聞との出逢い、大切にしたいもの

先日、時々しか行かない駅をおり、そこから目的の場所へ2つある道の1つを通ると、

ホームレスの自立支援につながる雑誌『ビッグイシュー』(http://www.bigissue.jp/)を手に、販売するおじさんが目の脇に。

掲げられた最新号の表紙が斉藤和義。

巻頭インタビューが載っているということに違いない。

300円を支払うと、「おおきに!」の元気な声と「これ、私の販売時間が書いてますのでぜひ」と手書きのコピーが返ってきた。

160円が販売員にわたるしくみ。

期待のインタビュー記事を開いて、感動させてもらった。

原発、社会のとらえ方、音楽スタイル・・・。

あの道、もうひとつの道を通っていたら、あのおじさんがいなかったら、その感動は絶対になかった。

あの日、あの時、あの場所で。

そんな縁のなかで、私も、私たちも生きているんだと。

そう想いながら、1つのCDを買うことにした。

10日ほど前に、ここで紹介させていただいたもの。

その後も、動画で何度か聴いている。

少し懐かしいポップスで、前向きになれる。

岩手に先日行った際に読んだ地元紙「岩手日報」で知ったことが縁。

売店には「河北新報」もあったし、さらに別の地元紙もあった。

そこで選んだのがその新聞で、目に入ったのがその記事。

雑誌のことと重ねて想いながら、

電話をかけて、ネット通販で注文。

復興商店 かけあし
http://www.kakeashinokai.fhd.jp/myshop/

読書、観光、音楽・・・。

文化の秋。

週末の空はすっきりしないけれど。

週明け、CDが届くはず。

雨模様の週末、

「週が明ける」という表現も、また深いと感じる秋がいま。

***
◇復興ソング、カラオケ全国配信 宮古の市民団体制作(2011/10/29岩手日報)
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20111029_12

 宮古市の被災者支援市民団体かけあしの会(菅原則夫代表)が制作した復興応援ソング「明日への虹…」が話題を呼んでいる。震災から立ち上がる姿を描いた歌詞とポップス調の曲が調和。今月上旬のお披露目以降、地元のみやこ災害FMにリクエストが寄せられるだけでなく、楽譜を取り寄せる学校も。大手通信カラオケの全国配信も内定し、予想以上の反響に関係者も驚く。

 菅原代表が音楽好きの三陸鉄道臨時社員佐々木一光さん(43)に作詞を依頼。メーンボーカルは同市の実力派民謡歌手小田代直子さん(25)、バックコーラス「未来の子どもたち」は市内の小学生らが担当した。浸水地域の同市末広町のスタジオで録音。CD包装は仮設住宅の人たちの内職だ。

 自宅半壊で、避難所生活をしながら慰問活動に歩いた小田代さんは「みんなで頑張っていこうという気持ちが一枚に詰まっている」と瞳を輝かせる。

 CDは1枚千円で県内生協全店で販売しており、同会の復興プロジェクトとして益金全額を被災者支援に充てる。

***

http://www.youtube.com/watch?v=ABUaISUncg4&feature=related

2011.11.05

大阪市長選、出馬とりやめで「反橋下」一本に

13日告示(立候補手続き)、27日投票の大阪ダブル選挙。

私は先月末から、立候補をめぐって、何か大きなことが起きると思ってきた。

一行だけ、11月2日に日付が変わること、記しておいた。

やっぱり起きた。

内実は知らない。でも、そんな気がした。

私のとらえ方、詳しくはまた。

***
◇大阪市長選:渡司氏が出馬を取りやめ
(2011/11/5毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111105k0000m010080000c.html

 27日投開票の大阪市長選で、立候補を表明していた共産党前大阪市議の渡司(わたし)考一氏(59)を擁立する「大阪市をよくする会」は4日、渡司氏が出馬を取りやめると発表した。市長選には現職の平松邦夫市長(62)、「大阪維新の会」代表の橋下徹・前大阪府知事(42)が出馬を表明しており、反維新勢力を結集するため、出馬を辞退することにしたという。これで市長選は平松氏、橋下氏の一騎打ちとなる。

 大阪市をよくする会によると、渡司氏が今月2日、「自分が出馬して票が割れるより、反維新勢力を結集させたい」と申し出たという。同会内で協議を重ねた結果、「『独裁』を掲げる橋下市長誕生を絶対に許してはいけない」との結論に達し、渡司氏の意向を受け入れることにした。

 市長選を巡っては、府と市などを解体・再編する「大阪都構想」を訴える橋下氏と、「市を解体・消滅させる都構想には断固反対する」と反論する平松氏が激しく対立。「今の政治に一番必要なのは独裁」と発言する橋下氏の政治手法に対しても、平松氏が「大阪市を独裁から守る」などと表明し、対決ムードが高まっていた。

 一方、渡司氏は今年9月、「市民の暮らし、福祉を応援する市政へと改革を進める」と語り、いち早く出馬を表明。橋下氏に対しても「暴走と独裁は見過ごすことができない」と批判していた。【津久井達、林由紀子】

2011.11.02

再生がテーマ 我慢と誤魔化しばかりじゃ

脱原発ソング「ずっとウソだったんだぜ」で、社会的な反響を呼んだ斉藤和義さん。

その新曲「やさしくなりたい」は今日11月2日リリース。

早速買って、何度も聴けば聴くほど深くて。

明日11月3日まで、斉藤和義チャンネルがユーチューブに。

「ビートルズ」の武道館公演をパロッたミュージックビデオもフルで。

イライラする人、失敗ばかりの人、うまくいかない人、ご覧ください。

パソコン環境のみ視聴できるようです。3日までね。

http://www.youtube.com/user/kazuyoshisaitoch

なんとなく

大阪のダブル選挙をめぐって、立候補の締め切りとなる前のこの10日間で大きなことが起きそうな気がする。

2011.11.01

大阪どうなる?「だれの目にも明らか」にはなっていないなかで

やっぱりズレている。

共産党の大阪の組織が出したアピール(橋下・「維新の会」によるファッショ的な独裁政治に「ノー」の審判を下すため、府民の広大な共同を10月29日 日本共産党大阪府委員会http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-10-30/2011103004_01_1.html)。

『そのファッショ性をだれの目にも明らかにしたのが、「教育基本条例案」と「職員基本条例案」です』という。

10月末に実施された大阪府民を対象にした朝日新聞と朝日放送の共同の世論調査では、

この教育基本条例案に、

賛成48%、反対26%

職員基本条例案は、

賛成58%、反対22%

私はいずれも反対の立場だけれど、「だれの目にも明らかにした」状況にはなっていない。

空気に流されるのは危険。

でも、空気をつかまないと現状認識がずれ、さらに共感や理解を得るためのきっかけにつながらないのではないだろうか。

教員を意図的に低い評価にすることもできる、個性的な教育・教員が消えていくと私も懸念する教育基本条例案には、

作家のあさのあつこさんや尾木ママも反対している。

もっと広く、その声を集めたい。

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