皆既月食の日に想う
今夜は11年ぶりに、皆既月食の最初から最後までを見られる機会。
午後9時45分頃から翌午前1時18分頃まで。
晴れたらいいね。
春以降、ライフラインの切断・回復、計画停電、節電と、
「暗さ」と「明るさ」について考えさせられてきた。
そして、あの日から、人の言葉も変わった。
冗談も、笑いも減ったように感じる。
2万人の姿が一瞬にしてなくなり、
さらにいまだに数万人が避難を余儀なくされ、離ればなれになっている。
寂しさと切なさのなかで、そして電力のことで、
月明かりに対する想いは変わったはず。
暗さのなかで、明るさを知る。
真っ暗ななかでの月明かり。
沈黙の中で発せられる言葉も。
暗いと不平を言うよりも、すすんで灯(あか)りをつけたい。
明るい人。
そんな存在をもっと大切にしたいとも。
あの地、あの人、あの時に、想いをめぐらせ見上げよう。
ひとつのもの、みんなで見られるひとときと、
支えられている絆を大切に。
次に今夜と同じ条件になるのは2018年1月末だという。
いましか見られない、貴重なもの。
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