弧族の国 女たちシリーズがスタート
朝日新聞が2010年末から始めた、つながりを断たれつつあるこの国の状況報告といっていい。
2011年も終わろうとするなか、第4部が衝撃的に始まった。
2007年の国民生活基礎調査をもとに、単身女性の3人に1人、母子家庭の57%が貧困層にあると、12月9日の一面記事で指摘し、第4部「女たち」のシリーズの連載へ。
その指摘をした阿倍彩さんは、国立社会保障・人口問題研究所に所属し、3年前に著書『子どもの貧困~日本の不公平を考える』(岩波新書)で、文字通り「子どもの貧困」実態を多彩なデータに基づいて問いかけた。
今回は女性を朝日新聞が5回にわたって追う。
労働組合の組織率は低下し、主流は正規雇用、役員は50代男性が占めることが多い。
つまり、雇用や社会保障の課題と向き合うべき労働組合でさえ、女性が抱える社会問題にクローズアップできていないともいえる。
早速、「孤族の国」ツイッターにも、一定の反響があるようだ。
反響を見つめながら、今後も考え合いたい。
収入も伴侶もないままで〈朝日新聞 孤族の国 女たち 2011/12/9〉
http://digital.asahi.com/articles/TKY201112080723.html
※第4部として現在はこの記事のみ無料公開
朝日新聞 「弧族の国」 過去記事
http://www.asahi.com/special/kozoku/
※第1部から第3部の記事がすべて無料公開
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