がれきの中から集めた写真を持ち主へ
東日本大震災から来月で1年。
がれきの中から写真を拾い、一枚一枚を元に近い状態への作業をするボランティアもいた。
その持ち主を探し、返却するまでが進んでいないという。
私はその困難さを想像していなかった。
石巻市では70万枚以上を保管。数か所での写真展示を終えたそうだ。
個人情報保護の関係から、インターネットで公開できない。
個人情報保護法ができたのは平成15年、本格施行がその2年後。
以降、本人と明らかに特定できる形でのネット公開は、本人の同意なしにできないというのがガイドラインになっている。
善意でも、破れば法にふれてしまう。
それが今回の場合も、やむを得ない形で適用される。
宮城県山元町では、インターネットでもアナログでもなく、顔認識技術を利用した検索システムにより、端末に顔画像を取り込めば、似た写真が選び出されるしくみを整備したそうだ(日経ネット2月1日報道)。
ただ、他の自治体ではアナログな作業を続けるしかないという声も。
想い出のアルバム、写真という形、技術が進歩する一方での壁と求められる地道な作業。
別れと出会いの春。写真のやりとりも進む季節。
複雑な思いにかられる。
« 学び合い支え合う教室 輝け二十八の瞳 | トップページ | 被災地の子どもたちが奏で歌う「かぞえうた」 »
「2012震災」カテゴリの記事
- その歌声に魅了される(2012.08.28)
- さて8月は(2012.07.28)
- 脱原発デモをNHKはどう報じるかご注目!(2012.07.25)
- 福島から 武藤類子さんが訴えたこと(2012.07.18)
- 猛暑の中、さようなら原発10万人集会開催 16日夜のニュースに大注目!(2012.07.16)
コメント