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2012.03.09

中国産の米が大手スーパーに並ぶ

大手スーパーの西友が、3月10日から中国からの輸入米を店頭に並べるという。西友のプレスリリース(報道発表)も出された。

報道によれば、すでに「かっぱ寿司」で一店舗、アメリカからの米が試験的に導入され、さらに牛丼の松屋では2月からオーストラリア米が使われ始めたという。

お米で毎日生きている私としては、強い違和感。

西友で、どのくらいの売れ行きになるのか、とても気になるところ。

一方で、福島産の米を使ってきた沖縄ではこの夏、米の給食利用がピンチだとも。

電力だけでなく、生活全般の変化と方向性をみていかないと、国の形が変わってしまいかねない。

TPPうんぬんの前に、すでに。

***
2012.03.08
西友、安全・安心でおいしい中国産米を低価格で発売
http://www.seiyu.co.jp/information/2012/1747.php

震災以降、品薄状況が続く低価格米カテゴリーを拡充


合同会社西友では、3月10日(土)より、中国・吉林省産の「中国吉林米5kg」を関東・静岡エリアの149店舗にて、西友で販売している低価格帯商品より約3割安い1,299円という圧倒的な低価格で発売いたします。

昨年の震災以来、国産米の価格は上昇傾向にあり、低価格帯商品は恒常的に品薄状態が続いています。しかしながら、安全・安心で、かつ、おいしく、低価格なお米を求めるお客様のニーズは根強く、西友では今回、絶対の自信を持ってお薦めできる「中国吉林米」を低価格帯米の品揃えの1つとしてお客様に提供することを決定しました。

今回西友が発売する「中国吉林米」は、中国吉林省で栽培・収穫された日本と同じ種類のお米(ジャポニカ種)で、日本の輸入制度(SBS:売買同時入札制度)を利用しております。本輸入制度においては、中国国内倉庫ならびに船積み時における残留農薬検査等(約580項目)が義務付けられており、これらの検査にて安全性が確認できた原料玄米を日本国内で精米しております。

尚、「中国吉林米5kg」と併せて、そのおいしさと価格の安さを手軽にお試しいただけるよう、1.5kgサイズも数量限定にてご用意いたします。

西友では、今後もお客様のニーズに合わせて国内外の調達網を駆使し、安全・安心の商品を低価格で提供してまいります。

商品名「中国吉林米」

産地 中国吉林省

種類 ジャポニカ種(うるち米短粒種)

価格 5kg 1,299円  1.5kg 449円(税込)

販売店舗 関東エリア・静岡エリア 149店舗
(東京、千葉、埼玉、神奈川、茨城、群馬、静岡)
***

夏の給食、米不足に 原発事故影響で品薄
(沖縄タイムス2012/3/6)
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2012-03-06_30695/

 東京電力福島第1原発事故の影響で、県内の学校給食に使う米が不足する懸念が出ている。事故後、全国で汚染の不安が少ない西日本産に需要が殺到。県学校給食会は、県内産米を含め確保に手を尽くしているが「大手メーカーが買い占め、入手は厳しい」(同会)状況だ。このままいくと全体の2割近くの約300トンが不足し、ご飯メニューが夏の約3カ月間、消える可能性がある。(儀間多美子)

 同会は、米や小麦など給食用の食材を一括調達し、各市町村に売却している。給食用に仕入れる米は、年間で約1700トン。これまでの内訳は、福島県産「ひとめぼれ」400トン、福岡県産「ヒノヒカリ」1200トン、県産米「ひとめぼれ」100トン。ムギやワカメ、ヒジキなどのまぜご飯や炊き込みご飯など「ご飯」メニューは週3~4回出され、定番になっている。

 2011年度は震災前に納入された米を使ったが、12年度使用分はPTAや学校関係者らから安全性への懸念があると指摘を受け、昨年8月、17都県の食材を控えることを決めた。12年度は福岡県産米「ヒノヒカリ」を約100トン増やしたが、それでも約300トンの不足分を補うめどは立っていない。

 例年、福島県産米は4~6月に給食で出される。ことしは既に確保済みの福岡県産米の前倒しで対応するが、新米が出回るのは11月。それまでの7~10月の間、夏休みを除く約3カ月分の米が、まだ調達できていない。

 現在、学校給食用の精米価格は保護者負担で1袋(10キログラム)当たり約3160円。同会業務課の喜名正勝課長は「いわゆる高級米はあるが、給食用に提供するには高すぎる」と説明。予算内で調達できないか、県産米なども含めJAに協力を依頼するなど交渉を続けている。
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