« 3月11日で1歳 「さくら」にこめられたもの | トップページ | 中国産の米が大手スーパーに並ぶ »

2012.03.07

大阪二児餓死事件の裁判員裁判が始まったけれど

一昨年の夏、社会を震撼させたといっていい、大阪2児餓死事件。

殺人罪に問われた裁判員裁判が始まった。

が、報道は、占い師と芸人のこと、何人もの男性を騙したと思われる詐欺師の話題で持ちきりだ。

移ろう気分、偏る報道。

あの事件の背景に何があったのか。

まわりの大人や社会制度に原因はなかったのか、繰り返さないための対策はどうするのか。

よりよい環境をどうつくるのか。

そんな展開につながっているだろうか。

これでいいのか。疑問以上の違和感があふれてこないか。

***
大阪幼児2人死亡:母親が殺意否認 裁判員裁判初公判
(2012/3/5毎日.jp)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120305k0000e040205000c.html

 大阪市西区のマンションで10年7月、幼児2人が遺体で見つかった事件で、殺人罪に問われた母親の下村早苗被告(24)に対する裁判員裁判の初公判が5日、大阪地裁(西田真基裁判長)で開かれた。下村被告は起訴内容の「死亡することを承知していた」との部分について「それは違います」と述べ、殺意を否認した。弁護側も保護責任者遺棄致死罪にとどまると主張した。

 検察側の冒頭陳述によると、下村被告は09年5月に離婚し、名古屋の飲食店に勤務。当初は2児を託児所に預けるなどしていたが、大阪市西区のマンションに転居し、風俗店に勤め始めた10年1月以降はほとんど託児所を使わず、部屋に数日分の食事を残して2児を置き去りにし、外泊を重ねていたという。

 更に検察側は、被告が10年6月、約1週間ぶりに外泊先から自宅に戻って衰弱した2児を目の当たりにしながら、おにぎりやパンを置き、室内のドアにガムテープを張って再び外出したと指摘。こうした点から「自分が遊びたいとの欲求を優先し、2児を邪魔に思っていた。死ぬと分かりながら2児を放置した」と指弾し、殺意があったと強調した。

 これに対し、弁護側は「死んでも構わないという気持ちはなかった。死ぬことまで意識できていなかった」と反論し、殺意を否定。被告が幼児期に両親の離婚を経験し、母親の虐待を受けていた点を挙げ、事件の背景に被告の成育環境が影響しているなどと訴えた。

 今後、被告人質問などの審理を経て、16日に判決が言い渡される。【苅田伸宏】

 【起訴内容】 長女の桜子(さくらこ)ちゃん(当時3歳)、長男の楓(かえで)ちゃん(同1歳)と大阪市西区のワンルームマンションで暮らしていた下村被告は、食事を与えなければ死亡することを知りながら、10年6月9日ごろ、2人を自宅に閉じ込めて放置し、同月下旬ごろに餓死させた。
***

子育て世帯の生活状況は悪化している。

それをひとり親などの世帯で分析し、数字で裏づけるレポートがある。

ぜひ読んでもらいたい。何が見えてくるか、考え合いたい。

子育て世帯の半数以上が「生活にゆとりない」
経済的・精神的に子育てしづらい悲惨な日本の現状
(ダイヤモンド・オンライン 2012/3/6)
http://diamond.jp/articles/-/16417

« 3月11日で1歳 「さくら」にこめられたもの | トップページ | 中国産の米が大手スーパーに並ぶ »

保育」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/54095/54160869

この記事へのトラックバック一覧です: 大阪二児餓死事件の裁判員裁判が始まったけれど:

« 3月11日で1歳 「さくら」にこめられたもの | トップページ | 中国産の米が大手スーパーに並ぶ »

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

ツイッター

影響されてるよー

注目!