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2012.04.08

繰り返される悲劇 また子どもが 大人の責任は?

児童相談所の職員が足りない。

繰り返される悲劇、何度も何度も指摘されていること。

私たちはこのようなケースに慣れてきているのではないだろうか。

「あ、またか」と。

1か月に4度の通報があっても・・・。

伝えるべきことが伝えられていない。

責任の所在は?責任者は?

判断の根拠も不明としか言いようがない。

何よりも、人の手、そして責任。

事情を聴く姿勢が、責任ある人にも、体制全体にもなかったのではないか。

***
◇児相職員が不足 中2虐待死で名古屋市(2012/4/6中日新聞web)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012040690160752.html

 名古屋市名東区で昨年10月、中学2年の服部昌己君=当時(14)=が母親の交際相手に暴行され、死亡した事件で、市の検証委員会(委員長・蔭山英順日本福祉大教授)が児童相談所の対応力や、関係機関の連携に問題があったとする中間報告書をまとめ、河村たかし市長に6日提出した。

 報告書によると、昨年6月以降の1カ月間で、服部君が通う中学などから計4回虐待を疑う通報があった。しかし、市中央児童相談所は交際相手の男が反省していることや、服部君が男をかばう証言をしたことなどを理由に一時保護を見送った。

 報告書は(1)危険度が高い顔面への暴力があった(2)被虐待児童は真実を語れない傾向がある(3)母親の養育能力が低い-などとして、遅くとも4回目の通報があった昨年7月上旬には一時保護に踏み切るべきだったと断じた。

 判断を誤った理由を警察や学校、区役所との連携が不十分で、警察が把握していた配偶者暴力などの情報が活用されなかったと批判。対応の中心となる児童福祉司や、児童心理司が質、量とも不足していることも指摘した。

 河村市長に報告書を手渡した蔭山委員長は「親子関係を切り離す判断は難しく、多くの情報を統合して判断できる体制づくりが重要だ」などと訴えた。河村市長は「虐待を根絶するため、相当のエネルギーを注ぎたい」と応じた。

 検証委は再発防止のための具体的な提言を加え、5月上旬に最終報告書をまとめる。

(中日新聞)

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