詰め込み保育で待機児対策?!
保育園に入りたくても入れない。
深刻な状況に政治の責任が果たされてきませんでした。
私たちの間では、
保育園を増やすことの必要性に多くの人が一致するようになった一方で、
預けようとするほうが悪い、子どもは母親がみるべき、などの声さえ、いまだにあります。
保育園の数が足りないことで、いまある保育園にもっと詰め込むことが、「大人の論理」ですすめられてきました。
さらに、いまの政権になってから、国が補助金を出す条件となる子ども一人あたりの最低の面積基準は、自治体の判断で切り下げてもいいということになりました。
この春から、東京などの35の自治体が対象になり、東京都や大阪市の3月議会で、それを具体的に切り下げた条例が成立しました。
事態をうけて、「保育園を考える親の会」は意見表明を行い、賛同メッセージを募り、寄せられた声を対象自治体に届けました。
寄せられた声、関連資料などが紹介されています。
一人でも多くの方に、知っていただき、考え合っていきたいです。
ご覧ください。
保育園の面積基準の緩和にメッセージを
(保育園を考える親の会)
http://oyanokai.blog-sim.com/
日本弁護士連合会(日弁連)も4月4日に、子どもの権利の視点で、この流れに厳しく警鐘を鳴らしました。
子どもの成長発達権を侵害する保育所面積基準の緩和を行わないよう求める会長声明
(日本弁護士連合会2012/4/4)
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2012/120404_2.html
また、下の動画もあわせてぜひ。
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