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2012年10月の記事

2012.10.31

命の風景 生活保護を歩く

この4月から高まった「生活保護バッシング」から半年が過ぎた。

いわゆる芸能人の母親の「不正受給」報道から。

扶養は優先事項であっても、強制・強要すべき義務ではない。

生活保護受給者は200万人をこえた。

制度自体に問題がないとは私も思わない。

それでも、「不正受給」の報道は続くのに、保護制度がどのように役立っているか、少なくともテレビニュースが取り上げているだろうか。

毎日新聞の奈良版が連載を始めた。

みなさんにすすめたい。

命の風景:生活保護を歩く/1 「正社員の自分、想像できない」 /奈良
毎日新聞 2012年10月16日
http://mainichi.jp/area/nara/news/20121016ddlk29040740000c.html

命の風景:生活保護を歩く/2 酒依存、家族が救ってくれた /奈良
毎日新聞 2012年10月23日 http://mainichi.jp/area/nara/news/20121023ddlk29040614000c.html

命の風景:生活保護を歩く/3 受けない、苦しくても /奈良
毎日新聞 2012年10月30日 http://mainichi.jp/area/nara/news/20121030ddlk29040565000c.html

2012.10.27

チャイルド・プア~急増 苦しむ子どもたち~

10月19日に放送された、NHK特報首都圏。

ご覧になりましたか。

***
NHK特報首都圏「チャイルド・プア~急増 苦しむ子どもたち~」
http://www.nhk.or.jp/tokuho/
給食費が払えない。学用品が買えない。親の失業など様々な理由で子どもの貧困が深刻化している。
就学援助を受ける小中学生は全国で約157万人と過去最多、およそ6人に1人。
日本の子どもの貧困率は、先進国の中でもアメリカなどに次いで高い。
貧困が影響していじめの対象になったり不登校になるなど、
将来に希望を持ちにくい深刻な状況も生まれている。その実態を見つめると共に、
子どもの孤立を防ぎ、貧困の連鎖をうまないため各地で始まるNPOや
スクールソーシャルワーカーなどの取り組みを取材し、どうすべきか考えていく。

出演:本田由紀さん(東京大学教授)
***

厳しさに焦点をあてながら、ささやかだけれど熱心で丁寧な支援も取り上げています。

25分間の番組ですから限界もありますが。

10/29(月)15時15分〜15時40分に、全国放送として再放送予定、ご注目ください。

根本的に改善をしていく必要性を感じます。

こちらで観ることもできますのでぜひ。
http://www.dailymotion.com/video/xugbm9_tokuhoyyy-yyyyy-yy-yy-yyyyyyyy-2012-10-19_news

2012.10.21

プロジェクト2030 つながれない若者たち

注目の番組が放送されます。

2030年に日本社会の中心を担う若者たち。

そのつながりに焦点をあてた番組が10月26日に放送されます。

NHKのプロジェクト2030のスペシャル企画。

この放送は関東と長野、山梨のみですが、

10月1日から放送されてきた「プロジェクト2030」の特集は、

その12回分が

「プロジェクト2030」サイト
http://www.nhk.or.jp/shutoken/2030/

で動画配信されています。

非常に興味深く観ました。

ご注目ください。

***

NHK首都圏スペシャル(放送:関東、長野、山梨)
プロジェクト2030 つながれない若者たち(仮)
10月26日(金)午後7時30分~

今から18年後の西暦2030年、3人に1人は高齢者になり、ひとりきりで暮らす世帯は4割近くに達します。そのとき、社会を担う若者たちの多くは将来に不安を抱えています。社会や家族とのつながりを失い、孤立に追い込まれる人も少なくありません。なぜ若者は“つながれない”のか。どうすれば“つながる”ことができるのか。番組では、有識者、経済人、様々な世代の当事者たちが、皆さまからのご意見も交えて、希望ある2030年を迎えるために、いま何をすべきなのか考えます。

2012.10.19

日本の貧困 広がる生活困難層

Yahoo!では、「みんなの政治」で10月16日から「日本の貧困 広がる生活困難層」を取り上げています。

関連する主張、データなどが掲載されています。

Yahoo!みんなの政治
政治クローズアップ 日本の貧困 広がる生活困難層
http://seiji.yahoo.co.jp/close_up/1159/

ぜひご覧ください。

2012.10.13

若者の仕事時間もつきあいも減る

仕事時間も、顔をあわせたコミュニケーションも減っている。

親・家族以外とのつきあいが浅いまま、社会に出て、ゆとりも保障もない職場に出されて。

内的にも外的にも職場での経験が重ねていけない要因は深刻だ。

仕事が続かない若者が増えているとも聞く。

ミスを指摘されたら、その注意した側のせいにする傾向もあるという。

経験・体験の少なさがそうさせるとの指摘もある。

社会の入口から非正規。

若いときの失敗がコミュニケーションでも、仕事でも許されにくくなっている。

さまざまな角度から考え合うべき調査結果ではないだろうか。

***

◇若者の仕事時間30分減る…非正規増でしわ寄せ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121009-OYT1T00181.htm?from=ylist
 2011年における日本人の若年層(15~24歳)の1日当たりの仕事時間は06年と比べて30分以上も短くなったことが、総務省がこのほどまとめた社会生活基本調査結果でわかった。

 15~19歳が33分、20~24歳が32分減少となった。景気低迷や非正規職員の増加が時間減少の背景にあるとみられる。

 また若年層では、知人との交際・付き合いにあてる時間についても、20~24歳が10年前より16分減となった。

 総務省は「就職難で非正規職員が増えるなど、若者へのしわ寄せが時間に表れた。若者はメールの多用など通信手段の多様化で、顔をつき合わせる機会が少なくなっている」と分析している。

(2012年10月9日09時29分  読売新聞)
***

平成23年社会生活基本調査 調査の結果
http://www.stat.go.jp/data/shakai/2011/gaiyou.htm#a02

2012.10.07

変わらないこと、変わること、変えること

基地問題に県民の声があがる沖縄。

経済状況も厳しい状況にある。

その沖縄の中心の那覇市。

市長選で革新統一候補が擁立できないという。

***
◇革新統一候補断念 市民本位の市政問い直せ
(琉球新報2012/10/6社説)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-197744-storytopic-11.html
 社民県連、社大、共産県委の3党が人選作業の遅れなどを理由に11月に実施される那覇市長選で革新統一候補の擁立を断念した。強固な革新地盤と言われた県都の首長選挙に革新陣営が戦いを挑めないのは異常事態だ。
 1961年の市長選以降、初めて候補者を出せなかった責任を3党は重く受け止める必要がある。本来なら昨年末までに人選を固め、今年6月の県議選などで立候補予定者の知名度や支持を広げる必要があったはずだ。しかし党の枠組みをなかなか決めることができず、3党が初めて協議のテーブルについたのが今年の4月だというから、あまりに遅きに失した。
 人選作業も混迷した。大学教授、国会議員、県議、市議らの名前が出たが、次々と浮上しては固辞され、擁立は不発に終わった。人材不足が原因で、人を育てる、発掘するという中長期的な戦略に欠けていたと言わざるを得ない。
 現職の翁長雄志氏が市民の根強い支持を得ている状況が作業を困難にさせたのも事実だろう。普天間飛行場の名護市辺野古沖への移設に反対を示し、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの県内配備には先頭に立って反対を表明し、県民大会の共同代表として発言力を高めている。
 革新陣営の専売特許だった「基地問題」が争点になりにくい状況にあることは理解できる。しかしこの構図は那覇市特有のものではない。オスプレイの県内配備について県内41市町村の首長、議長は保革問わず全員が反対を表明している。基地問題以外の争点を設定する挑戦者側の構想力が乏しければ、今後他の選挙でも候補者擁立に難渋するだろう。
 「最初から勝てないと分かっている選挙に出馬する人はいない」と話す革新系議員もいた。しかし、公開討論会を経て擁立した浦添市のように、従来型ではない人選を工夫できなかったのだろうか。
 ただでさえ、既成政党に対する不信感から支持政党のない無党派層が増えている。選挙権を行使する機会がもし制約されると、ますます政治不信を助長しかねない。
 有権者の市政や政治全般への期待や不満をどうくみ取っていくか。野党各党は今回の統一候補擁立の失敗を教訓に、市民本位の市政や市議会の在り方を根本的に問い直してほしい。

***

沖縄二大紙のひとつ、琉球新報のこの社説に同感だ。

沖縄だけの問題ではない。

来年7月には参議院、来年夏までには衆議院の選挙がある。

政局は混迷の度を深めている。

格差、貧困が広がり、また原発事故後のエネルギー政策も揺らぐ。

このなかで、脱原発の実現、格差や貧困の解消を求めるのが私の立場だ。

しかし、私にとって「正しいこと」を主張しているはずの政党の側、

たとえば、共産党や社民党、国民の生活が第一の支持率は極めて低い。

それぞれも、バラバラな選挙戦略にある。

「正しいこと」を支持してもらうために、どうしたらいいのか。

特に、共産党と社民党にその模索が率直に見えない。

「既成政党」に対し、「旧態依然」のイメージが根深い。

「変わらない」ことも必要だろうが、変化を求める側も変化しないと。

いや、変化を求める側こそ、変化しないといけないのではないだろうか。

2012.10.04

信用できる情報源って

ブログ、ツイッターなど、情報の流れ、人の動きも変化するなかで、

何を信じたり、頼りにしたりしていくか。

鋭い結論ではないかもしれませんが、私には大切な視点です。

香山リカのココロの万華鏡:信用できる情報源とは /東京
(2012/10/2毎日新聞 地方版)
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20121002ddlk13070224000c.html

2012.10.02

アメとムチ、沖縄と青森、基地と原発と

沖縄出身の歌手・Coccoさんは、今の事態をどうとらえているだろう。

県民が反対しているオスプレイの配備がすすみ、原発をめぐっては、大飯の再稼働につづき、青森県の大間原発の建設再開が決まった。

下記の動画を観て、何度も観て、考え、新聞を読み、テレビニュースを観る。

アメとムチ、私たちが結果として選択していること。

あまりの矛盾。

【動画】アメとムチ:沖縄と辺野古と六ヶ所村と
http://youtu.be/yq3GQ4-RmQo

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