1月1日の朝日新聞をご覧になりましたか?
テーマは沖縄基地問題。
http://www.asahi.com/special/billiomedia/nakamura.kazuyo.html
記者はツイッターを双方向の発信ツールとして、取材を重ねます。
その取材がどうすすめられたのか、過程も明らかにされています。
私もツイッターを始めて、今月末で2年になりますが、
ここまでの実験・挑戦を試みた記事を紙面として読んだのは初めてです。
情報の流れと人の動きの変化が、反原発の官邸前デモを象徴に大きく広がったのが2012年。
ですが、ツイッターをやらない人にとっては、さっぱりよくわからないというのが到達点だったはず。
実際に、この紙面のツイッターのしくみそのものについての解説記事は、伝わりにくい内容となっています。
それでも、どのようなやりとりがされて紙面になったのか、基地問題の賛否の奥にどんな想いがあるのか、
そこは従来の記事よりも伝わったのではないかと感じます。
10億(ビリオン)の人が自ら発信する時代、2013年の連載企画として朝日新聞は、
ビリオメディア
http://www.asahi.com/special/billiomedia/
という連載企画を始めました。これが第1回でした。
ツイッターをやって、何になるのか。対面・対話が基本だろう。
いまだに批判する人がいます。
対面・対話か、ツイッターか。
その対立ではないのです。
やっても見ずに批判だけするのでは、何も前にすすまないどころか、後ろ向きでしかありません。
1日付の朝日記事には、一方で「今ごろ…」という声(新聞の対応・変化が遅いという意味)もありますが、
私は、変化の象徴だと記事を読みました。
1日の連載を書いた仲村和代記者。
2012年11月7日の社会面に、
「きょうも電話で怒鳴られる」
http://www.asahi.com/national/intro/TKY201211060698.html
を書いた記者。2012年に読んだなかで一番の衝撃を受けた記事でした。
〈新年取材班日誌〉コールセンターに見る沖縄の格差
(2012/12/9)
http://www.asahi.com/news/intro/TKY201212080687.html
という追加記事もネットにはあります。
数年前に、新聞も署名記事が当たり前になりました。
いまは、ツイッターでさらに個々の記者が身近になるとともに、責任も重くなったのではと。
さらに、記者と読者が、読者と読者が双方向でやりとりできるようになったことは大きな変化です。
私は、新聞を読んで25年になります。
子どものころは新聞記者にあこがれた一人です。
マスコミを批判するのは楽ですが、愚痴を言うだけは何も前にすすみません。
直接伝えあうことができる時代だということを意識して、私はみなさんといっしょに発信していきたいと思います。
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