問われるのは「言葉の力」 ネットは一つのツールであって万能ではない
ツイッターを始めて今月末で3年になります。
1回のつぶやきは140字まで。
そのなかでその時の思いをつづるのがツイッター。
公開設定であれば、世界に発信され、ツイッターをやっていない人も見ることができます。
疑問に対して親切に答えてくれる人や、新しい知識を与えてくれる人もいて、新鮮です。
ただ、「なう」に象徴されるように、今そこだけのやりとりを意識しがちです。
140字から読み取ることが難しいこともよくあります。それでトラブルになってる例も散見されています。
字数制限のないメールでも、意思疎通がうまくいかないこともあるわけですから。
仕事上もそうですが、大事なことはメールなどネットの文字だけでやりとりするのではなく、
電話や対面で相談・調整するのが今でも一般的だと私は思っています。ツイッターなどネット上だけのつきあいでは、それはできないわけですが。
読み取る力のない人もいて、また先入観や情報格差もあるなかで、字面だけで大事な判断ができるとは限りません。
だから私は、周囲にも「大事なことは電話で」と言いますし、私自身もそれを実践しているつもりです。それでもメールでしか連絡しない人もいますが、理解するつもりがないのでしょうね。
猪瀬直樹氏は「言葉の力」を副知事時代から強調していましたが、その力のなさを露呈する形で失脚しました。
福祉職場でも、コミュニケーションの時間と力が足りず、うまくいかない状況が、一職員や管理職から聞こえてきます。
問われるのは「言葉の力」。これまでも強調してきましたが、こだわっていきたい力です。
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