わすれない~原発と牛飼い それから~
3月で東日本大震災から2年。
去年の3月11日は、福島で過ごしました。
今年の夏も、福島へ行きました。
最近、都内で開催された福島にかかわる2つの写真展で、厳しい実情を目にして。
また行きたくなりました。
3月は、テレビでも震災関連番組が続きます。
注目のひとつが以下の番組です。番組ホームページから。
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フジテレビ「ザ・ノンフィクション」
わすれない~原発と牛飼い それから~
3月3日 14:00~14:55
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/thenonfx/
全村避難の福島・葛尾村。故郷に戻り再び酪農の暮らしを取り戻すために奮闘する一家。しかし進まぬ国の除染活動。ついに独自である除染実験を行う。結果は驚くものだった
2011年8月に放送した「わすれない~原発と牛飼い」、そしてその後も含めた630日に渡る長期密着取材から、私たちは放射能と闘うひとつの家族の物語を追った。
福島第一原発から20~30km圏に位置する福島県・葛尾村。人口1500人あまりの小さな"牛飼いの村"だ。全村避難中の村人たちが直面しているのは、放射能により汚染された故郷、長年連れ添ってきた家族や家畜、土地との別れ、そして終わりの見えない「見えない脅威」への不安…。皆がこの状況にどう取り組んでいるのか、行政に、社会にそして自然に対し、どのような想いを抱きながら生きているのか。その現在を追い、将来の可能性を考える。
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葛尾村で酪農を営む佐久間信次さん(61)。妻と息子・哲次さん(35)、娘・ルリ子さんの一家全員で約100頭の乳牛を育ててきた。「佐久間牧場」は信次さんの父が土地を開拓し、苦労して今の牧場に築き上げた場所。そのため家族全員の想いが強く、特に生まれた時から一緒に育った牛たちに対して哲次さんもルリ子さんも深い愛情を抱いていた。しかし、そんな佐久間一家も村が計画的避難区域に指定されたことにより、辛い決断を余儀なくされる。牛たちは、成牛は食用肉として売却、子牛は県外の牧場に引き取られることに。生活を支えてくれた牛を死なせなければならない悲しみ、生まれ育ち築いてきた自分たちの土地を離れなければならない切なさ、行政に対する怒りが次々とこみ上げる。
自ら入手した放射線量計が示す高い線量の値を見つめながら、それでも村に戻る熱意を失わない佐久間家。哲次さんは、意を決し村会議員選に立候補する。そして村会議員になり、村の除染作業に関わって分かる除染作業の厳しい現実。自分たちの力で何か…と哲次さんが着手したある取り組み、それは4000ベクレルにも達する畑を除染して農作物を作るという実験だった。そして、驚きの結果が…
放射能の除染は可能なのだろうか?汚された故郷は本当に甦るのだろうか?
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