赤、青、黄、緑、桃、ジェンダーという壁を振り返ってみる
1975年生まれの私は、小学生の頃、再放送が繰り返されていたゴレンジャーに影響されました。
赤、青、黄、緑、桃の5人のレンジャーのなかで、キレンジャーはカレー好きの面白キャラ、青と緑はかっこよくて人気があり、赤はリーダーシップの魅力がありました。
でも、リーダーの赤が一番人気かと言えばそうではなく、赤色は当時の男子の中に一定の抵抗のある色なので、青や緑の方が好きという男子も多かったです。
それでも、アカレンジャーも人気があり、男子が赤を選ぶようになったことに貢献したはずです。
青色や緑色は男子、赤色や桃色は女子という色分けが、文字通り色濃く残っていた中で、変わっていく一つのきっかけになったと思っています。
その後、私のまわりで起きた変化は80年代後半になるでしょうか。
ミキハウスの服を子どもに着せるブームがあり、赤と紺の色が入った服を小さい子どもに着せて「かわいい」と喜ぶおとなの姿が増えていきました。男の子に着せるケースも目立って、これが赤を男子が着てもいいという決定的な変化につながったのではないでしょうか。
さまざまなジェンダーが指摘され、多様性を認め合う社会を求める動きが広がってきています。
一人ひとりが身近な過去を振り返って、変化を語っていくことが今求められているのではないでしょうか。
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