カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

2013.01.29

テレビはなぜおかしくなったのか

TBS「報道特集」の金平茂紀キャスターが、なぜ官邸前の脱原発デモがメディアで報じられなかったのかを、

NNNドキュメントなどの番組制作にかかわり、「ネットカフェ難民」の名付け親としても知られ、80年代から生活保護問題を追いかけてきた水島宏明氏が、生活保護バッシング報道を問う。

内幕や背景について鋭くつづった本が出版されました。

テレビ報道に疑問を持つみなさんにすすめたいです。

『テレビはなぜおかしくなったのか』(高文研)
http://www.amazon.co.jp/dp/4874985017

2012.07.20

ショートショートの神様

ショートショートのおもしろさ、しかけ、展開の妙。

時代が変わっても、変わらないもの。

人間が生きるということ。

言葉を読み込み、考え、そして文字を言葉をつづって、人に読まれて・・・。

天才、神様に学ぶものって無限ですね。

本を読まないってもったいないと気づいたのは最近のこと。

星新一 ショートショートの神様 その生涯 1/5
http://youtu.be/fCLtbLSExpo

星新一 ショートショートの神様 その生涯 2/5
http://youtu.be/HHSrHE_pHC8

星新一 ショートショートの神様 その生涯 3/5
http://youtu.be/aik2D8dFY1A

星新一 ショートショートの神様 その生涯 4/5
http://youtu.be/l4bmOodpu8o

星新一 ショートショートの神様 その生涯 5/5
http://youtu.be/fqOsmI5xNTQ

2012.04.09

世界から飢餓を終わらせるために

食べ物は『絆』なんだ。

決して1人よがりのものじゃない。

悲しみの連鎖を

優しさの連鎖に

変えていくには、

なにをおいても、

知ることから

始めなければならない。

そう気付かされた本です。

――川嶋あい(シンガーソングライター)

そんな帯に考えさせられて。

手に取った本。

『世界から飢餓を終わらせるための30の方法』(合同出版)
http://www.hungerfree.net/special/topi_02.html

私たちが毎日あたりまえのように食べているもの、そのしくみと問題、持続可能な方向性とは。

2012.02.23

子どもと保育が消えてゆく!?

「子ども・子育て新システム」をご存知でしょうか。

いま検討されているこのシステムは、今までの保育制度と大きく変わります。

自分で探して園と保護者が契約する。

保育をどのくらい受けられるかは、自治体が長時間か短時間かの認定を行う。

保育料は所得に応じた応能負担を基本にしつつ、オプション(英会話など)費用の設定OK。

保育園の収入も、こども園給付が原則に。

保育料は保育園が集める。

株式会社等の参入をすすめていく。

自治体は園のあっせんは行うけれど、基本的には保護者の責任に。

幼稚園と保育所を統合させる「総合こども園」にまとめていきたいけれど、

幼稚園のそのままの存続はありで、総合こども園も0~2歳児の預かりは義務付けなし。

この制度を2013年度からスタート、2015年に本格的に。

財源は1兆円。うち7000億円は消費税の増税分から。

保育関係者の間では、不安や反対の声があがっています。

今月、このシステムに警鐘を鳴らすブックレットが刊行されました。

著者は保育園に子どもを預けている弁護士です。

『子どもと保育が消えてゆく「子ども・子育て新システム」と保育破壊』
かもがわブックレット 188(著:川口創 かもがわ出版)600円+税
http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/ka/0527.html
※リンク先から購入でき、コンビニでの支払いもできますよ

2月24日からはamazonにも、書店にも2月下旬からならぶはずです。

読みましたが、障がい者福祉、介護保険、貧困問題にもふれながら、この新システムを斬り、

保育園の役割の大きさをあらためて見つめ直し、今後の子どもたちの育ち、社会を考えていこうという短いブックレットです。

ぜひ、お手に取って、お読みください。一人でも多くの保育関係者に読まれることを心から期待して。

2012.02.06

被災地の子どもたちが奏で歌う「かぞえうた」

仙台に来ています。

ひとつ前のガレキのなかの写真についての記事は、仙台に来る前のものですが。

仙台のホテルは、復興需要で震災前よりも稼働率は上がっていて、飲食店街も中心地は景気がいいとのこと。

一方、宮城の地元紙・河北新報は2月5日付で「被災三権の沿岸部 雇用、ミスマッチ深刻」http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20120205_01.htmを一面に、関連して「女性苦戦 募る焦り」とも伝えています。

そんななか、子どもたちの合奏ライブのニュースに出合いました。

【録画動画】「ありがとうの大合奏ライブ」(2月5日 東松島市石巻西高校)
http://www.ustream.tv/channel/kizuna-project1
東松島・女川・石巻の小中高生500人による、「かぞえうた」「故郷」「ありがとう」の3曲ライブ。
宮城の地元テレビなどで報道されました。

お聴きください。

◇「ありがとう」世界に向け 石巻の小中高生ら500人合唱(河北新報2012/2/6)
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120206t15002.htm

2012.01.01

今年の目標 いい話グセを身につける

新しい年、2012年。

いい年だったね、みんなでがんばったよね、そう振り返ることができる1年にしたいという思いが、今みなぎっています。

感情的な対応をされるのが嫌で、冷静に冷静にと生きてきましたが、もう少し人間的に、喜怒哀楽を前に出して生きたいなという気持ちもあります。

さて、十二支のなかで、唯一の神話・想像上のものが辰・龍なんだそうで。

昇ることも大事ですが、前提として支えあえる社会にできるかどうか。

増税と社会保障の「改革」、政治をめぐっても何度も波乱がありそうです。

そんな折、何が正しいか、おかしいことを指摘して、それをまっすぐ主張していくことが求められています。

でも、同時に、その姿勢として、まわりの共感を得られているかを意識しなければ、空振りどころかマイナス効果になってしまいます。

人は理性だけで動かないですよね。感動・感情がそこに寄せられてこそ。

最近読んだ『いい話グセで人生は一変する~人間関係を幸せにする技術』(小中陽太郎 青萌堂)に刺激をうけました。

自分が話そうとするときにキラリと光る内容が3つのうちの1つが備わっているか、確認したほうがいいと指摘されていました。

1つキラリと光るものがあればいいと。

その3つとは「教訓」「ユーモア」「やさしさ」なんだそうです。

確かに1つもないと、独りよがりですよね。

下手な話し方として、

1.なかなか本題に入らない

2.そうかと思うと、やたらせっかちに結論を求める

3.こちらの意見に聞く耳をもたない

4.笑いやユーモア皆無、杓子定規

これらを反面教師にして、この逆をいけばいいと。

1.なるべく早く、本題に入り、核心をつく

2.さりとて結論を急がず、相手の言い分をまず聞く

3.必ず、ある一致点に達する(スタートした以上、ゴールにまで行きつく)

4.時々笑いを交える

確かにそうですね。

好まれない話し方として、

1.心にもないお世辞を言う

2.いきなり笑いをとろうとする

3.やたら賛成する

4.何の成果もなしに別れる

始末の悪い話し方として、

1.いちいち念を押す、発言を復唱させる

2.お説教をする

3.自慢話ばかりをする

4.やたらメシをおごろうとする(対等に話そうとしない)

5.困ったらいつでも来た前、といつも上から目線

納得です。

私には難解な部分もありましたが、とてもためになる本でした。

本も読み、人の話も聞き、自分の話や生き方を構成していきたいというのが、今年の抱負です。

昨年から、読書をして1年。

人にすすめられた本も買っています。

本だけでなく、すすめられたものも、指摘されたことも、謙虚にうけとめようと。

関係性のなかで生きていますからね。

吸収力を高めたい。

あと5年早く気づいていたら、もっと成長できていたかもという後悔もありますが、

前を向いて、まわりを信じて。

最初から難しい話になっているかもしれませんね。

みなさん、今年もよろしくお願いします。

2011.12.13

「きょう、いきる ちから。」

『きょう、いきる ちから。』という本の書籍広告を見て、

気になった。

その出版とあわせて、

下のウェブサイトに週1回7~12ページ、その言葉とイラストが掲載されていくことを知った。

少しほわっと、

少しがんばろうと元気になれる気がする。

そんなメッセージ集なんだよね。

神岡学の「きょう、いきる ちから。」
http://diamond.jp/category/s-kyouikiru

2011.12.03

風を感じて 言葉を磨いて 私たちにできること

「困っているひと」の大野更沙さんが11月に書いた岩波書店企画「3・11を心に刻んで」。

すぐに意味がわからないところ、何度読んでもわからないところもある。

そこは意味を探しながら歩いていくなかで見えてくる。

そんな気がする文章でした。

「3・11を心に刻んで」大野更沙 PDFファイル
http://www.iwanami.co.jp/311/PDFs/1111b.pdf

岩波書店「3・11を心に刻んで」
http://www.iwanami.co.jp/311/

2011.12.01

3年生と4年生もお休みします

***

小学館:「小学三年生」と「小学四年生」休刊へ(2011/12/1毎日jp)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111202k0000m040008000c.html

 小学館は1日、老舗の学習雑誌「小学三年生」と「小学四年生」を来年の3月号(2月3日発売)で休刊すると発表した。それぞれ1924年、23年に創刊。ピーク時の73年には82万~102万部に達したが、最近は3万~5万部と低迷していた。

 同社は休刊の理由を「総合的な内容の雑誌では、成長と変化が著しい小学生世代のニーズには合致しなくなってきている」などと説明。特に中学年は受験準備などで多様化、専門化が求められているという。

 同社は09年度いっぱいで「小学五年生」「小学六年生」を休刊した。「小学一年生」「小学二年生」は刊行を続ける。今後は中高学年の児童を対象としたムックシリーズで、新たな児童向けジャンルを開拓するという。
***

子どもの頃、時々読んでいて、大きくなるにつれて飽きた記憶もあるけれど。

思い入れのあるものがなくなるということは、とても感慨深いですね。

ちいさなことを大切に想える日々でありたいですが、

1年生と2年生には、先輩の分までがんばってほしいです(笑)

2011.11.26

「江夏の21球」その背景と周辺で

このブログでも紹介したことのある、

「江夏の21球」。

これをふりかえる番組の再放送が、

今年5月のNHKアーカイブスで流されることもふれた。

そして、それから半年後、

32年前、1979年の日本シリーズ、

広島と近鉄の対戦で、近鉄のベンチで1点を追う九回無死満塁からの攻撃側にいたのが、西本幸雄監督。

他界された。

8回もリーグ優勝を果たし、日本シリーズに出たものの、一度も日本一になれなかった悲運の名将。

1979日本シリーズ第7戦 9回裏
http://www.youtube.com/watch?v=yojB4gGr360

本格的なスポーツ誌「Number」の創刊にあたって、

組まれたのもこの21球と江夏とその周辺をめぐる特集だったという。

◇名作ノンフィクション「江夏の21球」はこうして生まれた
「Number」創刊物語
http://number.bunshun.jp/articles/-/12218

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