カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

2009.04.04

漫画で「なぜ今、労働者たちが苦しんでいるのか」に気づくかも

私の仕事は10年目に突入しています。

早速来週は時間も密度も私の真価が問われそう。

Keizainyumon

さて、今日、たまたま寄った書店で、

まったく興味のなかった漫画家で代表作が「課長 島耕作」の、弘兼憲史・著「知識ゼロからのマルクス経済学入門」(著・弘兼憲史 監修・神奈川大学教授 的場昭弘 出版 幻冬舎)を手に。

おもしろそうなので買いました。

書かれてある詳細がマルクス経済学とガッチリあっているのかは横においておいて、

金融恐慌による現代の金融危機を、「資本主義社会は限界」と解釈するのは早計だが、『資本論』を読み解くことで、資本主義経済の矛盾が浮き上がり、なぜ今、労働者たちは苦しんでいるのか、その原因に気づくかも知れない。

というまえがきにもあるように、

働くこと、そのルールの崩され方、その矛盾とあり方を、漫画で問いかけています。

労働について、労働組合について、画像で、映像で、わかりたい。

そんな要望が増えているようですが、そのヒントにはなる一冊のように感じています。

ちょっと前までの降水確率50%がウソのように、

明日は晴れてあたたかくなるようです。

花見の場所取りです。

写真をブログにも載せるつもりです。

場所取りのものではなく、桜の。

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2009.03.16

あなたの知らない貧困、週刊ダイヤモンドが特集

20090316diamond

月曜日は通勤途中に駅の売店で週刊誌をチェックすることが多い。

AERA、週刊東洋経済、週刊ダイヤモンド・・・。

関心のある特集を組んでいる週刊誌は買うようにしている。

今日はAERAとダイヤモンドを買った。

週刊ダイヤモンド3月21日号(2009年3月16日発売)の特集「あなたの知らない貧困」は、その深刻さを明らかにしている。

生活保護の破産、非正規の壁、子どもの貧困、貧困ビジネス、反貧困の処方箋と展開する。まとめて紹介している貧困関連本には、私がこのブログのなかで紹介したものも複数ある。

迫ってくるその中吊り広告に衝撃もうけた。

現代の貧困の実態と構図がどうなっているか、ぜひおすすめしたい一冊。

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2009.02.04

「雇用」を問う、雑誌とテレビ

今週は週刊誌を何冊も買った。

「もやい」事務局長で「年越し派遣村」村長の湯浅誠さんのインタビューと対談を読もうと「SPA!」(2009/2/10号)と「AERA」(2009/2/9号 表紙:木村カエラ)を。

雇用問題の大特集が組まれている「週刊ダイヤモンド」(2009/2/7号)と「週刊東洋経済」(2009/2/7号)を。

この週末、2月7日にはNHKが「雇用」にかかわる特集番組を2本。

 
NHKスペシャル“派遣バブル”崩壊(仮)
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090207.html

2009年2月7日(土) 午後8時00分~8時44分 NHK総合テレビ
再放送予定 2月11日(水) 午前0時45分~1時29分(10日深夜)総合
 
この冬、全国の自動車や電機等の製造業で働いていた派遣労働者が仕事と住居を失い、漂流する異常事態が発生。46万人にのぼる製造現場への労働者派遣を巡る問題点が一気に顕在化し始めた。
年末に東京の公園に殺到した元派遣労働者たち。緊急の救済策で命の危機は
脱した。しかし、その多くは、長い間「住居つき単純労働」の派遣システムに組み込まれてきた末に放り出されたため、働く気力を失い、生活保護を受けなければやっていけない状態だ。そして、“派遣切り”で身軽になったはずの企業でも、問題が起きている。これまで現場の知恵と工夫でコスト削減を図ってきた日本の製造業の現場。しかし、人件費の安い非正規労働者を活用してきたことで、正社員の間でコスト削減に対する意欲が損なわれてしまったのだ。
グローバル競争の波に洗われた日本の製造業は、2004年からの「派遣解禁」を機に「必要な時に必要なだけ調達できる労働力」を積極的に導入、戦後最長の好景気を支えてきた。しかしそれは、「人材」や「もの作りの企業文化」という大切な土台を蝕みながら膨張する“派遣バブル”ともいえる脆弱な好況だったのだ。
番組では、製造業の現場と「元派遣」たちのその後をつぶさに見つめること
で、「製造業派遣」の功罪を明らかにする。禁止か継続か、製造業派遣を巡る議論が焦点化する中、考える材料を提供する。

この番組のあとに、また下記放送が続く。

NHK「日本の、これから 雇用」
2009年2月7日(土)午後9時~11時
http://www.nhk.or.jp/korekara/

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2008.11.20

コミック「蟹工船」発売されましたー

Kanikousen_2    発表から80年。今年だけで60万部を売り上げ、累計160万部をこえたとされる小説「蟹工船」(小林多喜二)。文学が苦手な私には難しかったです。

8月から10月にかけて週刊「コミックバンチ」で原恵一郎さんの漫画でコミック版の「蟹工船」が緊急連載されました。

そのコミック「蟹工船」(原作 小林多喜二 漫画 原恵一郎 新潮社 590円+税)が今日11月に発売されました。今日から店頭に並び始めたようです。

私も一冊買Icon_mm_kanikosen_2いました。

世代をこえて、どうでしょう。

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2008.11.03

問題の構造と記者の鼓動が伝わってくる『貧困の現場』

今日は文化の日。一冊の本をおすすめしたい。

貧困の広がり、深刻化・・・。

おそらく実感のわかない人も多いだろう。

日雇い派遣、母子家庭、ホームレス、ネットカフェ難民・・・。

見えにくい構造があり、さらにあまり見たくないものとしてとらえられているからだろう。

社会的に排除されるという構造と実情に迫り、貧困の現場を10年近く取材した記者がいる。

東海林智(とうかいりん・さとし)氏。毎日新聞記者として、厚生労働省を担当。労働・貧困問題に長くかかわり、現場の最前線を取材している。

私のブログtamyレポートを読んでいただいているすべてのみなさんに、

『貧困の現場』(東海林智・著 毎日新聞社 2008年8月出版)をぜひ読んでもらいたい。

Hinkonnogenba

この日本で拡大している貧困、奪われる労働と人間の尊厳。

貧困を余儀なくされている「現場」に迫る記者。「名ばかり管理職」「不当解雇」「定時制高校が映す現代事情」「過労死」「生活保護」「派遣労働」・・・。貧困にあえぐ当事者の歩みと切実な願いだけでなく、労働行政、審議会での生の様子も明らかにされている。現場の実態と、取材を重ねる記者のその鼓動と怒りが伝わってくる。

「おわりに」にはこうある。

反貧困ネットワーク」という貧困に反対することで一致しようという幅広い連帯の輪ができてきた。労組の元幹部も派遣労働者の友人も私もこの輪に加わることができる。広がる貧困に抗してゆく運動を広げることは、人らしい生活、人らしい労働を取り戻すことだ。それぞれが、それぞれの立場で声を上げ、見知らぬ人の命の声に耳を傾け、つながっていく。そんな運動に期待をよせている。私もその輪の中に加わる決意を込めて、一冊の本を書き下ろした。

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2008.09.20

出版「介護の人材が逃げていく」

2007年3月に放送されたNHKスペシャル「介護の人材が逃げていく」。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/070311.html

このブログでも紹介しました。

介護の仕事の仕事のやりがい、厳しい賃金・労働条件と将来の見通しの暗さ・・・。

募集しても人がこない、きても辞めてしまう離職傾向を浮き彫りにしました。

この放送以降、新聞やテレビ、週刊誌などで多くの特集がされるようになりました。

介護人材の現状を中心のテーマとし、丁寧な追加取材も加えた、『「愛」なき国 介護の人材が逃げていく』(NHKスペシャル取材班&佐々木とく子著 阪急コミュニケーション)が先月出版されました。

「人生の最末期を悲惨なものにしないために、私たち国民はいまこそ声をあげなければならないだろう」(プロローグより)と問いかけます。

『「愛」なき国 介護の人材が逃げていく』(NHKスペシャル取材班&佐々木とく子著 阪急コミュニケーション 1575円)
http://books.hankyu-com.co.jp/_ISBNfolder/ISBN_08200/08217_ainakikuni/ainakikuni.html

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2008.08.26

週刊コミックバンチに蟹工船

めずらしく、コミックを買いました。

週刊コミックバンチ
http://www.comicbunch.com/

8月22日(金)発売号。

いま注目高まる「蟹工船」の完全漫画化連載がスタート。

プロレタリア文学にそれほど興味のない私。

原作も読みましたが、私にはやや難しく・・・。

毎日新聞の連日の特集などもされたばかりで、

24日の東京新聞でも、共産党の大門議員と、自民党の義家議員のインタビューの対比記事がありました。

このコミック連載がどう受け止められるのか、興味あります。

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2008.05.17

R25が週刊東洋経済の「子ども格差」を掲載

 週刊東洋経済2008/5/12発売号の特集「子ども格差」。

 週刊のため、店頭からなくなっていく時期ですが、

 25歳から32歳のサラリーマンをターゲットにした「R25」(リクルート)の2008/5/15号で、

 取り上げられています。東洋経済の副編集長が書いています。

妊婦健診から医療費、教育費まで“子ども格差”の時代が到来!?(R25 2008/5/15号)http://r25.jp/magazine/ranking_review/10003000/1112008051505.html

週刊東洋経済ホームページより

2008年5月17日特大号(2008年5月12日発売)/特別定価670円(税込)

このままでは日本の未来が危ない!!

子ども格差

子育て家庭の貧困世帯率が14%にも達する日本。出産から育児、教育まで、子どもをめぐる格差の実態を追った。

  【図解】学歴、職業、年収… 格差は親から子へ継承される

  • 貧困の撲滅掲げた英国、いまだ手つかずの日本
  • INTERVIEW
    • 立教大学コミュニティ福祉学部教授/浅井春夫
    • 中央大学法科大学院教授/森信茂樹
  • PART 1
    「子どもの貧困」最前線
  • 虐待問題で疲弊、パンク状態の児童相談所
  • COLUMN
    • 声を上げ始めた児童養護施設出身者たち
  • 母子の貧困、生活保護家庭の悲鳴
  • 妊婦健診への公費助成で14倍の自治体間格差
  • 外国籍児童の不就学をなぜ放置するのか
  • 【海外編 1】イラクへ送られる米国の落ちこぼれ生徒たち
  • PART 2
    ここまで来た!! 教育熱
  • 半年で350万円出費も! 私立小学校「お受験」の舞台裏
  • 東大生も使い放題! セレブのぜいたく受験術
  • いよいよ必修化! 小学校から始まる英語格差
  • カウンセリングで見えた 「家族を追い詰める国」日本
  • INTERVIEW
    • NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事/安藤哲也
  • PART 3
    学校に通えない子どもたち
  • 授業料滞納問題が噴出
  • COLUMN
    • 基準がまちまちの就学援助
  • 大学進学を阻む学費の壁
  • 【海外編 2】中国の仰天「教育格差」事情
  • INTERVIEW | 子ども政策を問う(1)
    • 厚生労働大臣/舛添要一
  • PART 4
    学び育つ場所が危ない
  • 規制緩和を悪用、保育が「金儲け」の手段に
  • 人手不足を派遣保育士で補う公立保育園
  • 大規模施設に衣替えされる学童保育
  • 特別支援教育で混乱する学校
  • 取得率88%は幻 育児休業取得は至難の業
  • INTERVIEW | 子ども政策を問う(2)
    • 内閣府特命担当大臣(少子化対策)/上川陽子

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2008.05.13

週刊東洋経済「子ども格差」

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5月12日発売の週刊東洋経済5月17日号の特集「子ども格差」。

子どもたちに襲いかかる貧困、格差の実態を多面的に明らかにしたすばらしい特集。

ぜひ、みなさん読んでください。週刊ですので、お早めに。

週刊東洋経済ホームページより

2008年5月17日特大号(2008年5月12日発売)/特別定価670円(税込)

このままでは日本の未来が危ない!!

子ども格差

子育て家庭の貧困世帯率が14%にも達する日本。出産から育児、教育まで、子どもをめぐる格差の実態を追った。

  【図解】学歴、職業、年収… 格差は親から子へ継承される

  • 貧困の撲滅掲げた英国、いまだ手つかずの日本
  • INTERVIEW
    • 立教大学コミュニティ福祉学部教授/浅井春夫
    • 中央大学法科大学院教授/森信茂樹
  • PART 1
    「子どもの貧困」最前線
  • 虐待問題で疲弊、パンク状態の児童相談所
  • COLUMN
    • 声を上げ始めた児童養護施設出身者たち
  • 母子の貧困、生活保護家庭の悲鳴
  • 妊婦健診への公費助成で14倍の自治体間格差
  • 外国籍児童の不就学をなぜ放置するのか
  • 【海外編 1】イラクへ送られる米国の落ちこぼれ生徒たち
  • PART 2
    ここまで来た!! 教育熱
  • 半年で350万円出費も! 私立小学校「お受験」の舞台裏
  • 東大生も使い放題! セレブのぜいたく受験術
  • いよいよ必修化! 小学校から始まる英語格差
  • カウンセリングで見えた 「家族を追い詰める国」日本
  • INTERVIEW
    • NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事/安藤哲也
  • PART 3
    学校に通えない子どもたち
  • 授業料滞納問題が噴出
  • COLUMN
    • 基準がまちまちの就学援助
  • 大学進学を阻む学費の壁
  • 【海外編 2】中国の仰天「教育格差」事情
  • INTERVIEW | 子ども政策を問う(1)
    • 厚生労働大臣/舛添要一
  • PART 4
    学び育つ場所が危ない
  • 規制緩和を悪用、保育が「金儲け」の手段に
  • 人手不足を派遣保育士で補う公立保育園
  • 大規模施設に衣替えされる学童保育
  • 特別支援教育で混乱する学校
  • 取得率88%は幻 育児休業取得は至難の業
  • INTERVIEW | 子ども政策を問う(2)
    • 内閣府特命担当大臣(少子化対策)/上川陽子

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2008.04.14

文庫「夕凪の街 桜の国」

静かな衝撃を生み続けているコミック「夕凪の街 桜の国」映画「夕凪の街 桜の国」。

今月、昨夏出版された小説このコミックの文庫本が出版されました。

500円とお買い得です。Yunagibunko

【文庫】「夕凪の街 桜の国」(こうの史代 双葉文庫 500円 2008/4/8)
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=32037772

【文庫】「夕凪の街 桜の国」(双葉社ホームページ)
http://www.futabasha.co.jp/?isbn=978-4-575-71343-5

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2008.04.05

戦時下のナガサキと広島呉を描く2つの漫画

この春、長崎に落とされた原爆について描かれた漫画が出版された。

3月末、この漫画を買った。

『夏の残像 ナガサキの八月九日』(西岡由香 凱風社)
http://www.gaifu.co.jp/books/ISBN978-4-7736-3209-5.html

今日、asahi.comで大きく取り上げられた。

◇長崎原爆、漫画で知って (2008/4/5asahi.com ココミ口コミ)
http://www.asahi.com/komimi/SEB200804020004.html

広島原爆の10数年後と現在へのつながりを描いた『夕凪の街 桜の国』は、3月末にDVDリリースされ、いまレンタルビデオ店の新作コーナーに掲げられ、静かな衝撃がさらに広がっている。

映画『夕凪の街 桜の国』
http://www.yunagi-sakura.jp/

長崎原爆でも当然、日常が崩された。

このことを漫画によって知ることができる。

世代をこえてぜひ。

あわせて、コミック「夕凪の街 桜の国」の著者・こうの史代さんの「この世界の片隅に(上)が今年発売され、3月末に手にした。

描かれているのは、戦時下の広島・呉での日常とひたひたと迫る戦争被害。原爆投下ではなく大空襲が迫り来る。「(上)」ではやさしいタッチとどこかほのぼのとした日常が描かれているなか、続編がとても気になる。

すばらしい作品。Konosekaino1

Web漫画アクション「この世界の片隅に」(こうの史代 双葉社)
http://webaction.jp/title/15.php

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2008.01.07

週刊東洋経済「北欧はここまでやる。」

今日発売の週刊「東洋経済」(2008/1/12号・1月7日発売)

早速買って読みました。H20080112

大特集は『格差なき成長は可能だ!北欧はここまでやる』。

福祉国家でありながら、生活満足度だけでなく、経済成長もすすむ北欧。

これらの国の福祉、年金、医療、介護、教育、経済などの分野の数字と実際の生活を取材し、まとめたものです。

ぜひ、ご一読を。

労働意欲などの問題はありつつも、それらも含めての現状レポート。

大特集以外の記事も興味深かったです。

「この国のゆくえ 第5章 真実の交差」には、元社会党党首の土井たか子さん、代表作「ゴルゴ13」の漫画家さいとう・たかをさん、脚本家で「ふぞろいの林檎たち」などの代表作のある山田太一さんらの短いメッセージが。

特に、山田太一さんの「弱さのホーム。」が逆説的かつ印象的でした。

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2007.08.14

8月15日、「かわいそうなぞう」

8月15日(水)午前8時30分から午後1時のTBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」で、秋山ちえ子さんによる「かわいそうなぞう」の朗読が今年もおこなわれます。

私、実はこの朗読を聴いたことはないのですが、

「世間ニュース」「話のエッセンス」というくくりになっていますので、番組ホームページの「コーナー時間割」からすると、9時か10時10分頃の扱いになるのでしょうか。

番組ブログより

8月15日(水)
世間ニュース・話のエッセンス
「秋山ちえ子、今年も“かわいそうなぞう”朗読!」
ジャーナリスト・秋山ちえ子さんが、今年も終戦記念日のこの日に、恒例の「かわいそうなぞう」のお話をスタジオで朗読します。
「かわいそうなぞう」は、土家由岐雄さんが、実際にあった戦争中の悲劇を童話にした作品で、秋山ちえ子さんは、昭和43年から毎年TBSラジオ
で朗読し、戦争の悲惨さを訴えてきました。
今年90歳になられ、ますます鋭い視点で世の中を見据える秋山さんによる、今年40回目となるこの朗読に、ご期待下さい!

「かわいそうなぞう」の紙芝居は下記サイトからみることもできます。

まっち美術館 紙芝居の部屋「かわいそうなぞう」
http://www.alps.or.jp/match/shibai/zou/index.html

ラジオが時間限定なので難しいかもしれませんが、紙芝居の部屋で「かわいそうなぞう」にふれてみませんか。

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2007.07.05

小説「夕凪の街 桜の国」も発売

コミック「夕凪の街 桜の国」(著:こうの史代 双葉社)を原作にした、映画「夕凪の街 桜の国」の一般公開が今月下旬に迫っています。

今日投函したもので、試写会応募の最後。計4つの試写会に応募しましたが、行けるといいなと思っています。

Yunagi 今日、映画の脚本をもとにした小説「夕凪の街 桜の国」(双葉社 著:国井桂 2007年7月出版)を書店で買いました。

滅多に、画像をブログに使わない私ですが、表紙の画像を今回は。

映画を観る前に読むかどうかはわかりません。迷ってはいます。

原爆が落ちて10年後の広島から現代へと続く物語の原作でしたが、どう展開するのでしょう。

原爆が投下されたことに「しょうがない」と言い放った防衛大臣がいましたが、「生きとってくれてありがとな」と生きる尊さを語る原作の静かな衝撃はコミックから映画となって、どのように響いていくのでしょうか。

いまのこの国のリーダーは、現行憲法での原子爆弾について「小型なら持てる」と言ったことのある人です。

ある記事によれば、そのリーダーは映画好きで、いろんな映画を観ているようですが、この「夕凪・・・」の試写は、「都合」によりキャンセルしたそうです。

スケジュールによるものなのか、あえて拒絶したのかはわかりませんが、辞めた防衛大臣さんとその任命をしたリーダーさんにはぜひ観てもらいたいです。

私も観るつもりですが、一般公開前になるのかどうかは運次第です。

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2006.11.22

みんなで話をしてみよう、『みんなの9条』について

 非核三原則は8割が守るべきだと思っているが、核保有議論については賛否はほぼ半々。
 
 11月21日に読売新聞に掲載された世論調査に驚いた。

非核3原則、今後も「守るべき」80%…読売世論調査(2006/11/21読売新聞)

 読売新聞社の全国世論調査(11、12日、面接方式)で、核兵器に関して日本がとっている「持たず、作らず、持ち込ませず」の非核3原則について、今後も「守るべきだ」という人は、「どちらかといえば」を合わせて80%に上った。「改めてもよい」は計18%だった。

 北朝鮮の核実験実施を受け、政府や自民党内の一部に出ている「日本が核兵器を持つべきかどうか議論をしてもよい」との意見については、「反対」が計51%、「賛成」は計46%で、賛否が割れた。(以下、略)

 核保有については被爆国だから最初から考えるべきでないということも含めて議論に入っていかないと、世論とかみあわないということは受け止める必要がある。
 
 憲法9条についても、 守り生かそうという立場にいる私たちの発想の転換が必要だと思う。

 平和憲法を持つ国だから大切に守っていかないといけないとか、戦争を繰り返さないために守るべきだというような、言い尽くされてきた従来型の観念論だけでは通じないのではないか。角度はもっと多面的でなければ議論は広がらないだろう。
 
 そんななか、人気サイト『マガジン9条』編集部が注目の本を出版した。

 その名も『みんなの9条』(「マガジン9条」編集部編 集英社新書 2006年11月17日発売)

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 橋本治、香山リカ、黒田征太郎、広井王子、いとうせいこう、毛利子来、辛淑玉、木村政雄、大田昌秀、きむらゆういち、早苗NENE、姜尚中、雨宮処凛、愛川欽也、上原公子、ジャン・ユンカーマン、石坂啓、中川敬、伊藤千尋、渡辺えり子、松本侑子、辻信一

 

 早速、書店で購入した。

 多分野で活躍する22人が9条について語り、そしてよびかけている。

 改めて、みんなで話をしてみよう、みんなの9条について。

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2006.11.05

宮崎あおいさんも『この国が好き』

主演映画「ただ、君を愛してる」が10月28日から公開中の宮崎あおいさん

本の特集誌・月刊『ダ・ヴィンチ』11月号の表紙と、巻末「Studio Interview」に登場している。

11月6日に12月号が発売なので、ちょうど、もう店頭にはないけれど。

16頭のパンダが撮影された『コパンダちゃん』(菅野ぱんだ リトルモア)をメインで紹介。

さらに『この国が好き』(著:鎌田實 マガジンハウス)を選んできたという。

この絵本については好き嫌いはわかれるとは思うけれど、私もふれたことがある。

『この国が好き』非戦の誓いのすばらしさ(2006/7/11)

20歳の彼女は、
いま、憲法を改正する議論が起こっているけれど、私は戦争をしたくはないから、この憲法を変えることに反対。でも、そのために私には何ができるんだろう?って考えるようになったんです。まさか国会に乗り込んでいくわけにもいかないし(笑)、結局何もできないまま『嫌だ、嫌だ』と思っているだけなのかな?って。でも、この本を読んで、こういう本が存在することが嬉しくて。私がどうしたらいいのかわからなかったことが、きちんと書いてあったんです」という。

兄で俳優の宮崎将さんとのインド旅行で、カーストが残る村やスラム街を歩き、人々と出会って感じたこと。それを6月に『たりないピース』(著:宮崎あおい、宮崎将 写真:森本美絵 小学館)という本にまとめ、出版。1冊70円が寄付されるということも示したこのホームページにも惹かれる。

早速、注文した。

インドでの葛藤にもふれながら、「知って、そこから自分が何をできるかを考えなくちゃ」と前向きだ。

映画、観にいこうかなぁ。

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2006.10.14

「夕凪の街 桜の国」ラジオドラマ、今日14日夜10時からNHK-FMで再放送

私のブログ、コミック「夕凪の街 桜の国」の関連でのアクセス、継続的にあります。

来夏の映画化(監督:佐々部清 主演:田中麗奈)にむけて進行中ということについても何度かふれてきていますが、NHK-FMラジオでのラジオドラマが今日10月14日の夜、再放送されるとのことです。

NHKオーディオドラマ~NHK-FMのラジオドラマ ホームページより

FMシアター
文化庁芸術祭参加作品

『夕凪の街 桜の国』(再)

【放送日】
2006年10月14日(土曜日)22:00-22:50

原作:こうの史代
脚色:原田裕文
音楽:長生淳
演出:真銅健嗣
技術:糸林薫
効果:佐藤あい
--
出演:夏八木勲 鈴木佳由 斉藤とも子 阿南健治
小林トシ江 矢沢心 大和田悠太 茶花健太
三村ゆうな 伊藤ゆきえ 大林佳奈子 木崎優一
--
あらすじ:広島で被爆したある一家の60年、三世代に及ぶ物語。平成16年度の文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞作で、「マンガ史の宝石」とまでいわれる傑作のドラマ化。原爆がいかに人々に多くの悲しみと苦悩を長い年月をかけて与え続けてきたか、そして今も決して消えることがないことを、静かにジワッと伝えていく。

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2006.09.29

誰が格差を肯定しているのか

ジャーナリスト斎藤貴男さんの講演を先日聞いて、格差社会批判の短いレポートがないかと思っていた。書店に寄って、雑誌「SIGHT(サイト)」8月31日号の特集「格差正当化社会と闘う―誰が格差を肯定しているのか」に斎藤さんの特別寄稿があるのをみつけて、レジへ。

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2006.09.20

映画「夕凪の街 桜の国」 カンヌ出品など国内外へ

 今の憲法(9条)を持っていても、小型なら原子爆弾を持てると公言した政治家が自民党総裁に当選した。来週には首相となる。

 「教育改革」と「憲法改正」を掲げている。この国を大きく変えるということになる。

 私は、平和憲法の理念や被爆国としての内外への発信について今こそ積極的におこなう国であってほしいと思っている。

 少なくとも、核保有論は完全に否定してもらいたい。

【ブログ内関連記事】
核保有論の安倍さんが広島での献花後に出馬表明(2006/9/1)

 その舵取りをよそに、原爆で生き残った後ろめたさを抱えて生きる女性とその後の世代への影響と継承を静かに描いたコミック「夕凪の街 桜の国」。来夏の映画公開(監督:佐々部清)にむけて撮影がすすむなか、国際的な作品になることが明らかになってきた。

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2006.08.26

「優しい人がはじかれてしまう社会」という川嶋あいさん

この土日は、1泊2日で長野で交流イベント。戻ると地獄の1週間が待つ。1年間で一番余裕がない時。

そんななか、シンガー・ソングライターの川嶋あいさんの記事「あの人に迫る 川嶋あい やり遂げた先に見えるものある」(2006/8/25東京新聞夕刊)をたまたま目にした。

川嶋あいさんのことは、このブログでこだわって書いてきたものの1つ。

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2006.08.09

藤原紀香さん、井上ひさしさんと憲法対談

8月は戦争や憲法について考えるきっかけが身近にたくさんある。

このブログでも、テレビの特集や演劇、映画など、そのきっかけのいくつかにふれてきた。

雑誌はこの時期、お盆休みをはさむ関係で、2週分をつめこむ夏休み特集がくまれているが、『週刊現代』(講談社)の2006/8/19・8/26号(表紙は米倉涼子)の「8・15スペシャル対談」が興味深く、手に取った。8月7日に書店やコンビニにならべられた号。

「井上ひさしVS藤原紀香『私たち、日本国憲法の味方です!』」という特集対談だ。

8月15日の終戦記念日に「この国のかたち」を改めて考えたいと、いうリードで始まる。 

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2006.07.29

倍賞千恵子さんとUAさんの愛といのちのメッセージ

Run 学校が夏休みに入り、大きな書店では夏の課題図書のコーナーも設置され、少し気になってパラパラとめくってみたり。

 また、戦争・原爆に関する子ども向けの絵本のコーナーも隅っこに見つけた。

 私が持っているピースアニメ「つるにのって」(原爆で亡くなった折鶴の少女・佐々木禎子さんを主題に。市民のカンパを資金に英語版・フランス語版も普及)のビデオを先日ある保育園の職員に貸したところ、園で保護者と子どもで鑑賞会をひらき、好評だったと聞いた。

 その主題歌「あの子は見てる」を歌ったのが倍賞千恵子さん。今週ビデオが戻ってきて、やさしい歌声がまた響いてきたところだった。見つけた絵本のコーナーで、「倍賞千恵子」の文字が目にとまった。隣には、「情熱」の大ヒットなどで知られる「UA」(ウーア)さんの名前も。発売されたばかりの本。

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2006.07.27

私のなかの「チョコレート革命」

最近、チョコレートが体にいいなどとして、「チョコレート効果」も含めてコンビニでも少し高い物がならんでいますね。

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2006.07.11

『この国が好き』非戦の誓いのすばらしさ

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世界がもし100人の村だったら』を読んだ時の衝撃はいまだに残っている。

そしてこのシリーズは、『世界がもし100人の村だったら2 100人の村の現状報告』、『世界がもし100人の村だったら3 たべもの編』と続いた。

同じマガジンハウスから7月10日に出版された、『この国が好き』(著:鎌田實 絵:木内達朗)を買った。

「60年間、ひとりも戦場で死んでいない。ぼくたちの国、すごいのです」と、この国の非戦の誓いを積極的にとらえ、やさしく描いた絵本。おじいちゃんが語りかけるメッセージで展開していく。著者は、諏訪中央病院名誉院長で日本・イラク・メディカルネット(JIM-NET)代表の鎌田實さん。

後半で展開される、『世界がもし・・・』の再話者で翻訳家の池田香代子さんと、放送タレントの永六輔さんとの憲法談話も鋭くおもしろい。

書評はあらためて書くつもりだけれど、10日後の7月20日には『世界がもし100人の村だったら4 子ども編』が出版されることも知った。

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希望を見つけづらいご時世。とらえ方、切り口は柔軟でやさしくありたいし、現実から逃げないでいたい。

『この国が好き』は、そんなヒント、肯定感と明るい兆しを感じさせてくれる。

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2006.06.28

「夕凪の街 桜の国」8月に広島ロケ 07年夏公開へ

原爆で生き残った者のうしろめたさを丁寧に描いたコミック「夕凪の街 桜の国」(著:こうの史代 双葉社)

普段マンガを読まない私が、このブログで特にこだわってきたもの。

2007年夏公開で映画化が決まっている。埼玉県内に被爆後10年の広島の街を再現したオープンセットをつくり、8月には広島ロケに入るという。

監督は「陽はまた昇る」「カーテンコール」「半落ち」「四日間の奇蹟」などの佐々部清さん。最新作の「出口のない海」は9月に公開予定。私は「チルソクの夏」しか観たことはないけれど。佐々部清監督のホームページほろ酔い日記も映画化についてふれている。

6月20日の中国新聞(広島を中心にした地元紙)が取り上げた。

■こうのさん作「夕凪の街」映画化(2006/6/20中国新聞)

▽下関出身の佐々部監督 8月広島ロケ

 広島市西区出身の漫画家こうの史代(ふみよ)さん(37)=東京都中野区在住=の広島原爆をテーマにした話題のコミック「夕凪(なぎ)の街 桜の国」が、映画化される。下関市出身の佐々部清監督(48)がメガホンを取り、今夏に広島市内でロケがある。

 単行本は二〇〇四年十月に出版。文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞などを受賞した。広島で被爆した女性の十年後を描く「夕凪の街」、一九八七年と二〇〇四年の東京を舞台に被爆二世の姉弟らが主人公の「桜の国」の二部構成。日常を淡々と描く温かい筆致が、若い世代らに共感を呼び、現在約十七万部、韓国やフランスなどで翻訳版も出ている。

 佐々部監督は、「半落ち」で〇四年度日本アカデミー賞作品賞を受賞。監督が所属する東京の映像製作会社などが映画化に踏み切り、キャスティングを進めている。一九五五年の広島の街を再現したオープンセットを埼玉県内につくり、七月二十日にクランクイン。八月十日から広島ロケをする。来年夏に公開予定。

 ロケハンで今月、広島市を訪れた臼井正明プロデューサー(41)と佐々部監督は「被爆の記憶を引き継ぎ、明日に向かって希望を持って生きている主人公。現代の家族のきずなの物語として丹念に描きたい」と語る。

 こうのさんも「佐々部監督から漫画のキャラクターに何度も会いたい気持ちになるような映画を撮りたい、と聞いた。世界の人に一層親近感を持ってもらえれば嬉しい」と歓迎する。(円山文雄)

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2006.06.14

『ニッポンの暴言 国民を惑わす政治家たち』

昨日と今日、都議会を傍聴し、合間に都庁の書店へ。

興味深い本を見つけた。

ニッポンの暴言 国民を惑わす政治家たち』(著 横山渉 発行:三才ブックス 1300円+税)  

高齢者の負担増に拍車をかける医療関連の法案も成立し、国会会期の延長もなく、会期末を迎え、いよいよポスト小泉へと注目が高まっていく。

麻垣康三はどうなるのか。森派の森会長の腹づもりは?

ちょっと待ってもらいたい!

人気が高いとされ、1番手と目されている安倍晋三氏は、2002年5月の早大でのシンポジウムで、

憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は。小型であればですね」(サンデー毎日2002年6月2日号)

と語っているのだ。

福田康夫氏はどうだろう。

サークル・スーパーフリーによる集団レイプ事件が発覚した2003年6月、全日本私立幼稚園連合会九州地区主催の少子化問題に関する討論会で、太田誠一衆議院議員が「(集団レイプをする人は)まだ元気があるからいい。正常に近いんじゃないか」と発言したことを、官邸内のオフレコ会見で問われ、

福田氏は「そういう格好しているほうが悪いんだ。男は黒豹なんだから。情状酌量ってこともあるんじゃないの?」(週刊文春2003年7月10日号)と答えている。

名門・麻生財閥の麻生太郎氏は、森喜朗氏とならぶ暴言・失言政治家だろう。

麻生氏は、2001年3月12日に河野グループの会合で、野中広務氏の名前をあげ、「あんな部落出身者を日本の総理にはできないわなぁ」と発言されたといわれている。

著書は、戦後の第一次吉田内閣(1947年~)から小泉内閣にいたるまでの、政治家の100の暴言を、引用元と経過、反響も踏まえて掲載している。当然、石原都知事の「ババァ」発言や「三国人」発言なども含まれている。

いわゆるバカヤロー解散の引き金になった「バカヤロー」から、近くは杉村タイゾーの「ケインズさん、何人なんだろう?」まで。

イラク戦争や自衛隊派兵、憲法問題をめぐっての暴言ぶりにあらためて驚かされる。

新聞、雑誌、書籍などともに、各種ホームページやブログなども参考にしたという。

ウィキペディア辛口ニュース解説戦後政治史ふぁん倶楽部、私の恩師でもありリンクにも入れている亀井淳ホームページ、ほぼ日刊イトイ新聞などがそれだという。

2000年以降の暴言が過半数を占めることについて、著者は「意図的」だと後書で示している。森政権から小泉政権へと代わり、与党・自民党の姿も大きく変貌したダイナミックな政治状況を政治家の言葉という観点で整理したかったという。

帯には「ニッポンは大丈夫か!?」とある。

暴言をはく政治家ほど、改憲色が強く、愛国心の押しつけについての熱心さがうかがえる。

数年前、ブッシュの妄言録の本が注目されたが、ニッポンの政治史を暴言・失言・放言で知ると、おそろしさを感じる。

劇場に踊らされている場合ではない。次の内閣へとうつろうとするなかで、政治家の暴言、そしてそれらをまとめた著書から学ぶべきことがいま有権者に問われていないか。

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2006.06.09

コミック『涙100万粒のキズナ』

歌手の川嶋あいさんについて、何度かブログで書いてきました。

先日、別冊フレンドコミック『涙100万粒のキズナ』(講談社2006/5/12発売 著者:大内理加、岩崎弘美、小林弘子 520円)の3話の1つに「最後の言葉~川嶋あい物語~」が収録されていることを知り、手に。

涙100万粒のキズナ

三十路男の私が書店で女性のアルバイト店員に探してもらい、在庫は確認できたというものの、その少女向けコミックが見つかるまで20分も待ち、変な汗をかいてしまいました。(@_@;)

最後の約束』や『大切な約束』の内容を、簡潔にわかりやすくまとめたもの。数分で、小学校高学年から、500円程度で読めるものとして、反響は広がると思います。

3話のほかの2つも感動的です。

2話目の「お兄ちゃんの金メダル」は、福岡・筑陽学園サッカー部の快進撃の裏にあった兄妹とチームメイトの物語。ワールドカップで盛り上がるなか、ぜひ中高生に読んでもらいたいです。筑陽学園のホームページこのページで漫画化の話題が告知されています。

3話目の「あったかい」は、両親の離婚と母の再婚に「あったかさ」を感じられない少女の反発、同じ境遇で理解してくれる彼との出会い、子どもの誕生で知る「あったかさ」を描いています。

出生直後に離婚、女手ひとつで2つ上の姉と育てられ、7歳のときに再婚し弟が誕生、12歳のときに離婚という流れで子ども時代をすごした私。実父は離婚後に交通事故で死んだと聞き、以来昨夏まで「父」についてまわりにも話してきました。

ところが、昨夏に「生きているけど、会わない方がいいと思い、その後の所在も知らない」ということが事実だったと母に聞かされ、20歳か社会人になるときになぜ話してくれなかったのかと問い詰めてしまいました。

母にすれば、「死んだ」ことにした方がいいという判断を、当然悪気ではなくやむを得ないとして、したんでしょうね。

この「あったかい」と、私の境遇とは違うところがありますが、「母親はみんな子供が愛しいんだって」「そう感じない親はいないんだって・・・」「たくみ(息子)に教えてもらった」と語る主人公・愛。

私の母も、経済的にも精神的にも相当苦労したんだろうなと、ふと考えさせられました。

近所の子どもを殺(あや)める悲惨な事件と異常なまでのマスコミ報道に、疲労感さえ感じるなか、「あったかい」に少し癒されました。

【ブログ内関連記事】

思春期の中高生に読んでもらいたい 川嶋あい『最後の言葉』(2005/8/31)

大切な約束 ある歌手の愛を知って(2005/8/15)

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2006.04.18

帯をみて驚いてしまった本

 子どもの頃、大家族を取り上げたテレビをよく観てました。最近はあまり観てませんが、3男4女1父1娘の大家族・青木家の長女のことが先日テレビで放送されていました。大家族のなかで17歳でシングルマザー。小さい頃は児童養護施設で育ったそうで。

 竹書房の「今月の一押し商品」にもなっている「まっすぐに。」(著:青木あざみ 竹書房)が出版され、テレビや新聞でも紹介され、反響を呼んでいるようです。

TBS系列TVで大反響!!母親代わりの少女が真の母となる――。大家族(3男4女1父1娘)・青木家の長女、波乱万丈の全半生!「出産の秘密」「児童養護施設での生活」「相手の男性」…今まで明かさなかったホントの私、17歳のリアル。

という紹介文ですが、

 書店に行って驚きました。書籍の帯のなかで「児童養護施設での生活」とされるべきところが、「児童擁護施設での生活」と誤ったものになって、売れ筋の本としてならんでいます。

 まだ本を買っていませんが、この帯が目立って残念です。

 こんな大きなミスに誰も気づかずに書店にならぶってこと、あるんですね。

 児童養護施設の認知度が残念ながら低いということでしょうか。内容よりもまず、書籍の帯の誤植に驚いてしまいました。

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これでいいのか、千葉補選

 マツモトキヨシ系の松本和巳議員の選挙違反による辞職で、千葉7区の衆議院補欠選挙がたたかわれています。

 元埼玉県副知事のさいとう健氏(自民党、公明党推薦)、太田かずみ氏(民主党)、徳増記代子氏(共産党)ら5氏が立候補。

 補選を生んだ選挙違反、金と政治の関係が争点になっていますか。また、愛国心を盛り込む教育基本法「改正」をどう評価するかは問われていますか。

 通常の補選の場合、直近の懸案が結果によって大きく左右されてきたと思うけれど。。。

 ネットや夕刊紙などでは、太田氏の水商売経験の批判も。親の地盤と金をバックにした上流経験しかない2世議員や、グレーな献金をもらっていても25年の表彰をうけて辞めないでいられる議員よりよっぽど生活感覚があると思いますが。キャバクラに1度でも勤めると、社会的な権利はなくなり、むしろ制裁をうけなければならないのでしょうか。

 テレビやスポーツ紙は相変わらず、「党首対決」「内助の功対女性大臣」「チルドレン」「改革」。。。あのー、政策、出てきませんけど。

 昨年9月の総選挙の状況がダブっていませんか。

 精神科医・香山リカ氏の著書「テレビの罠」(ちくま新書)、もう1回読み返してみることにします。

【ブログ内関連記事】

小泉劇場を支える「テレビの罠」がみえてくる(2006/4/7)

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2006.04.07

小泉劇場を支える「テレビの罠」がみえてくる

政界のドタバタ。民主党の大揺れをよそにすすむポスト小泉レース。

突然の解散、自民党の圧勝という結果を生んだ小泉劇場とは何だったのか。

昨夏以降、その演出と支持の集まりという関係が私には理解できなかった。

なぜ、格差社会の闇の部分が大きく及んでいる青年層、フリーター層が小泉自民党を支持し、それまで行かなかった投票へ行ったのか。

なぜ、マスコミ関係者、特にテレビ報道は小泉劇場を演出したつもりはないと振り返るのに、スポットライトをあてた形になったのか。

なぜ、生活感と苦労のみえないエリート・セレブ層の新人候補が大量に当選できたのか。

そんな疑問に一冊の本がこたえてくれた。

3月に発売された、香山リカさんの新著『テレビの罠-コイズミ現象を読みとく』(ちくま新書)。

精神科医であり、また自らもテレビや新聞などでコメントする香山さんが、その劇場をさまざまな角度で診断し、この社会と意識の変化、この先にみえてくるものを指摘する。

劇場型選挙、小泉人気、テレビと選挙…。映らない「テレビの罠」がはっきりと見えてくる。

最後の小見出しは、「『小泉劇場』から『スピリチュアル占い師』へ」。

メディア関係者や政治家が新聞や週刊誌などで語ったものの引用を基本に、劇場の登場人物や背後を分析しながら、罠をしかける人々を明らかにする。

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2005.10.29

ネットで本を買うことの便利さの裏で 

以前に比べたら、本を読むようになった。

昨日は書店で『下流社会 新たな階層集団の出現』(三浦展/著 、光文社 、2005年9月発行)を買った。

私、頻繁ではないけれど、本やCDをネット販売で買うこともある。書店をまわって探すことはあまりなくなった。大きな書店はホームページから事前に在庫を確認できるし。

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2005.10.22

「マルちゃん」と食文化 食育の責務を持つ私たち

 私のブログ記事を紹介した「ブログ時評34」が掲載された月刊誌『世界』11月号(岩波書店)

 その中の、『イギリスで巻き起こる「給食革命」-はたして「民営化の失敗」から立ち直ることはできるのか?-』(阿部菜穂子)を興味深く読んだ。「失敗」の仕方が極端ではあるが、公共的な事業をすべて民営化していくことへの警鐘として、とらえるべきだろう。

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2005.10.08

ブログ記事が『世界』進出!

ブログを始めて1年ちょっと。今日はとてもうれしいことがありました。なんと、私のブログ記事が紙媒体に載りました(正確に言うと、私のブログ記事にふれた記事が載った)。といっても労働組合の機関紙などでなく、一般の本屋さんで手に入る雑誌に。

団藤保晴氏(新聞記者/ネットジャーナリスト)の「ドイツ総選挙と比べながら考えた〔ブログ時評34〕」に、私のブログ記事「ほっとけない 世界有数のこの格差社会を」(2005/9/23)が取り上げられたことは以前に書きました。

「格差社会の記事に反響が広がったのは」(2005/9/29)で、ブログ時評の毎月1回分が月刊『世界』(岩波新書)に「ネット言論はいま ブログ時評on SEKAI」として掲載されていることもあわせてふれました。

今日10月8日、月刊『世界』(岩波新書)11月号の発売日で、早速書店へ。店先でブログ時評のどの回が掲載されたのかをチェック。昨日から気になってまして。

チラッとみて、サラッと見直して、「ドイツ総選挙と比べながら考えた〔ブログ時評34〕」の掲載を確認しましたー。タイトルは「日独選挙制度比較から検証する『自民圧勝』」となっています。

もちろん購入して、読みました。10月号の分は長文だったので短くしぼったようですが、今号はブログ時評に載っている原文のままの掲載でした。

ということで、私のブログ記事、なんと『世界』進出を果たしました。

と言っても、私のブログ記事の内容はまだまだですし、掲載された分ももうちょっと詳しく展開すればよかったと後悔もありますが、これからの記事で磨いていくことにして、とてもうれしいニュースなのでした。

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2005.09.29

格差社会の記事に反響が広がったのは

 先日、なんとなく、月刊「世界」の10月号を買った。すぐに目を通したわけではなかった。とりあえず、買っただけ。

 9月23日に書いた、私のブログ記事「ほっとけない 世界有数のこの格差社会を」(http://tamy.way-nifty.com/tamy/2005/09/post_3a9f.html )に、25日ごろからアクセスが急増した。リンク元をたどると、「団藤保晴のブログ時評34 ドイツ総選挙と比べながら考えた」(2005/9/25)で当記事が紹介されていた。トラックバックもいただいた。

 ブログ時評が月刊「世界」に連載されていると知って、「世界」を開いてみた。この号にはブログ時評32が掲載されていた。検索もかけてみた。ネット上でも、この時評がとりあげたものについて論争が広がるほど、反響は大きいようだ。誌面に載るのは1回分の、さらに割愛したもののようだが。

 弱小ブログとしては、時評に取り上げられ、うれしさ2割、緊張8割。

 おかげでアクセスは増え、また記事について、これまでにないコメント数をいただいた。貧困率がどこまでの根拠になるのかというようなご指摘もある。格差社会の拡大については、また別の裏づけで示していくつもりでいる。

〔追記2005/10/8〕

 上記〔ブログ時評34〕は、月刊誌『世界』2005年11月号(岩波書店)の連載「ネット言論はいま ブログ時評on SEKAI (8) 団藤保晴」に掲載されました。

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2005.09.16

コミック「働きマン」、読みました

 私にとっての仕事の山場は8月から9月初旬にかけてでした。グーッとこらえて、がんばって、がまんもして、がんばっての毎日で。睡眠もぐっすりじゃないなか、こんなに仕事してるのに、どうして回っていかないんだろうとか、働くって何なんだろうとか、めいる日々でもありました。

 いまちょっと落ち着いた中で、今週初めかな、めったに読まないコミックを買いました。マンガ、ほとんど読まない私。このブログでも絶賛して人にすすめまくっているコミック「夕凪の街 桜の国」(こうの史代 双葉社)を昨年11月に買って(その後も学生にプレゼントしたりしたので何冊か買ってますが)以来。

 『働きマン』(安野モヨコ モーニングKC)の1巻と2巻を手に。

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2005.08.31

思春期の中高生に読んでもらいたい 川嶋あい『最後の言葉』

 今日はめずらしく定時で退勤できたので、勤務先から一番近い書店に。話題の本の顔ぶれと、リラックスできてすぐ読める本を探しに。

 たまたま、9月1日頃に書店にならぶとされていた、川嶋あいさんの自伝的エッセイ『最後の言葉』(ゴマブックス)をみつけ、帰りの電車で開きました。

 川嶋あいさんのことは、過去の記事でもふれてきました。1000回の路上ライブを機に、自身を生み育てた愛を確かめようと、過去と向き合い、踏み出した彼女。私も影響をうけて、自分のことをふりかえってみるつもりでいます。このブログで。

 葛飾区の中学校などは、「学力不足」を理由に先週から授業が始まっていますが、ほとんどの学校では、夏休みは今日までで明日からまた授業がスタート。9月1日発売の『最後の言葉』。親とぶつかっている、思春期の中高生に、ぜひ読んでもらいたいな。そう思える本。

 親の愛、人の力、出会いの大切さ。この本にはあります。たくさんの「ありがとう」が。 

【ブログ内関連記事】

・大切な約束 ある歌手の愛を知って(2005/8/15)

・ブログ開設一周年を前に、つづっておこうと思うこと(2005/8/28)

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2005.08.07

8月6日をヒロシマで迎えて

 4日から広島に来ています。原水爆禁止世界大会への参加が目的で、今日7日はこれから9日までは長崎での同大会に参加します。

 4日は開会総会、5日は動く分科会「被爆電車に乗って」、6日は広島市の平和記念式典(平和宣言はこちら)にも参加、大会のヒロシマデー集会に出た後、紀伊国屋書店広島店に寄って「夕凪の街 桜の国」を中心にした「こうの史代原画展」をのぞいたあと、平和資料館へ。夜は灯篭流しを見てきました。

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2005.08.02

8月2日発売 『憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言』

iwanamibook657 今日8月2日、全国一斉発売。おすすめの岩波ブックレットです。

 昨日書店に入荷していて、早速読みました。持ち歩ける(薄い・軽い)、短くてすぐ読める、メンバーが多彩、切り口が多様。「憲法を変えて戦争へ行こうという世の中にしない」という一致点で、意義深いメッセージがつづられています。

【8月2日全国一斉発売】
*岩波ブックレットNo.657
『憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言』 (岩波書店)
http://www.iwanami.co.jp/kenpou/index.html

■目次
憲法を変えようという意見を最近よく聞きます.

私はこう思う
井筒和幸/井上ひさし/香山リカ/姜尚中/木村裕一/黒柳徹子/猿谷要/品川正治/辛酸なめ子/田島征三/中村哲/半藤一利/ピーコ/松本侑子/美輪明宏/森永卓郎/吉永小百合/渡辺えり子

子どもたちのだれかが
  木村裕一(詩)/田島征三(絵)

コラム 「徴兵制」のある国に?
コラム 憲法を変えるときの国民投票って何?
コラム 北朝鮮を見る眼
年表 9条をめぐる動き

■体裁=A5判・並製・64頁
■定価 500円(本体 476円 + 税5%)
■2005年8月2日
■ISBN4-00-009357-6 C0336

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 憲法を変えるかどうか,とくに「戦わないこと,軍隊を持たないこと」を明記している9条をどうするのか,が問われている.9条の理念,底力,そして可能性とは? 多彩なメンバーが,それぞれの体験から,満を持して熱い思いを語る.国民投票,「徴兵制」などについてのコラムも掲載.

◆岩波書店ホームページ
http://www.iwanami.co.jp/

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2005.07.27

メロディーと思いが響く マガジン「東京大空襲~リンゴの唄」

 ここで宣伝した週刊「少年マガジン」(7月27日発売・第35号)、早速買いました。「東京大空襲~リンゴの唄」(三枝義浩 取材協力:早乙女勝元)、読みました。実は昨日まで、「東京大空襲」なのに、なんでサブタイトルが「リンゴの唄」なんだろうって、思っていました。読んで、わかりました。

 戦後の庶民を勇気づけた「リンゴの唄」(メロディーと歌詞はこちら)。歌った並木路子さん(詳細はこちら)自身の思いも歌声にこめられていたんですね。

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2005.07.24

7月27日発売の週刊「少年マガジン」に「東京大空襲~リンゴの唄~」

 7月27日(水)発売の週刊少年マガジン(第35号)に注目です。

 写真家の森住卓さんの視点で、湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾被害を告発した、「汚れた弾丸」はマガジン掲載の反響が大きく、単行本化もされました。また、ベトナム戦争で最前線で従軍した元海兵隊の体験を描いた「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」も、このブログで3度ふれてきました。

 今度の戦争関連漫画も三枝義浩さんで、作家の早乙女勝元さんの協力のもと、東京大空襲を取り上げています。

***(週刊少年マガジンwebより)

東京大空襲 ~リンゴの唄~(三枝義浩 取材協力/早乙女勝元)

 終戦60周年特別企画センターカラー58P!! あの夜の話をしましょう
 
昭和20年(1945年)3月9日。東京の街は一夜にして灰となった。後に東京大空襲と呼ばれたこの空襲は、東京の下町に住む女性や子供たちの生活を根こそぎ奪った。荒れ狂う北風とともにやってきたB-29は、抗うこともできず巻き込まれた戦争という暴力は、人々に何をもたらしていったのか。戦争の記憶を語り継ぐ、マガジンだけの徹底取材ドキュメントコミック! このメッセージ、キミの心に届いて欲しい!!

***

 10代・20代を中心に、世代をこえて読まれてほしいと思います。親・祖父母世代が子どもたちにきっかけをつくるいい機会。240円(マガジンの値段)で知ることができること、想像できること、たくさんあるはず。

【ブログ内関連記事】

週刊「少年マガジン」 ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?(2005/1/4)

「少年マガジン」に元海兵隊体験記2(2004/12/29)

「少年マガジン」に元海兵隊体験記1(2004/12/29)

【関連サイト】

 東京大空襲 戦災資料センター(館長・早乙女勝元)

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2005.07.23

「夕凪の街 桜の国」に続いて「手紙」を読もうと

 7月22日の朝日新聞朝刊に書籍広告が載った、小説現代特別編集「エソラ」第2号『esora vol.2』(6月28日発売)をネットで申し込みました。

 講談社のホームページによれば、

 「エソラ」は、「絵空事」の頭三文字から。想像力や空想力、虚構、絵空事の世界には、現実の個人や世界を変えうる力が秘められている —— そんな希望をこめて。漫画も、小説も、ぜんぶ読み切り、書き下ろし。若く独創性あふれる才能が集う、シンプルで新しい単行本型「物語雑誌」。

 なんだそうです。

 小説と漫画で構成されているこの「物語雑誌」。小説も漫画もほとんど読まない私、1260円に送料100円もかけて申し込んだのは、こうの史代さんの「手紙」という漫画だけを読みたかったんです。この「手紙」、読み返すたびに気づかされることの多い作品だと、ネット上の評判を読んで。

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サンデー毎日、「小説宝石」、雑誌を読んで平和と戦争を考えた 

 週刊誌「AERA」(アエラ)の「保育の市場化 ここが問題」という新聞広告が気になってから、雑誌ばっかり何冊も買ってます。

 アエラのついでに手にとってみた「サンデー毎日」(2005.7.31号)には、今の武蔵野にある「東京・中島飛行場空爆の不発弾処理」という最近の出来事がグラビアに、あわせて「衝撃証言 中島飛行機 消えた軍都 人間が肉塊となった武蔵野の戦後60年」という特集記事も。初めて知る出来事で、買って帰りました。中島飛行機の西工場は米軍に接収されて将校宿舎「グリーンパーク」になったそうで、そのあと返還運動が起き、「はらっぱ公園」に。都立武蔵野中央公園として、軍需工場の跡地は紙飛行機の聖地になっているそうです。

 雑誌の購入は続きます。「News week」(2005.7.27)は、在日米軍の姿を克明にしています。

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2005.05.30

こちら、あたためますか? コンビニ日本語物語

 5月もあと1日を残すのみ。4月・5月は、コンビニやスーパー、ファーストフード、カラオケなどで、新しいバイトをみかけますね。がんばってるなーと。「研修中」という表示を名札につけたバイト君もまだ見かけます。

 先日、ファミリーマートで夕食に食べようと弁当&麺のコーナーに寄ってから、レジへ。

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2005.05.20

吉永小百合さん「ずっと言い続けることで、みんなが言える環境を」

 このブログ、憲法関連の話題を続けています。さすがに続けすぎ。私の日々のつぶやきや7月3日投票にむけ実質的な選挙戦が本格化している都議選・都政に話題を移していこうと思っていたところ、今日も憲法から切り離せず。

 最近、憲法を守ろうというような論調を少しでも見せる雑誌・書籍、あまり売れていないようですね。論調で言えば私のブログも「売れない」側で、かたいテーマが多いのですが。

 私は学生のときから、まじめすぎてかたすぎる『週刊金曜日』を時々読んできました。定期購読の経験もありますが、いまは置いている本屋に立ち寄ったときに気が向いたら買う程度。筑紫哲也さん(「NEWS23」キャスター)や佐高信さん(評論家)、石坂啓さん(漫画家)らが編集委員をつとめています。

 今日都庁に行く仕事があって、立ち寄った書店で手にした『週刊金曜日』(第557号 2005.5.20 定価500円)を、少し読んでから迷わず買いました。吉永小百合インタビュー「いまなぜ平和を語るのか」のタイトルを見て。

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2005.05.16

「通販生活」をみなさんに 暮らしの流儀を考えるものとして 

 季刊で出版されている「通販生活」(カタログハウス)って、知ってますか。

 「通販生活」 ■買い物のページ  ■暮しのページ

 私、書籍はあまり読みませんが、雑誌はいろいろ乱読します。でも、「通販生活」はなかなか手にできません。基本が定期購読の雑誌で、私が定期購読していないからです。

 でも、私の使う最寄り駅からの行き来に寄るコンビニ「セブンイレブン」に発売直後、数冊入ります。運とタイミングがいいと買えます。あったら買います! なぜかって? 商品を買う判断材料としてではないです。

 昨日15日、買いました。2005年夏号を。コンビニの店員に「何日に入ったんですか?」と聞いたら確か12日と返ってきて、まずまずのフレッシュ感を得たのです。値段は180円。安いです。

 雑誌の大半が通販の商品紹介かというと、そうでもないんです。社会派なんです。雑誌自体のサブタイトルが「暮らしの道具と暮らしの流儀を考える」ですから。かっこいいです。何がかっこいいって?

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2005.05.11

コミック「夕凪の街 桜の国」で第9回手塚治虫文化賞新生賞

 昨年10月に発売され、あるブログの記事をきっかけに手にして読んだコミック「夕凪の街 桜の国」(著こうの史代 双葉社 840円)。このブログで数度触れてきました。

 最終ノミネート作品に残っているということを知って、結果を気にしていた「第9回手塚治虫文化賞」の選考結果(下線部クリック)が5月10日付の朝日新聞朝刊で発表されました。

 大賞の受賞はならなかったものの、こうの史代さんは「原爆の悲劇を戦後の日常の中に静かに描き出した清新な表現に対して」新生賞を見事に受賞しました。web上には詳しくは載っていません(5月11日現在)が、紙面に大きく掲載されていますので、朝日新聞を購読されている方はぜひご確認ください。

 私、この8月に昨年に続いて7回目になる広島行きが決まりました。このコミックの書評はあらためて私なりに書いてみたいと思っています。何度も読んで、まわりに知らせながら、この作品の等身大の響きと奥の深さに気づかされています。

●「第9回手塚治虫文化賞」決まる、マンガ大賞は『PLUTO』(2005/5/10asahi.com)

 こうの史代さん本人も書き込む、こうの史代ファンページ掲示板に読者のお祝いのメッセージが続いています。

【ブログ内関連記事】

4月9日朝日新聞夕刊に書籍広告 -「夕凪の街 桜の国」(2005/4/10)

文化庁メディア芸術祭が2月25日から(2005/2/10)

また「夕凪の街 桜の国」が中国新聞で(2005/1/28)

「夕凪の街 桜の国」 こうの史代ファンページ掲示板を読んで(2005/1/21)

2004年をふりかえって、ありがとう(2004/12/30)

「夕凪の街 桜の国」と「父と暮せば」(2004/12/18)

コミック「夕凪の街 桜の国」(2004/12/7)

コミック「夕凪の街 桜の国」(2004/11/29)

夕凪の街 桜の国(2004/11/10)

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2005.04.14

私が「SAPIO」を買ったわけ 人事考課・成果主義を問う

 昨日13日、発売されたばかりの雑誌「SAPIO」2005/4/27号(隔週発売 小学館)を買った。幅広く新聞や雑誌を読む方だが、「SAPIO」を立ち読みや図書館でなく、自分のお金で買って読んだのは数年ぶりになると思う。

 新聞に載った雑誌広告で、[人事制度]離脱企業続出! 社員のやる気を削ぎ、モラルを低下させる「成果主義」の悪弊/高橋伸夫という記載があったから、買う気になった。

 高橋伸夫氏は東京大学大学院経済学研究科教授。著書虚妄の成果主義―日本型年功制復活のススメ』(日経BP社 1680円)など、人事考課・成果主義がそもそも企業になじまないと言っている。著書などは高橋伸夫教授のホームページを参照されたい。

 「SAPIO」はそのリードで、3月18日に労務行政研究所が発表した調査結果(2005/3/18プレスリリースPDFファイル参照)で労使ともに成果主義人事制度について「問題あり」と回答したことにふれ、高橋教授のレポートに入っている。

 ちなみに、この労務行政研究所の調査結果については、朝日新聞などでも報道された。

 東京都の施策誘導で、福祉・保育職場にも人事考課・成果主義の導入がすすんできている。私も関連労組の役員としてその矛盾を強く感じている。

 私は「SAPIO」という雑誌の全体の論調とは一線どころか、かなりの距離をおくが、今号の特集「ニッポン株式会社 解体新書」は読むべきところが多い。

 一般企業にお勤めの方はもちろんだが、私からすれば、福祉・保育、医療、教育といった、最近になって人事考課・成果主義が入り始めた分野に関係するすべての人に、特にこの高橋伸夫教授のレポートをおすすめしたい。

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2005.04.12

元アイドルにすすめられて買った本

 「本を読もう」。3月までのシリーズで金八先生は何度も言っていた。最近、本を読んでいない。

 11日夜、久しぶりに本を買った。金八先生にすすめられたわけではない。買うきっかけになったのは元アイドルだ。三原じゅん子でも杉田かおるでもない。金八系ではなく、今は女優。いや、今もアイドルのはず。

 「なんてったってアイドル」「アイドルはやめられない」と言ってたから。そう、小泉今日子さんの影響で、ある本を買った。

 買ったのは、

「となり町戦争」(三崎亜記 著、集英社1400円+税)

15万部も売れているという。

きっかけは、

4月10日の読売新聞「本よみうり堂」の書評(評者・小泉今日子 女優)http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20050404bk01.htm

 この記事を見て。小泉さんは月2回、同紙で書評を書いているようだ。

 他紙でもこの本の書評や反響を読んだ記憶があるが、

 マガジン9条も開設の際、「2005年3月1日スタートしました」(3月1日)で、

***引用ここから***

 こんにちは。3月1日にスタートした『マガジン9条』です。憲法9条について、みんなで考えていこうという小さなWebサイトです。硬いことはいやだよ、って人たちに読んでもらいたいのです。『となり町戦争』という小説が話題になっています。ある日突然「公共事業としての戦争」が始まり、淡々と人が死んでいく。誰が何のために始めたのか、どのような経緯で始まったのか、結局分からないまま、ある日それは終わる。こんなことが、小説ではなく現実になる日が、もしかしたら----。 考えてみませんか。私たちと一緒に、憲法9条のことを。

***引用ここまで***

 と書いていた。その『となり町戦争』、読むのはこれからだ。

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2005.04.10

4月9日朝日新聞夕刊に書籍広告 -「夕凪の街 桜の国」

 被爆地ヒロシマを舞台に、生き残ったうしろめたさを宮沢りえさんが見事に演じた映画「父と暮せば」の再上映が3月5日から東京・岩波ホールで始まり、4月8日に幕を閉じた。昨年の上映を含めて3度観に行ったが、この映画とあわせてこだわっている作品がある。

 翌4月9日の朝日新聞夕刊のテレビ欄の裏に大きな書籍広告が掲載された。

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2005.03.10

「十八歳未満のお客様には、この雑誌の購入をご遠慮いただいております」

 私、駅の売店で毎日スポーツ新聞を買っています。だいたい日刊スポーツです。朝日新聞は購読しています。それ以外でも、駅やコンビニ、書店で新聞や雑誌を買うこと多いです。

 最近、午後は会議という日が多く、駅から駅への移動を重ねてます。で今日、駅の売店で、すごく気になったことが。どうしても気になる記事があって、毎日新聞を買ったのですが、雑誌コーナーにさされている表示が目に。

 週刊プレイボーイやアサヒ芸能を置いているところに、「十八歳未満のお客様には、この雑誌の購入をご遠慮いただいております」と。

 私、子どもの人権はすごく大事にすべきだと思ってます。でも、この表現はあまりに丁寧すぎでへりくだりすぎてやいませんか。前からされていた表示ですが、今日は言っておく!

※趣旨にそうコメントはでない、不適切と思うコメントは削除しますので、ご了承くださいね。

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2005.02.11

映画化へ コミック「夕凪の街 桜の国」

 話題のコミック「夕凪の街 桜の国」(こうの史代 双葉社)の映画化が決まったそうです。こうの史代ファンページ掲示板で知りました。

 製作はアートポート。2006年夏、公開予定だそうです。

【追記】 映画化、動き出しています。

「夕凪の街 桜の国」8月に広島ロケ 07年夏公開へ(2006/6/28)

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2005.02.10

文化庁メディア芸術祭が2月25日から

 世界43ヶ国が参加する、アート・エンターテイメント・アニメーション・マンガのフェスティバル「平成16年度(第8回)文化庁メディア芸術祭」が2月25日から3月6日まで東京都写真美術館で開催される。受賞作品展では、優秀作品が紹介され、その作品にふれることができる。

 私の注目は2月26日(土)15:00~16:00に開かれる受賞者シンポジウム「マンガ部門」。今回のマンガ部門の大賞をコミック「夕凪の街 桜の国」で受賞した、こうの史代さんが出演する。「光とともに・・・~自閉症児を抱えて~」で優秀賞をうけた戸部けいこさんらも出演。司会は里中満智子さん(メディア芸術祭マンガ部門主査)。

 時間があえば行こうと思っている。

 ※イベントパンフレットは芸術祭のホームページからPDFファイルでダウンロードできる。

 ※【追記】こうの史代ファンページ掲示板によれば、「夕凪の街 桜の国」の映画化が決まったそうです。2006年夏公開ということです。

【「夕凪の街 桜の国」ブログ内関連記事】
また「夕凪の街 桜の国」が中国新聞で(2005/1/28)
「夕凪の街 桜の国」 こうの史代ファンページ掲示板を読んで(2005/1/21)
2004年をふりかえって、ありがとう(2004/12/30)
「夕凪の街 桜の国」と「父と暮せば」(2004/12/18)
コミック「夕凪の街 桜の国」(2004/12/7)
コミック「夕凪の街 桜の国」(2004/11/29)
夕凪の街 桜の国(2004/11/10)

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2005.01.28

また「夕凪の街 桜の国」が中国新聞で

 ヒロシマで一人の女性に何が起きたか、日常の視点で描いたコミック「夕凪の街 桜の国」(こうの史代 双葉社)の反響は続いている。中国新聞は1月26日付のコラム天風録「夕凪の街 桜の国」でふたたびこのコミックを取り上げた。昨年の12月14日に「いのちと原爆と」でふれたばかりなのに。

 今日はTBSが募集してきた「あなたの涙そうそう」「金スマ(中居正広の金曜日のスマたちへ)」で放送されたらしい。「涙そうそう」という単語を検索してこのブログにアクセスする人が増えたようだ。直接は関係がないという指摘もあるかもしれないが、このコミックはたくさんの「涙そうそう」を体験を乗り越えて生んでいる。


関連「夕凪の街 桜の国」 こうの史代ファンページ掲示板を読んで(2005/1/21)

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2005.01.21

「夕凪の街 桜の国」 こうの史代ファンページ掲示板を読んで

 昨年10月に単行本化されたコミック「夕凪の街 桜の国」(こうの史代 双葉社)に何度も涙を流したあと、その反響の大きさには驚かないできた。もっと騒がれてもいいとさえ思っている。「はだしのゲン」とはタイプの違う、静かな少しずつ少しずつ積もるせつなさと悲しみ、そしていのちの尊さ。核兵器と戦争、いのちとくらしを、日常の視点で問われる展開に感動を重ねてきた。

 その読み手に伝わるせつなさとあたたかさ、著者・こうの史代さんのファンページ掲示板を拝見して、気づかされた。驚いた。

 原水爆禁止運動の分裂を乗り越えられないできたという歴史から、このコミックを「政治利用」するなという声が書き込まれて、以降の展開を心配したが、「原爆の問題は、特定の個人や団体が独占していいものではありません。だから同様に、特定の団体(に所属する個人個人)が知ろうとする権利を奪っていい筈だってないのだ」という、こうのさんのメッセージが持つ説得力に圧倒された。

 原水協通信2月号の電話取材を受けたなかで、「核兵器はよくない」とはっきり言ってしまったことを悔やみ、「夕凪の街 桜の国」のねらいを、「原爆を少しでも身近に感じて貰う事」として、核兵器の善悪を「読者がそのあと判断する事」、「わたし自身の判断もほとんどの読者と同等に雑多に扱われるべき」と言い切っている。一人ひとりを本当に大切にしている。だからこそ、被害者の数や被害の大きさ、悲惨さに焦点をあてるのではなく、一人の女性の体と心に何が起こったのかを描くことができたのだと思う。

 立場も表現も角度も違うファンの書き込みに、「しかし、皆さん本当に親切で嬉しいです。もう一回、どうも有難う」としめくくる著者。私もそこに何度も書き込んだ経験のあるファンとして、心からありがとうと返したい。

 今回の件で批判もされた原水協、その機関紙「原水協通信」1月号に、私はこの本の紹介を書かせていただいた。本当にうれしい。批判をした人も私も、原水協通信に掲載しようと思った人もみんな、「夕凪の街 桜の国」のファン、こうの史代さんのファンに変わりはないはず。さまざまなファンを引きつけるコミックと著者のこと、もっと多くの人に知らせたい。

【ブログ内関連記事】
※本の紹介「夕凪の街 桜の国」(2005/1/6)

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2005.01.06

本の紹介「夕凪の街 桜の国」

 この3ヶ月間ずっとこだわっているコミック「夕凪の街 桜の国」(こうの史代 双葉社)。日本原水協(原水爆禁止日本協議会)の機関紙「原水協通信」新年号(1月6日発行)でこの本の紹介をさせていただいた。

 紹介文とカラーの表紙、「原爆十周年 みんなの手で原水爆禁止世界大会を成功させましょう」という廣島準備会の看板が立つ街頭募金の様子がみえる8ページ、皆実が8月6日を思い浮かべて「ごめんなさい」としあわせを拒む23ページを掲載。

***
◇本の紹介 「夕凪の街 桜の国」(こうの史代・著)

発行=双葉社 A5判103ページ 定価800円(税抜)

 原爆投下から十年、一九五五年のヒロシマを舞台に、三十代の著者が「最もか弱き者たちにとって、戦争とは、原爆とは何だったのか」を丹念に描いている。「生き残ってしまった」思いにかられる女性は、淡い恋に「うちはこの世におってもええんじゃと教えてください」と問い、「生きとってくれてありがとうな」と心が結ばれる。しかし、原爆症が襲いかかり・・・。

 当時の街や人の姿、文化、言葉が細かく描写され、第一回を迎える原水爆禁止世界大会の告知ビラや「世界大会を成功させましょう」という街頭募金の様子も登場する。
昨年十月に単行本として発売され、多くの新聞や雑誌の書評だけでなくネット上でも反響が広がり、日常の視点での想像力と多くの涙が生まれている。

 半世紀をつなぐ短編三作の構成で、中学生にも読めるコミック。被爆六十年を迎え、一人でも多くの人、特に若い世代におすすめしたい。身構えのいらない傑作!

 ※第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞

【以上、「原水協通信」新年号より(2005年1月6日発行 日本原水協)】


「原水協通信」は毎月1回発行、年間購読料2640円
原水協通信についてのお問い合わせは日本原水協(原水爆禁止日本協議会)

 同号には、広島市長、長崎市長の新春のメッセージと、「原水爆反対!命を平和を未来を奪わないで!!!」と書いた色紙を手に写った女優で歌手の上戸彩さんのインタビューなども掲載されています。おすすめです。

 「夕凪の街 桜の国」については、下記の過去の記事でもふれてきました。

2004年をふりかえって、ありがとう(2004/12/30)
「夕凪の街 桜の国」と「父と暮せば」(2004/12/18)
コミック「夕凪の街 桜の国」(2004/12/7)
コミック「夕凪の街 桜の国」(2004/11/29)
夕凪の街 桜の国(2004/11/10)

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2005.01.04

週刊「少年マガジン」 ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?

 今日4日発売の週刊「少年マガジン」(講談社 第6号・1月26日号)を買いました。元アメリカ海兵隊のアレン・ネルソンさんの体験を描いた「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」(三枝義浩)を読みたくて。今号の前編と12日発売号の後編の107ページ読みきり緊急ドキュメンタリー企画。

 この企画については、12月29日のこのブログの2つの記事、
 「少年マガジン」に元海兵隊体験記1「少年マガジン」に元海兵隊体験記2
 に詳しく書いたつもりです。

 ネルソンさんの視点で、海兵隊への入隊の経緯、ベトナム戦争の最前線の惨状が描かれています。イラク戦争の大義が崩れたなか、戦争そのものの大義、人間のいのちと戦争に焦点があたっている。今朝読んで、そんな印象を持ちました。

 次号の後編では、アレン・ネルソンさんのインタビューも掲載されるそうです。ベトナム戦争についてのわかりやすいQ&Aもあり、小学校高学年から読めるものになっています。

 殺されるのも、殺すのも、人間。イラク戦争や自衛隊派兵についての報道が極端に減っているなか、戦争の真実に迫った作品をぜひ手に。後編にも期待!

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2004.12.29

「少年マガジン」に元海兵隊体験記2

 週刊「少年マガジン」(講談社)に元アメリカ海兵隊員のアレン・ネルソンさんの体験が描かれる。年明け1月4日発売の第6号と12日発売の第7号に、前編と後編で掲載される。

 タイトルは「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」。

 少年マガジンのwebサイトは以下のように予告している。
***
 軍隊では敵のどこを狙って撃つように教えられるのか。殺した敵の死体はどうするのか。元アメリカ軍海兵隊員であるアレン・ネルソンさんがその実態を語る。ネルソンさんはこう言った。「私の本を読んで、戦争に行きたいと思う人は一人もいないはずだ」。いまや日本人にも他人事と言えない戦争とはどういうものなのか! 衝撃のドキュメントコミックが、キミに問う!!
***

 私は、一度だけアレン・ネルソンさんの講演を聞いたことがある。ベトナム戦争を最前線でたたかった彼に、撃つ側、攻撃する側もまた人間であることを教えられた。イラク戦争では、イラクの民間人が推定で10万人以上犠牲になり、米兵の死者数も1300人をこえた。「無事」だった帰還兵にも少なくない割合で精神障害などの症状がみられるという。ここにこそ、伝えられていない戦争の姿、真実・ドキュメントがあるのだと思う。

 イラクは戦闘状況にある。平和憲法を持ちながらイラク戦争を支持し、自衛隊を送りつづけているなかで、私たちは新しい年、戦後60年目を迎える。

 週刊「少年マガジン」は240円。ジュース2本分の値段で買えるこの漫画は、特に若い世代に何を伝え、何を問うのか、大きな期待を寄せたい。内容がよければ、編集部に私の感想を届けようと思っている。

 体験記は、
「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」-ベトナム帰還兵が語る「ほんとうの戦争」
(アレン・ネルソン 講談社 ISBN: 4062119048 1350円 2003.8)
として出版されている。

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「少年マガジン」に元海兵隊体験記1

 週刊「少年マガジン」(講談社)の1月4日発売号(第6号)・12日発売号(第7号)に漫画家・三枝義浩さんが、ベトナム戦争をアメリカ海兵隊員としてたたかったアレン・ネルソンさんの体験を描きます。
 
 「少年マガジン」と三枝義浩さん、戦争の傷跡を考えるときに、コミック「汚れた弾丸 アフガニスタンで起こったこと」(三枝義浩 講談社)にふれないわけにはいきません。

 2003年11月12日発売の少年マガジンに掲載された「汚れた弾丸」が大きな反響をうけ、2004年1月に単行本化されました。モデルは劣化ウラン弾被害を追うフォトジャーナリストの森住卓(もりずみたかし)さん。

「汚れた弾丸 アフガニスタンで起こったこと」(三枝義浩 講談社 540円 2004.1)

~講談社 マガジンKC情報より~
 20年以上にわたる内戦・飢餓・伝染病‥‥、あらゆる困難に見舞われ苦しむアフガニスタンで18年もの間、医療活動を続けてきた日本人医師がいた。彼の名前は中村哲。命を救うため闘い続ける中村氏が見たアフガンの真実『アフガニスタンで起こったこと』。
 1991年の湾岸戦争で米軍が使用した劣化ウラン弾。この兵器使用の裏でイラクの子供たちに広がる恐ろしい被害。 マスコミが報道することのない劣化ウラン弾による被害を写真家・森住 卓氏が赤裸々に写しだす『汚れた弾丸』の二編を収録。
 定価:540 円(税込) ISBN4-06-334831-8 2004年1月発売

森住卓ホームページ

【毎日新聞】
劣化ウラン弾:テーマの少年漫画に反響 単行本化決まる(2003/12/12 毎日新聞)

 米軍がアフガニスタンやイラクで使用したとされる劣化ウラン弾をテーマとし、週刊少年マガジン(11月12日発売)に掲載された読み切り漫画「汚れた弾丸 劣化ウラン弾に苦しむイラクの人々」に読者からの反響が相次ぎ、出版元の講談社は来月中旬に単行本化して発売することを決めた。「劣化ウラン弾の恐ろしさを初めて知った」など電子メールなどで600件を超える感想が編集部に届いたという。漫画が、アフガンやイラク問題への関心を呼び起こした。

 同誌は5月、アフガンで医療支援に取り組む医師のルポを掲載。「次はイラクを取り上げよう」との声が編集部で上がり、医師のルポも担当した漫画家の三枝義浩さんの執筆による60ページの読み切り漫画が実現した。

 主人公は、同弾問題を追っているフォトジャーナリストの森住卓さん。森住さんが出会ったイラクの戦争被害者のことや、人体に影響を与える同弾の恐怖などを描いた。

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2004.12.18

「夕凪の街 桜の国」と「父と暮せば」

 12月17日、コミック「夕凪の街 桜の国」(こうの史代 双葉社)文化庁メディア芸術祭のマンガ部門大賞受賞が発表された。こうの史代ファンページというホームページで知った。
 「文化庁メディア芸術祭について」をみると、マンガ部門の審査委員会は、里中満智子(マンガ家)、木村忠夫(日本漫画学院学院長)、 黒鉄ヒロシ(マンガ家)、竹宮惠子(マンガ家)、ちばてつや(マンガ家)で構成。

 この日17日で、映画「父と暮せば」の東京・岩波ホールでの上映が終わった。「中国新聞・天風録 いのちと原爆と」(2004/12/14朝刊)は、短いコラムでこの映画とコミックに想像力を結んでいる。

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2004.12.07

コミック「夕凪の街 桜の国」

 昨日12月6日に発売された月刊誌「ダ・ヴィンチ」(発行:メディアファクトリー)2005年1月号。表紙は女優の上戸彩。「今月の絶対はずさない!プラチナ本」はコミック「夕凪の街 桜の国」(こうの史代・双葉社 840円)。この作品についてブログでもふれてきたが、評判は日々高まっている。「ダ・ヴィンチ」同号のなかの「呉智英のマンガ狂につける薬 第120回」でも、全身全霊でとりくんだピアニッシモの傑作として取り上げられている。

以下、「夕凪の街 桜の国」の掲載記事を紹介したい。

・中國新聞(2004年10月24日朝刊)
・読売新聞(2004年10月27日夕刊)
・広島平和記念資料館メルマガ第16号「読んでみたいこの一冊」(2004/11/1)
・北海道新聞(2004年11月12日夕刊)
・asahi.com 2004/10/29松尾慈子の漫画偏愛主義
・サンデー毎日(2004年11月28日号)
・朝日新聞(2004年11月28日朝刊)
・「ダ・ヴィンチ」2005年1月号「今月のプラチナ本」

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2004.12.01

「夕凪の街 桜の国」追加

 おととい11月29日の記事「夕凪の街 桜の国」のなかに、朝日新聞2004年11月28日に掲載された「カジュアル読書(コミック教養講座)」と、このコミック「夕凪の街 桜の国」を「読んでみたいこの一冊」で紹介した「広島平和記念資料館メルマガ」第16号(2004/11/1)を加えました。このコミック、好評で重版されたそうです。

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2004.11.29

コミック「夕凪の街 桜の国」

 この国が何を誇りにすすんでいくのかという論議をしていくべきときに、三位一体改革、イラク派兵期限の1年延長、定率減税の廃止など、大きなことがあっという間に決められようとしている。

 おととい、ジャーナリストの大谷昭宏さんの講演を聞く機会があった。大谷さんは、59年間、この国が戦争で他国の人を殺さないできたこと、世界一の長寿国になったことをあげて、いい国なのかどうかの基準は、いのちをどれだけ大切にしているかということ以外にあるのか、なぜその基本になっている憲法を変えようとするのかと問いかけた。

 ここで私は、憲法観、社会観をこえて、ひとつの本をおすすめしたい。平和なはずのこの国で子どもが被害者になる事件があとをたたないなか、いのちが、生きることがどれだけ大切なんだろうということを等身大で考えさせてくれたのは、コミック「夕凪の街 桜の国」(こうの史代 双葉社 2004年10月発行)。ふだん漫画を読まない私がこのコミックを手に取ったのは、A Confucian Confusionというブログがきっかけ。このコミックについて私の知る限り、ネット上で反響が広がり、絶賛の風がふいている。

 メディアでも取り上げられている。さまざまな立場をこえて、一人でも多くの人に読んでもらいたい。

・中國新聞(2004年10月24日朝刊)
・読売新聞(2004年10月27日夕刊)
・asahi.com 2004/10/29松尾慈子の漫画偏愛主義
・サンデー毎日(2004年11月28日号)
・朝日新聞(2004年11月28日朝刊)
・広島平和記念資料館メルマガ第16号「読んでみたいこの一冊」(2004/11/1)

 私の手元にあるのは上記の記事。桜色の表紙と流れる涙にまた、大切なことを想う。そんな一冊。

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2004.11.11

保育を楽しむな!汗を流せと言われて

 今日は、東京都議会の厚生委員会を傍聴。
 私立保育園への都の補助金が削減されて、運営は厳しくなってきている。仕事の密度も濃くなっていて、保育士が保育を楽しむということができなくなっていると、ある都議が指摘した。

 福祉保健局の総務部長は、
 保育士が楽しめなくなったという表現があったが、楽しんでというのは遺憾。大いに汗を流してやっていただきたい。という内容の答弁。

 子どもの喜びや表情、成長。瞬間的にまた継続的に起こる変化を楽しみながら、苦労と経験を積み上げていく仕事に対して、補助金を削っておいて、楽しむな!汗を流せとは。。。


 今月は、緊張感の高い仕事が続き、勤務時間も長く、精神的に疲れている。台風のなかを一人でボロボロの傘をさしてすすんでいる感じさえ。励ましを求めて、都庁の本屋に立ち寄った。「金八語録3」(小山内美江子・角川書店 2002年3月発行)を買った。2001年10月から翌年3月まで放送された前回の「3年B組金八先生」の金八語録を掲載している。
 
「どんな状況の中でも、自分の頭で考え自分から動き、活路を切り開いていける子を今こそ育て上げる時代だとは思わないか」

 美紀の父親がリストラを苦に自殺を図ったことを知り、そんな不況が続く厳しい時代だからこそ、強い子供たちを育てることが大切だとした台詞。これが印象に残った。丁寧な子育て支援と教育が求められていると思うから。「金八語録」で、ちょっと元気になれた。

 金八先生は、勤務評価を気にし、生徒のことより保身を優先しがちになる査定制度を憂い、
「教師が切磋琢磨せずして何が人材育成ですか」と訴え、
 校長の勤務査定を気にする同僚には、
「教師が我が身可愛さで心を干からびさせてどうするのですか」と投げかけている。

 楽しみながら人を育て、成長に涙が流れる。楽しみだから、責任を背負って汗を流す。私は保育園での経験は実習の1ヶ月しかないが、教師・保育士の仕事は、そんな仕事であってほしいと思っている。汗だけ流す仕事ではないはず。

 語録から、もう1つだけ。
 イラク・ファルージャでの総攻撃が続いているが、
「たったの三十人が理解し合おうとしなければ、世界に戦争はなくならないだろう」
という言葉が響く。

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2004.11.10

夕凪の街 桜の国

 トラックバックをつけていただいた方のブログをのぞくと「夕凪の街 桜の国」(こうの史代 双葉社 840円)という漫画にふれていた。数年ぶりに買ったマンガに、つつみこまれた。

 昭和30年を舞台にした広島から始まるストーリーに、胸を打たれた。反戦・反核を押しつけることのない展開。この本に対する私の思いは近日中につづりたいと思っている。

 asahi.comの松尾慈子の漫画偏愛主義(2004/10/29)で、先にこの本を紹介させていただく。

 いま、この本をできるだけ多くの人にすすめている。今日立ち寄った本屋には3冊あった。私なりの詳細の紹介は後日ということで。

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